エステを開業されたばかり、あるいはこれからサロンの開業を検討している方で、経営を成功させるスタートダッシュで大切な事の1つであるメニュー表の作成方法について紹介していきます。
CIN GROUPでは、エステサロンを中心に、1,000店舗を超える美容サロンの経営サポートをした実績がございます。これからエステサロンを開業されるオーナーの方は、ぜひ参考にしてください。
エステにおけるメニュー表の重要性
エステ業界では、毎回通う度にメニュー表を確認してから施術を受けるというよりは、新規のお客様にだけメニュー表を見せて説明するという使い方をされることが多いです。
しかし、常連さんでも「他にどんなメニューがあるんだろう?」「あの施術の価格はいくらだったっけ?」と普段している施術の他にもオプションメニューの確認をしたいと思う時もあります。
そのため、なるべくお客様の目につきやすいところにメニュー表を提示しておいたり、リーフレットにしておくことが大切です。
お客様が気になった時にすぐに、メニューを確認できることで、よりお客様に合うメニューやオプションを提案することができ、単価UPも期待できるでしょう。
エステのメニュー表に必要な内容
ないといけない内容
メニュー表に絶対に記載して置かなければいけないものは、下記の3点です。
- メニュー名
- 施術内容・効果
- 料金
それぞれについて解説してきます。
メニュー名
メニュー名と料金は、お客様の勘違いのないようにわかりやすく、見やすいような大きさ、フォントを意識しましょう。
まずは、メニュー数が多い場合は、業態や目的別にわけて、どの部分を見たら良いのか分かりやすくするとお客様が自分に適したメニューを見つけやすくなります。
また、置く場所や貼る場所によって、シンプルな料金表、メニューの詳細を含むしっかり目のメニュー表を使い分けると良いです。
シンプルなメニュー表(料金表)は、店舗の前の看板に貼り付けたり、チラシのようにお客様に配布することで活用できます。
一方で、メニューの詳細な内容や特徴、すべてのメニューを記載しているものは、お客様が集中して見ることができる待合室や施術台の上に置いておくなど使いわけると良いでしょう。
施術の内容
施術の内容や、期待できる効果について簡潔に説明しておくことも重要です。
新規のお客様は、施術名だけを聞いても具体的にイメージすることができないため、施術を受けた後の変化がわかるように内容を記載しましょう。
その施術を受けることで、「どのような自分になるのか」をイメージできるようにすることがぽいん内部対策のです。
料金
メニュー名の冒頭にわかりやすく料金を掲載しておくことも重要です。また、トラブルにならないように税込表示で料金を出すようにすることをおすすめします。
【〇〇円】 施術名 + 施術効果
こういった表記にしておくと、お客様が知りたい情報が一目で分かる親切なメニュー名になるでしょう。
あると良い内容
メニュー表に記載しておくと、お客様のためになることや、より注目される部分については下記の3点です。
- キャッチコピー
- QRコード
- 注意事項
普通にメニューの一覧表を作成するよりも、各メニューの横にキャッチコピーを付けるとお客様に訴求しやすくなります。
キャッチコピー
・当店の〇〇%の方が、まず始めに受ける入門メニュー!
・〇〇でお悩みの方には、まずこちら!
・有名人の〇〇〇も使っている!?
このようなキャッチコピーをつけるだけで、「何を選べばいいかわからない。」「このメニューも気になるな。」「私にはこっちのメニューの方が向いてるかも?」と新しい気づきを発見してもらうきっかけになるかもしれません。
QRコード
メニューの表紙や、最初のページなどにQRコードやLINEのお友達コードを記載することで、リピート率の向上を図ることも効果的です。
ホームページにもメニューの詳細を載せておき「QRコードからでもメニュー確認できます。」と表記することで、自然とホームページの存在を知らせることもできます。
最新情報の更新や、限定クーポンの配布などを知らせているといった付加情報を与えることで、LINE@の登録を促すことのも良いですね。
注意事項
注意事項がある場合は、そのメニューの説明の下などに追加しておくことで、お客様とのトラブル防止にも効果的です。
リラクゼーションサロンの場合は、もみ返しの可能性や、すでに怪我をしている方の場合の方の対応についても記載しておきましょう。
痩身や脱毛サロンの場合は、機械を使用することも多いので、機械についての注意事項やそれによって考えられることもメニュー表の注意書きとして記載しておくことをおすすめします。
料金は税込みで表示するのか
消費者の誤解を防ぐために、2021年4月から税込表示の義務化が実施されています。
これまでは、9,900円と表記することでお客様には1万円を切っているという印象を与えることができていましたが、表示の方法によっては、今後税務当局に改善の指導が求められることもあるようです。
① 10,890円
② 9,900円 (税込 10,890円)
①のように表記するには、まず総額表記であることが前提です。つまり、メニュー表に「当店の料金はすべて税込価格で記載しています。」といった記載をしておくべきとされています。10,890円とだけ表記しており、会計時に消費税を追加してはいけません。
一般的には、②のような方法を取られる方が多いのではないかと思います。
こちらの表記では、税抜き価格の横にわかりやすく税込料金が提示されているため問題ありません。
しかし、この税込価格の表記が著しく小さく表記されていたり、読みづらいようでしたら問題ないです。
つまりは、お客様が本来払う料金を明確に伝えるということが重要ですので、メニュー表の作成の料金は、お客様が誤解しないようにはっきりと記載しておくべきでしょう。
テンプレートで作成するときのポイント
オリジナル性を出す
テンプレートを使用することで、簡単にメニュー表を作成することができますが、すべてをテンプレート通りに作成することはおすすめしません。
オリジナリティーを出すために、自社のサロンロゴを入れたり、コンセプトにあった写真の追加などをするとサロン独自のメニュー表に仕上がるでしょう。
テンプレートを上手く活用しつつ、一部を変更することでオリジナル感を高めることで、テンプレートを使用している感が薄れるのでおすすめです。
コンセプトに合ったテンプレートを使用する
こちらに関しては、手作りでも言えるのですが、サロンのコンセプトに合うテンプレートを選ぶようにしましょう。
色づかいやデザインなどでお客様に与えるサロンイメージに大きく影響します。
高級感のあるサロンなら、シンプルかつ美しいデザインが合うでしょうし、カジュアルなサロンなら明るい色や可愛いデザインが向いているでしょう。
サロンイメージとミスマッチのテンプレートを選んでしまうと、お客様が違和感を覚えるメニュー表になってしまうため注意してください。
無料で使えるおすすめサイトを使用する
インターネット上にある無料テンプレートサイトでは、オンライン上で編集・保存ができるため、メニューの変更やデザインの変更が簡単にできますし、データで残っていることから必要な時にすぐに印刷できる点も魅力的です。
素材や文章の変更も手軽にできるため、十分にオリジナル感のあるメニュー表を作成することができるでしょう。
参考サイト
・美容室・エステサロンのチラシ、金券、メニュー表
・ベーシックなサロン向けの無料メニューデザインテンプレート
無料テンプレートを利用するのならCanvaがおすすめ
無料のテンプレートデザインを提供しているCarvaの場合、店舗の雰囲気に合わせたメニュー表を簡単に作成することができます。
メニュー表以外でも、チラシ、看板、メッセージカードの作成でも、Canvaを利用することで簡単に作成できることが魅力的です。
デザインにこだわりを持っている方は外注するという選択肢もありますが、すべてを外注してしまうと想定以上の金額がかかってしまうこともあります。
無料のテンプレートサイトでも十分にデザイン性のあるサイトを使用することができますので、費用を抑えたい方は積極的に利用すると良いでしょう。
参考サイト:メニュー表テンプレートでおしゃれなメニュー表を作成! | Canva
手作りで作成するときのポイント
文字も手書きにする
手書きのメニュー表でも、デザイン性があり字も綺麗だと、とても温かみのある素敵なメニュー表になります。
手先が器用な方がいる場合は、積極的に手書きでのメニューを作成することも効果的です。
メニューの詳細の説明のときは、ポップを活用することでおすすめメニューの紹介もできます。
見やすいメニュー表にする
手書きでオリジナリティー溢れるメニュー表を作成することができるのですが、その分注意しなくてはいけないポイントが全体のバランスです。
お客様が一番気になる価格がわかりやすいか、色を使いすぎていないか、余白は十分確保されているか、など全体のバランスが悪いメニュー表はお客様は見ません。
自由度が高い手書きですが、お客様が見やすいようなデザインを心がけましょう。
素材にこだわる
手書きのメニュー表は、紙と色のペンだけで作成すると、どうしても味気なくなってしまいます。
そのため、黒板とチョークを活用したり、画用紙とクレヨンを組み合わせるなど、メニュー表の素材にも変化を持たせると良いでしょう。
また、チラシ用でメニュー表を渡す時には、紙のままでも大丈夫ですが、店内に置くメニュー表は最低限ラミネートをするといった工夫も重要です。
まとめ
この記事では、開業したばかりのエステサロンオーナー向けに、メニュー表の作成のコツや注意点について紹介しています。
メニュー表の作成をあまりこだわっていない方も多くいらっしゃいますが、エステサロンに対しておしゃれなイメージを抱くことも多く、少しでも魅力のあるメニューにすることが望ましいでしょう。
開業したばかりの方は、メニュー表の作成に関してだけでなく、経営方法や広告の運用など不安なことがたくさんあるはずです。
CIN GROUPでは、サロンの開業から運営まで、サロンオーナー様のトータルサポートを強みとしております。
サロン運営に関して、何かご不安な点や広告の運用について知りたいといった方は、お気軽に下記フォームからお問い合わせください。
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