エステサロンオーナーの方は、新規集客のために独自にキャンペーンを打ち出したいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、キャンペーンを打ち出す適切な時期や方法、価格帯に悩まれている方も多いでしょう。
キャンペーンの打ち出しは、新規集客において効果的ではありますが、お客様の注目を集め、しっかりと経営にプラスになる打ち出しが必要です。
この記事では、エステサロンオーナー向けにキャンペーンのメリットやデメリット、目的に合わせた集客方法について解説します。
CIN GROUPでは、これまで2,000店舗以上の美容サロンの経営・集客サポートを行なってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
目次
エステサロンでのコロナ下におけるキャンペーンの重要性
2020〜2022年現在のコロナ渦では、倒産件数は飲食店が607件と最も多くなっていますが、美容業界でも59件と少なからず倒産しています。
新型コロナウイルスの拡大によって、なかなか集客できずに経営が悪化してしまっているサロンが多いのが現状です。
2022年からは、徐々に人の動きも活発になっていることもあり、集客のために効果的にキャンペーンを実施することが重要と言えるでしょう。
キャンペーンを実施するメリット・デメリット
実施するメリット
キャンペーンを実施するメリットは、やはり新規集客を集中的に増やせることです。
エステサロンは、キャンペーンを実施することで新規のお客様を増やし、回数券やコース契約に繋げることで売上を安定させることが重要と言えます。
季節、イベント、ターゲットごとにキャンペーンを数種類に分けることで、注目度も上がり売上UPにも繋がるでしょう。
もちろん、新規集客目的ではなく、既存顧客向けのキャンペーンを実施することで、顧客満足度の向上も期待できます。
さらに、雨の日や予約が少ない時間帯を狙った施策を打ち出すことで、普段売上を伸び悩んでいる時間帯に施術数を増やすことが可能です。
このように、キャンペーンを実施する目的や時間帯によって、集客の改善にも繋がるため、戦略的に施策を実施するようにしましょう。
実施するデメリット
キャンペーンを実施するということは、普段よりも価格を下げたり、チラシや広告を出すための販促物を作る費用が必要となります。
そのため、何も考えずにただ集客できれば良いと考えてキャンペーンを打ち出してしまうと、最終的には残る利益が少なくなってしまう可能性があります。
また、獲得した新規の顧客をどのようにして、リピートしてもらうかまでの戦略を立てて実施することが大切です。
キャンペーンだけを目的にするお客様も中にはいますが、サロンの売上UPの要になるのはリピート率を上げること。
キャンペーンをきっかけにして、しっかりと顧客がまた来店したいと思えるようなサービスの提供、サロンのウリや魅力のアピールをしましょう。
どのようなキャンペーンが効果的か?目的別に解説
予約が少ない時に集客したいとき
下記のような予約が少ない時間帯に集客することができれば、空き枠を少なくすることができ、売上アップにも大きく繋がります。
- 平日
- 雨の日
- 閑散期
美容サロンの場合に限らずどの業態にも当てはまりますが、平日の10:00〜18:00の間はあまり多くはありません。
特に15時前後は予約が入らないことが多いので、この時間帯に特別にキャンペーンを出すことで集客に繋がるでしょう。
キャンペーンのように大々的にアピールしなくても、クーポンで平日割を出すことで、比較的効果が出やすいことも特徴です。
ホットペッパービューティーのクーポンページを見てみるとわかりますが、平日割引をしているサロンはよく見かけます。
また、特に事前予約を必要とせずに、飛び込みで来店されることがあるリラクゼーションサロンなどは雨の日の予約が減少傾向にあります。
もちろん、他の業種でも雨が降ることがわかると、キャンセルするお客様も多いです。雨の日割引や何か特別な特典などをつけると、予約数UP、キャンセルの防止にも繋がるでしょう。
新規のお客様を増やしたいとき
新規集客で効果的なキャンペーンは、下記のようなものです。
- 初回無料体験キャンペーン
- お友達紹介キャンペーン
- 口コミ投稿キャンペーン
初回無料体験キャンペーンは、まずは体験してもらい、効果を実感してもらってから契約に結びつけるための方法です。
特に、脱毛サロンなどのエステサロンのような長期コースの契約をメインとしているサロンに良くあるキャンペーンでしょう。
強引な勧誘は店舗の評判に直結してしまうので控えるべきですが、無料体験当日中の契約で〇〇%OFFなどの限定割引を用意しておくと良いでしょう。
また、お友達の紹介キャンペーンも良く見かける集客方法の1つです。
紹介した方と紹介された友達の両方が特典を受けられるようにすることで、会員自身が広告塔となって自然と広まることがメリットとなります。
友達紹介と似たような方法ではありますが、口コミを投稿したり、SNSに投稿をすることを条件として割引を提供しているサロンもあります。
拡散性の高いSNSでの投稿の場合は、フォロワー数に応じて割引額が大きく設定することでより大きな反響を呼ぶこともあるでしょう。
再来店を促したいとき
リピート顧客向けのキャンペーンでは、LINEの友達登録をしてもらったり、季節に応じたキャンペーンを実施することも効果的です。
LINEは今やスマートフォンを使用している方のほとんどが利用している連絡アプリのため、DMも届きやすくキャンペーンの販促に非常に効果的と言えます。
季節やイベント毎に合わせてキャンペーンの告知をしたり、LINE@登録者限定の割引クーポンを配布することで、リピート率の向上が期待できるでしょう。
キャンペーンを実施するために必要な準備は何か?
目的を明確にする
キャンペーンを実施する時には、明確な目的を持って打ち出すことが大切です。
闇雲にキャンペーンを作ってしまうと、最終的に売上が落ちてしまったり、サロンのコンセプトとターゲット層のズレを生み出してしまうこともあります。
- 新規集客かリピート向上か
- どのような人に向けたキャンペーンなのか
- 店舗の存在を広く知ってもらうためなのか
上記のようなことを深く考えてみましょう。
新規顧客を集めるためならば割引価格を大きくしたり、注目度が高いキャンペーンを打ち出す必要があります。
また、ターゲットを詳細に分けることもキャンペーンを成功させるための重要なポイントです。
- 夏に向けて全身脱毛をしたい人
- 結婚式に向けて痩せたい人
- 学生の方
など全ての人に向けたキャンペーンではなく、ある特定の悩みや目的を持っている方に向けたキャンペーンを作ることが大切です。
具体例を挙げると、6月はブライダルシーズンに入るので「痩せたい」、「美しく見せたい」と思っている人向けに、4月から「今からでも結婚式に間に合う3ヶ月間のスペシャル痩身」などでしょうか。
誰でもお得にといったキャンペーンは店舗の認知を広めるために効果的ではありますが、より狙った顧客を集客するためには、ターゲットを決めてみることも対策の一つとして覚えておきましょう。
テーマやメッセージ性を決め、キャンペーンをネーミングする
上記の項目でターゲットを決めることが重要とお伝えしました。次に考えることは、そのターゲットが「サロンに行ってみたい!」と思うようなキャンペーンを作ることです。
集客媒体やホームページ、LINE@でのDMでのキャンペーンの告知も、お客様は一瞬しか目を通しません。
そのため、狙ったターゲットに注目されるように、キャッチコピーをつけてメッセージ性を高めることが大切です。
下記記事では、集客に結びつくキャッチコピーについて解説しておりますので、併せてご覧ください。
顧客にとって最適なインセンティブを考える
顧客にとって利益となることを提供しなければ、なかなか新規集客には結びつきません。
価格を下げることが一番重要というわけではありませんが、今後リピートに結びつく確率を考慮して、魅力と感じる価格設定をすることも大切です。
価格を下げる以外には、化粧品や家庭用のケア用品などのノベルティをプレゼントしたり、普段はつかないオプションを無料で追加するなどが挙げられます。
SNSで発信する文章を考える
SNSは無料でキャンペーンを広めることができる最適な媒体です。また、拡散性もあるため、キャンペーンが注目されたら多くの方に注目されることも珍しくはありません。
SNSで発信するだけでなく、体験記や口コミも同時に発信することで、より注目度が高く信憑性が高い投稿を意識すると良いでしょう。
特に、エステサロンなどの美容サロンは、Instagramの写真でアピールできるSNSとの相性が良いです。日々の発信を心がけることも集客に活かす方法の1つと言えるでしょう。
チラシ、ポップを準備する
新規集客向けにはチラシ、既存顧客向けにはポップの作成がキャンペーンの認知に効果的です。
特に高齢の方をターゲットにしたキャンペーンでは、SNSやインターネットの媒体よりも、チラシでの広告の方が効果が高いこともあります。またチラシは、新規開店キャンペーンの際に周辺に住んでいる方に対しても有効です。
既存顧客向けのキャンペーンの告知は、目にされやすい待合室やレジ、施術スペースなどにポップを置いておくと良いでしょう。
スタッフの中にはキャンペーンを強くおすすめできない方も多いですが、お客様が気になるようにポップを配置しておくことで、自然とお客様から聞かれやすい環境を作ることが大切です。
店舗/オリジナルのノベルティを作る
複数店舗を展開しているサロンの場合は、キャンペーンを打ち出す際に、来店特典としてノベルティの配布も効果的です。
〇〇メニュー限定でトートバックやマグカップの配布など、ノベルティをうまく活用できれば、広告代わりにもなるでしょう。
さらに、ノベルティはキャンペーンでの配布だけでなく、オリジナル商品として販売にも繋げることができ、単価UPにもつながるかもしれません。
下記のサイトでは、店舗オリジナルのノベルティを作ることができるので、気になる方は参考にしてみてください。
参考:美容室・美容院の販売品・ノベルティならオリジナルグッズドットコム
参考:美容室・美容院の名入れノベルティなら販促STYLE
まとめ
この記事では、集客のためにキャンペーンの重要性や販促方法について解説しました。
しっかりと利益に繋がるように、ターゲットを絞りこんだり、再来店の定着に結びつけたりなどの準備が必要です。
サロンナレッジでは過去のエステサロンに対するコンサルティング実績から、集客に結びつく効果的なキャンペーンの実施に向けた知見を有しています。
「キャンペーンを実施したものの効果が出ない…」、「初めての実施で不安…」というサロンオーナー様は、お気軽にCIN GROUPまでお問い合わせください。
関連記事
・インスタグラムの自己紹介からサロンの集客につなげる!ポイントと例も紹介
・思わず行きたくなるエステサロンとは?サロンの特徴・集客法を解説
当サイトの記事は一部PRを含む場合があります。