お客様に癒しを提供するリラクゼーションサロンは、スポーツをされている方だけでなく、仕事で疲れを感じている人など多くの方からのニーズも高まっています。
そこで、今回はリラクゼーションサロンで独立・開業を目指している方に向けて、
- リラクゼーションサロンの種類や特徴
- 開業時に必要な資金や資格
- スタッフの採用や集客の方法
などについてわかりやすく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
リラクゼーションサロンの種類・特徴
リラクゼーションでの開業とは言っても、様々な種類の施術法があります。ここでは、一般的なリラクゼーションサロンの種類や特徴を簡単に紹介します。
もみほぐし(マッサージ)
リラクゼーションサロンで最も多い業種は揉みほぐし系のサロンです。多くの方の認識では、マッサージと捉えられているでしょう。
ここでは、深く解説はしませんが、業界ではマッサージという言葉は医療行為として捉えられるため、開業に資格が必要のないリラクゼーションサロンはマッサージという言葉を使用できません。
そのため、多くの方が疲れを癒すために、マッサージを受けたいと思った時に利用するのが揉みほぐし系のリラクゼーションサロンとなります。
資格が必要なマッサージの開業については、下記の記事で紹介していますので参考にしてください。
アロマテラピー
アロマテラピーとは、植物や花などから抽出したエッセンシャルオイルを使うことで、リラックス効果を高めストレス緩和や疲労回復を目的とした施術です。
揉みほぐし系のサロンと同じように、コリの解消を目的としたサロンもありますが、脚やせ効果や小顔効果など美容に特化しているサロンが多いです。
リンパマッサージ
リンパの役割の1つに免疫機能、2つ目に体内の老廃物を排出する機能があります。リンパマッサージは、リンパを適切に刺激することで排出機能を高め、むくみや肥満の原因を取り除くことが目的とされています。
アロマテラピーと相乗効果が高いため、アロマとリンパの組み合わせをウリにしているサロンも多く、開業前に両方の知識をつけるために勉強される方も多いです。
足つぼマッサージ(リフレクソロジー)
足つぼマッサージは、リラクゼーション業界ではリフレクソロジーと呼ばれることが増えてきました。
足の裏の反射区というツボのような部分を刺激することで、血行の流れを促進し、新陳代謝を活発にすることを目的としています。足や手の施術が多いですが、全身のマッサージを行うサロンもあります。
ストレッチ
ストレッチは、骨盤矯正や姿勢矯正を目的としていて、骨と筋肉の位置を本来あるべき場所に戻することで、体の調子を整える施術です。整体が一般的ではありますが、ヨガなどもストレッチの部類に入ります。
リラクゼーションサロンを開業するために必要な資格
上記でリラクゼーションサロンに分類される業種を紹介しました。それぞれの業種で開業に必要な資格はあるの?と疑問に持たれた方も多いのではないでしょうか?
説明した業種で資格を取得していなければ開業できない業種はありません。
特別な資格は必要はありませんが、民間資格を取得している方も多くいらっしゃいます。お客様から見ても、資格を取得している人とそうでない人を比べるとやはり、持っていた方が信頼度は上がるでしょう。
ちなみに、リラクゼーションサロンは保健所への届出は必要ありませんが、開業届は開業してから2ヶ月以内の提出する必要があります。
リラクゼーションサロンの開業資金
リラクゼーションサロンは、開業するために必要な国家資格はなく、開業してから1ヶ月以内に開業届を提出することで比較的簡単に開業できる業種です。
リラクゼーションの開業に必要な初期費用は、大規模な内装工事が必要がなく、施術台や最低限の道具を用意すればいい自宅サロンの場合だと、30万円程度でも開業することができます。
店舗の立地や規模にもよりますが、テナントを借りる場合は、物件取得費、内装工事や宣伝広告費などがかかるため500〜600万円はかかるでしょう。
美容サロンの他の関連開業記事はこちらを参考にしてください。
リラクゼーションサロン開業時に資金不足になった時の対処法
補助金・助成金を活用する
開業後にホームページを作成したり、スタッフの雇用条件を満たすことで、補助金や助成金を政府や自治体から受け取ることができるかもしれません。
開業資金のためというより、開業後にある程度準備が整った状態での申請となりますので、運転資金の補助にするイメージです。
助成金は以下のようなものがあります。
補助金や助成金についての最新情報は、各自治体や国のサイトから確認してください。IT補助金のように、ITツールの導入を促進するものもあれば、特定求職者開発助成金やトライアル雇用助成金のような雇用につなげることで助成金を受け取ることができる場合があります。
補助金や助成金は非常に役に立ちますので、開業準備の際に合わせて確認しておいた方が良いでしょう。
フランチャイズの本部から融資を受ける
フランチャイズでの開業の場合、本部から融資を受けることができる場合があります。
本部から直接の融資が難しい場合でも、日本政府金融公庫の融資を受ける際に、事業計画書の作成サポートや窓口の紹介といった補助を受けられるケースがあります。
開業資金の全てを本部から支援されることは決して多くはありませんが、開業前の段階で相談してみると良いでしょう。
独立開業を先延ばしにして資金を貯める
リラクゼーションサロンを開業する時に検討する融資としては、日本政府金融公庫の「新創業融資」を利用することになるでしょう。
「新創業融資」は、銀行からの融資と比べると、融資を受けやすいことで開業を希望する多くの方から利用されることが多い融資です。しかし、開業資金を全く用意しない状態で融資を受けることは難しく、少なくとも開業資金の30%程度は事前に用意しておく必要があります。
今開業したいと思っても、開業資金が足りないことには融資を受けることはできませんので、店舗での開業の場合は100〜200万円程度の資金を事前に準備しましょう。
リラクゼーションサロンの開業時のスタッフについて
スタッフの採用方法としては、大きく3通りがあります。
- 縁故採用(知り合いや紹介)
- 自社媒体(ホームページや店舗での張り紙など)
- 求人媒体
知り合いや紹介からスタッフを採用する場合のメリットは、コストがかからないことが特徴です。しかし、その人材がサロンのコンセプトに適しているとは限りませんし、知り合いとなると関係性の部分で一緒に働きづらいこともあるかもしれません。
コストがかからない方法のもう一つは、ホームページで採用募集をしたり、店舗のわかりやすいところに採用募集を出すことです。この方法は、開業に合わせて採用するには遅すぎるため、開業後に実践することになるでしょう。
こういったことから、採用には求人媒体の活用が一般的です。掲載期間や一人採用するごとに費用がかかってしまいますが、すぐに採用したい場合は求人媒体の活用をお勧めします。
リラクゼーションサロン開業時の集客方法
ホットペッパービューティー
ホットペッパービューティーは、美容室での広告がメインという印象が強いですが、実はエステやリラクゼーションサロンの掲載数の合計は美容室よりも多いです。
リラクゼーションサロンは様々な業種があり、どこに広告を掲載すれば良いか迷われている方は、美容集客媒体最大手のホットペッパービューティーに掲載すると良いでしょう。
新規集客対策はもちろん、開業前からの貸店舗を探してくれたり、担当者の方がサロン経営全般のサポートをしてくれる点などもホットペッパービューティーの魅力です。
YouTube
最近では、店内や施術の様子をYoutubeで動画を公開しているサロンも増えてきています。ビフォーアフターでの変化やお客様の感想などをわかりやすく伝えられることもあり、お店の名前を売ることだけでなく、「いつか行ってみたい」と感じてもらえるきっかりにもなります。
撮影や編集には少し知識が必要ですし、集客できるまで時間がかかってしまいますが、コストをかけずに集客したい方におすすめです。
インスタグラム
インスタグラムも無料で集客できるツールとして人気です。
日頃からお店の情報を発信することで、お店の認知を広げるだけでなく、メッセージのやりとりで予約を取ることもできるため、顧客数が少ない個人サロンのオーナー様は予約ツールとしても活用されています。
ホームページを作る余裕がない店舗でも、情報発信ツールとしてインスタグラムの活用は必須と言えるでしょう。
まとめ
この記事では、リラクゼーションサロンの種類や開業について簡単に紹介しました。
資格が必要ないことや自宅でも気軽に開業できることから、未経験の方でもリラクゼーション業界に興味を持つ方も増えてきています。
リラクゼーションサロンの開業や、経営・集客に関してわからないことや不安なことがある方はぜひ弊社までお気軽にご相談ください。
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