ホットペッパービューティーは男性からの利用率も高く、男性利用者の一回あたりの単価も年々増加しています。
さらに、近年では化粧品市場においてもメンズ市場が拡大しており、2021年は前年比+9%伸び406億円という結果です。
このように美容業界では、徐々にメンズからの需要が高まり、男性向けの集客に力を入れていきたいと考えている美容サロンも多いでしょう。この記事では、ホットペッパービューティーを活用することで、メンズ集客の効果を高めるポイントについて紹介します。
CIN GROUPでは、これまで約2,000店舗の美容サロンの経営や集客のサポートを行ってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
目次
サロン集客で”メンズ”が注目される理由
冒頭でメンズ市場が拡大していると言いましたが、その理由に美意識が高い男性が増加していることが挙げられるでしょう。
この項目では、なぜ美意識が高い男性が増えているかについて解説します。
自身の顔を見る機会の増加
2024年現在コロナ禍が落ち着いたものの、ビジネスの世界ではオンラインミーティングが浸透したことが最近の大きな変化です。
オンラインミーティングでは、自分の顔も表示されることにより「意外と老けて見えるな」と感じられる方も多くなっています。
もちろん、外出の機会が増えてきたことにより、人と会う前に身だしなみを整える機会が増えたことも大きく影響しているでしょう。
このようなことから、コロナ期間に外出できなかった反動もあり、美容にお金をかけたいと思う方も増えてきているため、メンズ業界でも美容サロンが注目されているのです。
マスク着用による肌荒れ
2020年から流行している新型コロナウイルスの蔓延によって、マスク生活を余儀なくされました。
マスクを着用している時間が長くなったことで、女性に限らず男性も肌荒れに悩む方が多いです。
特に若い世代は、周りからの外見の評価に対して敏感に反応を示すため、肌荒れがきっかけとなり美容に関心を寄せる方も増えています。
そうしたきっかけによって、より美容の専門性が高いエステサロンに通い始める方もいるでしょう。
また、必ずしも見た目だけでなく、身体の疲れを癒すためにはリラクゼーションに通っているという方も。
このように「より外見を良くしたい。」、「疲れを癒したい。」といったニーズに対する回答として、美容サロンが選ばれることは珍しくありません。
ジェンダーレス化の浸透
最近では「ジェンダーレス」や「ジェンダーフリー」という言葉が広まり、男性と女性の性差をなくそうという考え方が浸透してきました。
例を挙げると、女性の制服でもパンツスタイルがあったり、男性でも日頃から化粧やネイルをしたりするように、自分の好きな生き方を選択する方も増えています。
先に述べたように、男性向けのメンズ化粧品の売上も年々伸びており、今後も需要の高まりが想像できるでしょう。
ホットペッパーで人気のメンズサロンの種類
脱毛サロン
男性が利用している美容サロンの中で最も一般的となっているジャンルが脱毛サロンです。
株式会社リクルートライフスタイルが出している美容センサスによれば、20代の脱毛利用率は2018年で11.3%、30代は7.5%という結果がでています。
ヒゲ脱毛の需要が高いですが、アンダーヘアや全身脱毛をしている方も多いようです。
20,30代の利用率が高く、第一印象で「清潔感」を与えること、自己処理の時間の削減などが理由として挙げられます。
今後も需要は続くと想定され、メンズ脱毛の専門店の競合は多いと言えるでしょう。
フェイシャルエステ
フェイシャルエステに通う男性も徐々に増えていると言われています。通っている方の目的は、20代が「毛穴の黒ずみ・目立ち」で38.1%、30代では「シミ・ソバカス」などの悩みの解消のためにフェイシャルサロンに通っているようです。
また、フェイシャルサロンは、お客様の日常的なケアと強く関係していることから、洗顔フォームや化粧水のような美容商材の購入場所としても選ばれています。
40代の男性の店販商品の購入率は9割以上となっており、1年間では64%以上の方が1万円以上を出費しているというデータがあります。
フェイシャルサロンは、一番良く見られる顔の悩みの改善ために通われる傾向があり、商材の入所場所としても活用されていることが特徴です。
痩身サロン/リラクゼーションサロン
ボディ・ダイエットエステでは、痩身サロンやリラクゼーションなどが挙げられます。
リラクゼーションサロンは、美意識が高い方というよりも疲労回復目的で利用されやすいです。
痩身サロンは、基礎代謝を上げることで脂肪燃焼を助けることを目的とており、「美容」と「ダイエット」の組み合わせとなっています。
男性に注目してみると、筋トレなどのボディメイクをしている方が、コンテスト直前に利用して見栄えを良くするために通うという方も多いようです。
ネイルサロン
「男性でネイル!?」と驚かれる方も多いと思います。女性がするようなカラーネイルをする方もいますが、男性からの需要は甘皮処理などの「ネイルケア」です。
コロナ禍でのリモートワークによって手元が気になる方が増えたことで、爪のケアに興味が出たという方も。
さらに、爪を綺麗に整えておくことも身だしなみの一つとして浸透してきているだけでなく、Z世代の若者を中心に自己表現としてカラーネイルをしている方も増えているようです。
最初の項目でもお伝えしたように、ジェンダーレスの考えが当たり前になってくると「ネイルは女性がするもの」という考えも一般的ではなくなることも考えられるでしょう。
また、メディアに出てくる男性の芸能人でもネイルをしている方もおり、メンズトレンドの変化も大きくなっていくかもしれません。
アイブロウサロン
日常的に眉毛を整える男性も決して珍しくはありません。また、眉毛ケアは自分でやると左右非対称になってしまったり、細くなりすぎて違和感があったりなどするため、プロに任せたいという方も多いです。
清潔感を与えるだけでなく、与える第一印象がぐっと変化することから、営業職のビジネスマンからの需要も高まっています。
眉毛は髪の毛と同様に、定期的なケアが前提となるため、頻繁に通ってくれるリピート顧客の獲得によって安定した収益を実現できる可能性が高いです。
10〜20代の若い世代だけでなく、バリバリ働く30〜40代のビジネスマンからも利用されています。またアイブロウメニューは、ヘアサロンのオプションメニューの1つとしても人気が高いことが特徴です。
ホットペッパーに登録しているメンズサロンは多い
ホットペッパービューティーでエステサロンに絞り、フリーワード検索で「メンズ」と入力、渋谷エリアを選択してみると上記のような結果です。
都内の中でも渋谷エリアは、サロン数が多い場所ではありますが「メンズ」と「エステサロン」に絞っても300件以上も存在しています。
このように数あるサロンと張り合うためには、まずは同じ土俵に立った上で、選ばれる店舗作りを意識しなければいけません。
「メンズ向けサロン」だとしても他に競合店舗が多くあるということを意識して、集客対策を考えましょう。
ホットペッパーでメンズの集客を増やすポイント
男性の画像を起用する
メンズ集客で最も大切なのは、男性が写っている写真を豊富に揃えておくことです。
- 男性のスタッフ写真
- 男性客を対応している様子
- 男性が施術を受けている様子
上記のような写真は、男性でも安心して利用できるということをアピールする上で非常に重要なポイントです。
男性客のみをターゲットにしている場合ならば、必然的に男性の写真が中心になるでしょう。
しかし、基本的には女性の方をメインに集客している場合は、女性の写真のみになってしまっているサロンも多いです。
そのような場合、男性向けのクーポンを作成しても集客できる可能性は低くなってしまいます。
本格的にメンズ集客に力を入れるためには、男性がサロンページを見た時に、具体的に通った時のイメージが湧いてくるかどうかを意識するようにしましょう。
メンズ専用のメニュー・クーポンを作る
メンズ集客に力を入れる場合は、男性向けのクーポンを用意しておくと良いでしょう。
【男性限定】【男性でも安心】などといった惹きつける言葉を使用しながら、男性でも安心して施術を受けられることをアピールすることが大切です。
また、新規集客のための割引率が高いクーポンだけでなく、継続的に通ってもらうためのリピート客向けのクーポンを複数用意しておくことも忘れてはいけません。
安定した集客を目指すためには、長期的に通ってくれるお客様がいることで成り立つのです。
メンズの事例をブログで紹介する
ホットペッパービューティーはブログ機能があるため、サロンの詳しい情報だけでなく、男性が来店してみたいと思わせるような内容のブログを書くことも大切です。
特に実際に通っている男性客の方の事例や、悩みの改善までの過程を掲載しておくことで、お客様が予約に踏み切る大きな一歩となります。
また、男性の中には女性スタッフに施術してほしくないと思う方もいるので、男性スタッフがいることもブログで伝えておきましょう。
女性がエステサロンに通う心理と一緒で、悩みやコンプレックスの解消のために来店する方もいらっしゃいます。
特にVIO脱毛の場合は、要望が顕著に別れるので、男性スタッフがいることもブログで紹介しておくこともおすすめです。
ホットペッパービューティーのブログの書き方のコツについては、下記記事でも紹介しているので併せてご覧ください。
まとめ
この記事では、メンズ市場の拡大やメンズ集客のコツなどについて解説しました。
ここ数年で男性の美容に対する意識は大きく変わっており、大きなトレンドの変化が生まれています。
このような大きな流行の変化がある時には、なるべく早めに対策をしておかなければ、競合店舗に大きく差をつけられてしまうでしょう。
これからのメンズ市場の獲得に向けて、今から男性向けの集客も戦略的に行うことが大切です。
CIN GROUPでは、男性向けのサロン含めて2,000店舗近くの美容サロンの経営や集客サポートを行ってきた実績がありますので、お悩みやご相談がある方はお気軽にお問い合わせください。
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