開業予定の方や、店舗を増やす際には施術用のベッドが必要となりますよね。
この記事では、エステベッドを探しているエステ経営者の方々のために、
- 各施術でのエステベッドの種類の違い
- エステティシャンのベッドの選び方
- 必要なベッドの数は?
といったエステサロン経営者が抱く疑問について解説していきます。CINグループでは、1,000店舗以上の美容サロンの経営に携わっておりますので、ぜひ参考にしていただけらと思います。
目次
各施術におすすめなエステベッドの種類を紹介
まつ毛サロン/ネイルサロン
まつげサロンやネイルサロンは、フェイシャルタイプのベッドがおすすめです。
これらのサロンの場合は、お客様と対面での施術ですので、一人がけでリクライニング形式のソファータイプものを購入すると良いでしょう。
お客様にとっては施術中はあまり動くことができないため、できるだけ座り心地にはこだわって選ぶことが大切です。
座りごこち以外では、アームレストやヘッドレストがついたものもおすすめです。
ボディの施術
エステ、アロマ、リラクゼーションサロンのようにボディーの施術がメインを占めるサロンは、フラットタイプのものを選びましょう。
床にマットレスを敷きお客様に横になってもらうことでも施術は可能ですが、施術者はエステベッドがあった方が力を入りやすく腰も痛めにくいです。
お客様がうつ伏せになることが多いようでしたら、顔部分が空いた有孔タイプのベッドを選ぶことで、呼吸がしやすくなります。
整体の場合は力を入れて施術することが多くなりますので、安定感や耐久性も考慮した上で選ぶことが大切です。
出張マッサージ
ボディー系の出張マッサージの場合は、おりたたみ可能なベッドを購入しましょう。
主張の場合は車での移動がメインとなるので、できるだけコンパクトに収まるものを用意することで余計なスペースを奪うことなく収納できます。
ただし、ある程度体重がある方でも大丈夫な作りになっているか、安定性や耐久性も確認してから購入することが重要です。
強度で選ぶなら
強めのマッサージを行う場合は、ベッドの強度についてしっかり確認しておきましょう。
ベッドの強度や安定性の基準となるものは、以下を参考にしてください。
【強度】
・天板のハリの本数
・ベッドの形状
【安定性】
・脚部の形状
・脚部の配置
強度の面では、ベッドの天板部分に何本のスチールハリで強化されているかを見てみましょう。何本以上なら安全といった基準はありませんが、しっかりと全体を支えられるくらいの本数、太さなら問題ありません。
ベッドの形状は、タフロ型や、脚部とフレームが一体型になっているものは強度が高いです。
また、H型脚部のものや、外客構造のベッドを選ぶことで揺れを抑えることができます。
メーカーのカタログや商品ページでも、強度の目安が表示されていることが多いので、購入前に確認してみましょう。
エステティシャンエステベッドの選び方
エステベッドの幅で選ぶ
ベッド幅の基準 | 施術の目的 |
---|---|
50-60cm | カイロプラクティック、整体 |
60-65cm | 診察 |
60-70cm | 鍼灸治療、マッサージ系 |
70-80cm | エステ |
80cm以上 | 体が大きい人用 |
施術ベッドの幅は、施術のしやすさと、お客様の快適性にも大きく影響します。
幅が狭い施術用のベッドは、お客様との距離が近くなり力を入れやすくなるため、整体やカイロプラクティック、マッサージ系の施術に適しています。
一方で、エステ利用の場合は、施術者が力を使うことも少ないですし、お客様にリラックスしてもらうことが目的ですので幅が広めのものが好まれます。
80cm以上のベッドは、幅が広いベッドに分類されます。体の大きな方を施術する場合に用意しておくと良いかもしれませんが、標準体型のお客様だと距離が広くなってしまうため施術しにくくなってしまうのが難点です。
エステベッドの高さで選ぶ
一般的には、ベッドの高さの表記の際には、脚部のみではなくマット部分も含まれています。単純にベッドの高さだけではなく、お客様が横になった状態での高さをイメージしてみましょう。
施術の種類や、施術者の体格にあった高さのベッドを選ぶことで、なるべく疲れをためることのなく快適に施術を続けることができます。
しかし、お客様の体型は一定ではありませんし、施術者の身長もバラバラのため、常にベストポジションを保つことはできません。
施術者・お客様の体型、ベッドの高さに関係なく、ベストポジションで施術をするためには、高さを自由に変更できる電動昇降ベッドがおすすめです。
価格が少し高くなってしまいますが、非常に楽になりますので電動の昇降ベッドも検討してみると良いでしょう。
お客様の快適さで選ぶ
リラックスできるベッドを導入することは、少なからず顧客満足度にも直結します。
- アームレスト付きのもの
- 低反発タイプのもの
- リクライニング機能付きのもの
特に、ネイルサロンやまつエクサロンなどはリクライニングタイプで、アームレストがついているものが良いでしょう。イメージしやすいのはマッサージチェアでしょうか。
実際に、マッサージチェアを施術ベッドとして利用しているところもありますが、数を増やすほどお金がかかります。
マッサージ機能はなくても大丈夫なので、アームレストやレッグレストがあるとお客様の快適性はぐっと高くなるでしょう。
エステベッドの色で選ぶ
エステベッドは、一般的に施術部屋の中心に配置されるため、施術空間の決め手となります。
- 白|清潔感がある、リラックス効果
- 茶色|緊張を緩和する効果がある
- 緑|安心感を与えられる、ストレス軽減
上記のように、色は施術の効果にも関わってくる要素です。すでにあるインテリア、店舗のコンセプトに調和するような色を選びましょう。
反対に赤や黄色は、攻撃的、注意喚起を促す色だとされており、お客様にリラックスしてもらうエステサロンとは合わない色だとされています。
絶対に使用しない方が良いとまではいきませんが、施術室のメインとなるエステベッドはあまり使わない方が良いと言えるかもしれません。
参考:エステベッド
最適なエステベッドの個数は?
店舗の広さで決める
最適なベッドの数は、店舗の広さとスタッフの数によって決まります。店舗が小さいのにも関わらず、ベッドの数を増やしてしまうと圧迫感が強くなります。
店舗が小さく、今のベッド数のままではお客様をさばききれないといった状況なら、店舗拡大のタイミングも検討しましょう。
お客様の回転率で決める
十分な店舗の広さを確保できているならば、お客さんの来店数や、回転率から用意するべきベッド数を決めると良いです。
お客様の数が少ないのに、ベッドを多く置いても、使われない日が多く無駄になってしまいます。
多い方がお客様が突然来た時に便利かもしれないといった気持ちがわかりますが、新規の来店数とリピーターの数を分析してからベッドを増やすことが大切です。
まとめ
この記事では、エステ用の施術ベッドの選び方について解説しました。施術の目的や、お客様の快適性を重視するかどうかによっても選ぶベッドは変わります。
ベッド数を増やすかどうかを検討されている方は、増やすことで客数を効率的に増やすことができるのかを、新規見込み客とリピーターの数から割り出すと良いでしょう。
リピーターが増えれば、ベッド数を増やすことで効率的に施術ができ、より利益を増やすことができます。
CINグループでは、ホットペッパービューティーなどを活用しながら、顧客データ分析を行うことで集客の最大化を実現します。実際に店舗の経営の状態を確認、ヒアリングした上でオーナー様の夢を叶えるために必要なことをご提案させていただきます。
少しでも、エステサロンの経営でお困りの方は、お気軽に弊社までお問い合わせください。
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