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サロンコンセプトの基本的な考え方は?ビジネスに欠かせない柱

  • UPDATE:2023.10.02.Mon |
  • ENTRY:2022.01.27.Thu

ヘアサロンやアイラッシュサロンのように国家資格である美容師免許を持っていないと開業できないサロンもありますが、それら以外の美容サロンは比較的開業は容易であることが特徴です。

しかし、開業がしやすいことから競合が多いため、オープンしてから1年以内での廃業率は6割、3年以内では9割近いサロンが潰れていると言われています。

サロン運営を失敗してしまう大きな理由は、開業前にコンセプトが明確ではないことが挙げられるでしょう。

この記事では、サロンコンセプトを決める重要性や決め方について解説します。

CINGROUPでは、これまで2,000店舗を超える美容サロンに対してコンサルティングを行い、多くのサロンを成功に導いてきた実績がありますので、是非参考にしてください

コンセプトと理念の違い

理念とは

経営理念、企業理念といった言葉は、ビジネス社会では良く耳にするはずです。理念を簡単に説明すると、ある物事に対して「こうあるべきだという根本的な考え」と言えるでしょう。

美容サロンで言えば、”温もりを通して、美・健康・ふれあいを与える”のように、一言でサロンのテーマや考えをホームページやサロン情報に掲載している店舗を見かけたことはないでしょうか。

つまりサロンの理念は、どのような目的を持って運営しているのかを一言で表現しているとも言えます。

理念が曖昧だと、サロンの目指す方向性がぶれてしまい、どのようなメニューにしたら良いのか、どのような内装・外装にしたら良いのかといったコンセプトがはっきりしないのです。

コンセプトとは

サロンナレッジでも、「コンセプトは大事」だと何度も言っていますが、はっきりと理解していない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

コンセプトとは、理念(目的)達成するためのテーマ、方法や手段と言い換えることができます。

そのため、コンセプトは店舗作りの地図となり、経営方針の設計、つまり戦略を決めることにもなるのです。

参考:コンセプトと理念の違い

コンセプトが大切な理由

サロンの軸になる

コンセプトを明確に決めることができれば、サロン運営の軸となり、どのように経営をしていくのか、お客様にはどのようなサービスを提供するのかがはっきりとします。

開業前の段階で、コンセプトが決まっていない、あるいは漠然とした状況のまま準備をしてしまうと、あなたのサロンの存在意義が曖昧になってしまうのです。

面接で「なぜあなたは弊社を希望するのですか?」という質問が当たり前にされるように、「なぜ開業するのか。」に焦点を当て、あなたのサロンの目的を深く考えてみましょう。

従業員からの信頼を得る

従業員からの支持を集めるためにもコンセプトは非常に重要な役割を果たします

スタッフの募集を出す時に、経営者としてどのような人材が欲しいかが決まっているように、従業員もサロンの一貫したコンセプトを求めているのです。

サロンが目指すものを従業員と共有することで、「このお店だから働きたい。」「一緒に頑張りたい。」と信頼を獲得することができ、働くモチベーションにも繋がります。

リピーターを獲得しやすい

従業員の方が「このお店だから働きたい。」と思うのと同じように、「このサロンだから通いたい」と思っていただければ、リピートしてくれるお客様も多くなります

リピーターが増えるということは、メニューが顧客ニーズとマッチしていたり、狙いたいターゲットを上手く集客できている証明です。

コンセプトを上手く伝えることで、長期的に通ってもらえるようになり、経営の安定化にも大きく影響します。

競合との差別化がはかれる

冒頭でも述べたように、美容業界は非常に競合が多く生き残ることも大変な世界です。

競合がひしめく中で成功を手にするために重要なことは、他店との差別化なのは経営者なら理解できるでしょう。

お客様が情報を簡単に手に入れることができる時代だからこそ、あなたのサロンのこだわり、ウリ、存在意義といった独自の価値が必要となります。

他店との違いをお客様に伝えることができなければ、価格面だけで勝負しなければいけません。

価格勝負ではなく、考え方に共感してくれるお客様に来店してもらうためには、コンセプトの有無が大きく影響してしまうのです。

サロンコンセプトの考え方

ターゲット層を決める

コンセプトを具体化、明確化させるためには、どのようなお客様に来店して欲しいのかが重要です。

「どんな方でも歓迎!」といったターゲットを絞っていない表現は、あなたのサロンの強みやウリを伝えていないことと一緒です。

一見来店しやすく感じてしまうのですが、美容サロンに行くお客様のほとんどは何か悩みや目的があります。

「誰でもおすすめの人気メニュー!」という表現よりは、「3.40代でむくみが気になり始めた方におすすめのメニュー」の方が、その記載に当てはまる方が来店したいと思うはずです。

すべての人に向けるのではなく、サロンの得意な施術、ウリや魅力は本当に求めているお客様に届けることが重要です。

ペルソナを決める

ターゲットを決める時のコツは、ペルソナを決める事です。ペルソナ設定とも言われますね。

  • 性別、年代
  • 収入や仕事
  • ライフスタイル、趣味、価値観
  • 来店目的

上記の項目を参考に、ターゲット層となる具体的な人物像をイメージしてみましょう。

・20〜30代の女性
・年収は400万円前後
・事務員
・仕事が忙しいけど、おしゃれもしたい
・仕事終わりでもいけるサロンが良い

ネイルサロンで、例えば上のようなお客様をターゲットとして考えてみると…。

・価格帯は5000〜8000円程度がちょうどいい。
・仕事終わりにも行けるようにオフィス街から近くに出店しないと。
・営業時間は長めの方が来店しやすいだろうな。
・おしゃれに敏感な世代だからトレンドを盛り込んだ方が良いかな?
・あまり派手なデザインは選べないだろう。

といったように具体的にサービスをイメージすることができます。

ペルソナ設定の際には、自分が設定した人物像を客観的に、ストーリーを立てて考えてみると良いでしょう。

具体的なコンセプトにする

顧客ターゲットを具体的に考えるように、コンセプトも具体化させることが重要です。

漠然としたコンセプトだと他店との差別化ができずに、数多く存在する美容サロンに埋もれてしまいます。

具体的なコンセプトにすることで、顧客ターゲット、売上、内外装、メニューやコースなどを考える際に軸がしっかりしていることで、迷わずに作り上げることができるでしょう。

サロンコンセプト作成の流れ

来店してほしい人物像をイメージをする

まず、来店してほしい人物像をイメージしましょう。

・年齢、性別
・職業、収入
・ライフスタイル、趣味
・価値観、好み、性格

細かく設定すればするほど、店舗作りに関するインテリアなどの内装、メニューやコース、料金設定をスムーズに決める事ができます。

例えば、40代以上の資金にも時間にも余裕のある女性をターゲットにしたエステサロンならば、内装やサービスは非日常を味わえるような空間作りであったり、年を重ねるごとに感じる肌や体のメンテナンスを重視したメニューが重要となるでしょう。

反対に、学生や20代の働きざかりの世代がターゲットのネイルサロンならば、仕事帰りに利用できるように営業時間を長くしたり、おしゃれさやトレンドを取り入れたデザインであったり、カジュアルな内装にした方が向いています。

ペルソナ設定をすることで、認知してもらうための施策、集客方法が明確になるでしょう。

来店してほしい人の悩みを深掘りする

人物像を考えたら、次に、来店してほしい人はどんな悩みを抱えているかを深掘りします。

来店してほしい人の悩みを深掘りすることによって、より高いお客様の満足度の評価を得られるでしょう。

例えば、40代以上の女性をターゲットにしたエステサロンならば、年を重ねるごとに感じる肌や体の不調を改善できるようなメニューがあると喜ばれます。

反対に、学生や20代の働きざかりの世代がターゲットのネイルサロンならば、仕事帰りに利用したいけど営業時間が合わない、もっとおしゃれになりたいといった悩みを解決できるサロンが向いています。

コンセプトの決定

来店してほしい人の悩みの深掘りが終わったら、自然とコンセプトがはっきりとしているはずです。

・お客様にはどのような体験をしてもらうことが目的なのか
・どのようなメニュー、プランを作るべきなのか
・価格帯はどの程度にするべきなのか
・内外装はどのようなデザインにするのか
・接客スタイルやオリジナルのサービスはどのようにするのか
・集客方法は、SNS、ホームページ、集客媒体を使うのか

上記のようなことをスムーズに決めることができるでしょう。

例えば、50代以降の世代を狙い、日々の疲れを癒してもらうことが目的のエステサロンならば、完全個室であったり、ドリンクを自由に選べるサービスにするなど、コンセプトに沿ったサービスを意識することで顧客の満足度は自然と向上します。

まとめ

この記事では、美容サロンのコンセプトの重要性や考え方について解説しました。

開業しやすい分、コンセプトを深く考えずに開業してしまう方が多く、経営方針が定まらないことから他店との差別化ができずに、集客に苦戦しているサロンオーナー様が多くいらっしゃいます。

CINGROUPでは、集客のための効果的な広告の運用方法や、サロン運営に関するアドバイスを行っております。

これから美容サロンの開業を検討されている方で、集客や経営に不安を抱えている方は、お気軽に下記お問い合わせフォームからご連絡ください。

 

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