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集客ノウハウ

エステサロン開業で失敗につながる原因と対処法について解説!

  • ENTRY:2023.10.02.Mon

エステサロンのスタッフとして働いている方や、美容に興味がある方などは、自分の店舗を持ちたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

エステサロンの開業は、店舗だけでなく自宅サロンでも開業しやすいことから、新しいビジネスチャンスとして独立を検討している方も多いです。

ただし、競合も多いことからなかなか生き残るのが難しいとも言われているため、開業に失敗してしまうケースも珍しくありません。

この記事では、エステサロンの開業を検討されている方に向けて、失敗の原因についてや、儲かる経営法などについて解説します。

CIN GROUPでは、これまで2,000店舗以上の美容サロンの経営/集客サポートを行ってきた実績があるので、ぜひ参考にしてください。

エステサロンの廃業率はどれくらい?

パソコン画像

冒頭にもお伝えしている通り、エステサロンの開業は美容師免許のような国家資格は必要ではありませんし、保健所への届出もいりません。

加えて、初期費用も抑えて開業することができることから、開業が容易な業界のため競合店舗が非常に多いことが特徴です。

そのような背景もあり、エステサロンを開業してから1年以内の廃業率が60%、3年以内となると90%近くにもなります。

自宅サロンに限定した廃業率のデータはありませんが、上記の数字に近いか、それ以上の廃業率となるでしょう。

「自由に働けそうだから。」、「雇われスタッフはもう嫌だから。」という逃げの姿勢では失敗に終わってしまう厳しい業界なのです。
開業を決意したのならば、集客や経営戦略についてしっかりと計画を立てて、利益を残せるような店舗作りを意識しましょう。

参考:美容業概要 | 厚生労働省

エステサロンの開業で失敗してしまう6つの原因

頭を抱える女性

この項目では、エステサロンの開業で失敗してしまう6つの原因を紹介します。

開業までに経営の具体的な計画を立てていない

利益を上げられる店舗の特徴は、開業前の段階から綿密な計画をしていることです。

大手の美容サロンや法人経営の店舗を例に挙げると、開業エリアの選定から客層、利益率などの細かいところまで想定しています。

もちろん、個人で開業する際には、法人レベルで調査や計画を行うことは難しいですが、とりあえず開業してしまうという考えだと失敗してしまう可能性は高まってしまうでしょう。

店舗のコンセプトが明確ではない

コンセプトは、理念(目的)を達成するための方法や手段と言い換えることができます。

もう少しわかりやすく表現すると『誰に向けて、どのような方針でサロンを運営するのか』を決めるイメージでしょうか。

エステサロンのコンセプト例では、肌質改善にお悩みの方に向けて、ハーブピーリングを専門としたエステサロンのような打ち出しが挙げられるでしょう。

上記はあくまで簡単な参考例ではありますが、身体の悩みを持った方に、どのような解決策を提示するのか?といったことを考えてみるとわかりやすいです。

サロンのコンセプトの決め方については、下記の記事でも紹介しているので併せて参考にしてください。

ターゲット層が明確ではない

サロンのコンセプトと同じくらい重要なことが、客層(ターゲット)を絞ることです。

「どんな人にでも来店して欲しい。」という打ち出しでは、誰でも集客することはできません。

客単価を高くしたいならば、比較的裕福な方を獲得する必要があるため、年齢や職業も具体的にイメージしなければいけないでしょう。

ターゲット層が明確になっていないと、どのような集客媒体を選ぶべきかもはっきりしませんし、広告文も決まりません。

  • 例:若い方がターゲットならばminimo
  • 例:30〜40代の客単価が高い方ならばホットペッパービューティー

上記のように、ターゲット層が明確な場合、どのような集客媒体を活用すれば良いかも明確になるため、スムーズに集客対策を行うことができるのです。

数字の管理ができていない

エステサロンに限らず数字の管理を苦手としている場合、経営を改善させることは難しいです。

単純な売上金額を把握するだけでなく、経費にはいくらかかっているのか、一回の施術あたりの利益はどれくらいなのかを把握しておきましょう。

また、個人事業主として開業する場合は、税金の納付のために確定申告も必要です。

経営を成功させるためには、数字に強くなることも重要な要素と言えるでしょう。

集客ノウハウが足りない

最も売上に直結するのは、どれだけ集客によって予約数を増やすことができるのかです。

開業したらすぐに集客できるほど集客は簡単ではありません。

開業してからすぐに集客できているサロンは、オープンの1〜3ヶ月前から対策を開始しています。

  • 公式SNSを用意する
  • ホームページを用意する
  • Googleビジネスプロフィールに登録する
  • 集客媒体に掲載する

集客の具体的な方法としては上記のようなものがあります。

それぞれかかるコストや集客力には違いがありますが、早めに準備しておくようにしましょう。

大事なことは、上記のような集客ツールを利用するだけでなく、人が集まる仕組みについて本質的に理解することです。

集客やマーケティングについての知識を深めることで、集客サービスを何倍も有効活用することができます。

リピーターを増やすことができていない

上の項目で説明したものは、基本的には新規顧客獲得のための集客対策です。

しかし、長期的に安定した集客を実現するためには、リピーター(常連)を獲得しなければいけません

具体例を考えてみましょう。

① 初めて来店した人が30名で、2回目に来店してくれた人が3名。3回目の来店はなし。
② 初めて来店した人が20名で、2回目に来店してくれた人が10名。3回目の来店は5名。

客単価が5,000円の場合、①では合計33回の来店のため165,000円、②では合計35回の来店のため175,000円となります。

②の方が新規数が少ないのにも関わらず、リピートしてくれる顧客が多いことから、売上額は大きくなっていることがお分かりでしょうか?

集客対策は、新規集客とリピート集客の2つに分けることができますが、コストがかかるのは新規集客です。

つまり、リピート率が高いサロンはコストをかけずに安定した売上を上げることができます。

新規集客だけでなく、顧客満足度を高めてリピート率向上に繋がらなければ利益が残りません。

自宅サロンの開業が失敗しやすい理由

ポイント

ご存じの方も多いかと思いますが、エステサロンは自宅での開業も可能です。

副業や趣味として自宅サロンを開業される方も多いですが、戦略的に集客しなければ予約数を増やすことはできません。

自宅サロンの開業が失敗しやすいと言われる理由について解説します。

顧客の利便性が低い

自宅サロンと店舗を比較すると、下記のようなデメリットが存在します。

  • 予約枠が少ない
  • 駅から遠くアクセスが悪い
  • サロンを探す段階で住所がわからない

特に副業や趣味のような感覚で自宅サロンを運営している場合、店舗型のように〇〇時〜〇〇時のように営業時間が決まっていない場合が多いです。

自分が働きやすい時間しか予約枠を空けていないと、お客様にとっては選びづらい時間帯しか空いていないということも珍しくありません。

また、自宅サロンはプライバシー確保のために、住所を公開していないことも多く、予約が確定してからお客様に伝えるというケースが多いです。

あらかじめ自宅や職場からのアクセスを把握しておきたい方にとっては、利便性が低いと言えるでしょう。

自宅サロンは怖いと思われている

お客様によっては「自宅サロンは怖い」と感じる方も多いようです。

様々な理由が挙げられますが、本当に安全な施術を受けられるのか、盗撮の可能性はないのか、健康被害にあった時には保証はあるのか?などでしょうか。

自宅でのエステサロンでは、男性施術者であるケースはほとんどありませんが、施術者の自宅で個室ということもあり不安を感じる方も多いでしょう。

なるべく施術者についての情報を積極的に公開しておく、保証に関してや安全性についても明記しておくといった対策が必要です。

生活感が強すぎる

自宅のエステサロンは空室を利用することが多いため、施術部屋に移動する動線の中で、生活感が見えてしまわないようにすることが大切です。

施術部屋の内装を整えることはもちろん大切ですが、玄関から施術部屋まで、お手洗いなどお客様が目にする場所では生活感を出さないようにしましょう。

エステサロンの開業を成功に導く3つの方法

ノウハウ

この項目では、エステサロンの開業で失敗しないための方法について解説します。

店舗の強みやウリを明確にアピールする

まずは、店舗のウリや魅力をはっきりと決めることが大切です。

「たくさんの方に来店して欲しい。」、「自分の店舗はなんでも施術できます!」という打ち出しは誰に対してのアピールなのかが明確ではありません。

専門性を打ち出して『ハーブピーリング専門店』、『小顔施術専門店』、『ドライヘッドスパ専門店』のように専門性を打ち出した方が効果的です。

基本的には、人気メニューが大半の予約を占めることからも、お客様はお店側が強みとして打ち出している施術に興味があると言えるでしょう。

マーケティング用語で有名な用語として『パレートの法則(2:8の法則)』がありますが、これは顧客全体の2割が売上の8割を上げているという法則のことです。

売上と同様に選ばれるメニューの比率も『人気メニュー:その他メニュー = 8 : 2 』に近い数字となります。

このように、店舗のウリや強みを明確にアピールする看板メニューを用意すると良いでしょう。

参考:パレートの法則(2:8の法則)

情報発信を積極的に行う

スマートフォンが普及した現代では、初来店の前にサロンの情報や口コミを見てから来店する人が7割以上と言われています

  • どのような悩みを持った方におすすめなのか
  • スタッフの経歴や得意施術は?
  • サロンの内装や雰囲気は?
  • 口コミ/評判はどうか

上記はことは、お客様が特に知りたいと思う情報のため、ホームページやサロン情報を掲載している箇所に記載すると良いでしょう。

ホットペッパービューティーに掲載している弊社の担当サロンでは、スタッフページを充実させ、経歴/得意施術/趣味の記載をしたところ、指名数と予約数が伸びたという事例があります。

お客様は予約前の段階から、来店している時を具体的にイメージする傾向があるため、事前に情報を出すことで親近感を持ち予約に繋がると言えるでしょう。

リピートに繋げる集客対策を考える

先にも述べたように新規集客だけでなくリピート率を高めることが、長期的に安定した集客を実現するために大切です。

特にエステ業界では『クロージング』と言って、初回来店から回数券やコース契約に繋げるかどうかが利益を伸ばすために重要視されています。

もちろん押し売りは逆効果ですが、顧客満足度を高めたり、効果を実感してもらえる施術を提供したりなどを徹底することが重要です。

加えて、常連の方にはサプライズ特典をつけたり、リピートしたくなるような仕組みづくりを充実させると良いでしょう。

まとめ

サロン外観

この記事では、エステサロンの開業で失敗につながる原因や対処法について解説しました。

簡単に開業できるエステ業界ですが、戦略的な集客/経営対策を行わなければ生き残ることは難しいです。

そのため、オーナー自身がマーケティングや経営知識を身に着けることが重要ですが、知っておくべき知識を得る環境や相談できる環境が少ないことも事実

CIN GROUPでは、戦略的なホットペッパービューティーの活用による集客を強みとしており、サロン運営の改善をウリとしています。

専任の担当者がいることによって相談できる環境はもちろん、スタッフ募集についてや資金調達に強い業者の紹介なども行なっておりますので、お気軽にご相談ください。

 

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