「美容室をオープンさせたけど、スタッフが思うように集まらない」
「スタッフの集め方を知りたい!」
このように求人に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
美容師業界は慢性的な人手不足が課題であり、求人に悩みを抱えるオーナーが多いです。
そこで今回は、以下の内容について解説していきます。
・美容室業界の課題とは?
・スタッフが集まらない理由は?
・スタッフを集めるために有効な対策って?
株式会社CIN GROUPでは、これまで2,000店舗を超える美容サロンの集客や経営、採用サポートを行ってきた実績があるので、ぜひ参考にしてください。
美容室の求人難の現状
ヘアサロンは採用が難しいと言われることがありますが、業界の特徴として以下のようなことが挙げられます。
・美容室の数が多い
・将来性に不安を感じる方が多い
・待遇/給料が他の業界よりも良くない
ここでは、美容業界の実態とスタッフが集まらない理由について詳しく解説していきます。
美容室の数が多く、美容師は減少している
日本では美容室が多く出店されており、2021年のデータによると美容室の数は25.4万店で、コンビニの5.6万店よりも5倍近く多いとされています。
実際に美容室の数は毎年増え続けており、美容師の取り合いが起きているのが現状です。
しかし美容室の数が増え続けている中で、相対的に美容師の数は少なくなってきています。
厚生労働省によると美容師の数は令和3年度時点で56万1,475人で、前年の54万9,935人から増えていますが、増加率は2%程度にとどまっているのです。
増加率が低い理由として、美容師は離職率が非常に高く、1年以内に他の業界に転職してしまう美容師の割合は30%もあるためだと考えられるでしょう。
これらのデータから、美容室の増加に対してスタッフの数が追いついていない現状が分かっていただけると思います。
待遇/給料が良くない
美容師からは待遇や給料面で下記のような意見が多く寄せられています。
- 労働時間が長いうえに忙しい
- 休日数が少ない、融通が利かない
- 人間関係に疲れる
- 業務内容に対する給与が低い
美容室の平均営業時間9.4時間に比例して、美容師の労働時間も長い傾向にあります。
またスタイリストになるまでには、営業後も技術習得のための練習や店舗の掃除、ミーティングを行うことがあるため、さらに拘束時間が長くなってしまうのです。
一方で平均年間休日数は、一般企業が120日程度に対し、美容師は平均90日前後と言われており、1か月あたり平均5〜6日しか休めていない状況にあります。
さらに美容室はお客様相手のサービス業であり、臨機応変に対応することが求められるので、必然的にスタッフ間でのコミュニケーションが多くなってくるでしょう。
そのため従業員数が小規模の美容室で、相性の良くないスタッフがいると精神的に追い詰められることもあるかもしれません。
それに加えて、30代後半や40代の美容師を含めた平均年収は約330万円ほどと言われています。
ちなみに30~40代の会社員の平均年収が440~500万円程度になるので、一般のビジネスパーソンと比べても美容師の平均年収は低いことが分かりますね。
将来性に不安を感じる方が多い
上記で解説してきたように、美容師という職業は長時間労働や給料の低さから、将来に不安を感じている人が多いようです。
特に男性の場合、美容師の人数は40代までが多く、年収も一般の会社員と比べると早い時期に下がる傾向にあります。
家庭を持つ男性ですと、家族を支えるために収入がネックになる可能性が高いので、独立や転職を考える方が多いことも影響していると考えられるでしょう。
また、スタイリストとして5~6年以上技術を磨くと、管理職へのステップアップや独立が視野に入ってきます。
どちらを目指すにしても一定の実績は求められますので、顧客とのコミュニケーション力やヘアカットの技術力を高めていく努力は必要です。
このように精神的にも体力的にも負担がかかり、リスクが高いことから美容師としての道を諦めてしまう人が多いと考えられます。
スタッフが集まらない美容室の特徴
ここまで美容師業界の特徴をご紹介してきました。
では、一体なぜ求人が集まらないのでしょうか?
ここからは、求人が来ない美容室の内的な要因や見直すべきポイントについて解説していきます。
考えられる主な理由としては以下の5点です。
待遇/労働環境が良くない
最近では給料アップだけではなく、インセンティブ制度を重要視しているスタイリストが増えています。
インセンティブとは、基本給以外の施術数や売り上げによって給料が加算される制度のことです。世間一般的に美容師の給料は低いということが周知されており、賃金規定の見直しもされ始めています。
またスタッフを定着させるためには、意見を取り入れやすい環境づくりも心掛けましょう。
普段からコミュニケーションをとる時間を設けて、風通しの良い環境を作ることが大切になってきます。
さらには、勤務体系にも改善点がないか探してみるのも1つの方法です。
日々忙しい中でもしっかりと休憩時間や休日が取得でき、プライベートと仕事のバランスが取れる体制を整えることがポイント。育児休暇や有給休暇、社会保険を完備するなど、福利厚生の充実も求められていることを忘れないでおきましょう。
働く魅力がない
待遇面以外で、なぜあなたのサロンで働きたいのかを求職者にイメージさせることが大切です。
例えば、一緒に働きたいと思える人がいるのか、研修制度が整っているのか、雰囲気の良い綺麗な職場かなどが挙げられるでしょう。
この働く魅力づけができると、給料が低くても実際のところ求職者は増えるのです。
あなたのサロンのどこに魅力を感じるのかは、人それぞれ異なります。
美容室の魅力を十分にアピールできていないと、求職者の『働きたい美容室』から外れてしまう可能性がありますので、求職者へのアピールはしっかり行いたいものです。
店舗の口コミが良くない
現代は情報社会であり、働く前にどのようなお店なのかを求人情報以外でも確認する人は多いです。
特に美容サロンや飲食店の場合は、Google Mapや集客サイトでも口コミを確認できるようになりました。
求職者が口コミを見るポイントとしては、以下の項目が挙げられます。
- お客様に満足していただけるサービスが提供されているのか
- カウンセリングなどのコミュニケーションを大切にできているか
- 笑顔や返事、挨拶などの丁寧な接客が行われているか
- 口コミの返信は丁寧か
口コミサイトでは、来店されたときに口にできなかった感動や感謝の気持ち、反対に不満だと感じたことまで正直に書かれています。
実際に口コミを参考にして、応募や選考を辞退したという求職者も多くいることをご存じですか?
このように、お店の評判は新規顧客獲得だけでなく、求職者の働く場所を決める大きな要素にもなることを覚えておきたいですね。
求人情報に知りたい情報がない
求人情報で求職者が知りたい情報には何があるか、しっかりと把握できているでしょうか?
求職者が求人情報で重視しているポイントは、以下のようなものがあります。
- 給料
- 社会保険
- 交通費の支給
- シフト(拘束時間)
- 育成環境
上記のような項目を、なるべく詳細に記載するようにしましょう。
一方で、良いサロンだと思わせるために、求人情報に嘘の情報を書くとトラブルに発展してしまうケースもあります。
くれぐれも正しい情報を記載するように、注意してください。
求人媒体があっていない
美容師の採用で最もメジャーな方法が、求人媒体の活用です。
求人媒体で募集するメリットは、たくさんの方に求人を見てもらえるという点があるでしょう。
しかし、求人を掲載する媒体によって利用者数やターゲットなどが大きく異なり、美容師の集まりやすさにも差が生じてきます。
ここからはスタイリストの求人媒体を5つご紹介していきます。
① ハローワーク
項目 | |
---|---|
ポイント | 厚生労働省が全国に設置している、公共の職業安定所 |
メリット | ・無料で利用できる ・国から様々な助成金を支給してもらえる ・求人リストに掲載してもらうハードルが低い |
デメリット | 地域によっては十分な応募者数が集まらない可能性がある |
② 新聞・雑誌・フリーペーパーなどの紙媒体
項目 | |
---|---|
ポイント | 経験豊富な人材にリーチしやすく、ハイレベルな技術やスキルを保有している人を採用しやすい |
メリット | 特定の地域で配布されているため、その地域で働きたい人が応募しやすい |
デメリット | ・若年層への訴求力は弱い ・掲載できる情報量が少なく、最新情報を手に入れにくい |
③知人からの紹介
項目 | |
---|---|
ポイント | 求職者の情報をあらかじめ知ることができる |
メリット | 採用にかかるコストが低い |
デメリット | 仕事をしている状況が馴れ合いになってしまい、お店の雰囲気が悪くなってしまうリスクがある |
④自社サイト(自社求人ページ)
項目 | |
---|---|
ポイント | ・幅広い層に対して採用活動を実施ていることを知らせることができる ・大量かつ最新の求人情報を掲載できる |
メリット | 余分な費用がかからない |
デメリット | ・専門業者に外注する場合は、コストがかかる ・自社サイトへのアクセス数が少なければ、費用や時間が無駄になってしまう |
⑤転職サイト(求人広告サイト)
項目 | |
---|---|
ポイント | 美容師に特化したサイトと総合的な人材募集のサイトの2パターンがある |
メリット | ・求職者がポイントを突いた検索ができるため、企業の希望に近い人材からの応募が期待できる ・全国に向けて求人を出すことができるので、遠方の優秀な人材に対しても募集情報を届けることができる |
デメリット | 求人情報の掲載コストがかかる |
美容師向けのサービスの活用
髪jobのような美容師に特化した求人サイトを活用することも効果的です。
さらに髪jobでは、求人に強いホームページやチラシ、看板などの広告やプロモーションなど支援も行っており、美容室のトータルプロデュースに強みがあります。
なかなかスタッフが集まらない美容室は、一度相談してみると良いでしょう。
ポイントまとめ
求人媒体 | コスト | マッチング度 | アプローチ層 |
---|---|---|---|
ハローワーク | ◎ | △ | 地域が限定 |
新聞・雑誌・ フリーペーパー |
△ | ◎ | 地元密着 |
知人からの紹介 | ◎ | △ | 限定的 |
自社サイト (自社求人ページ) |
△ | 〇 | 幅広い層 |
転職サイト (求人広告サイト) |
〇 ※転職サイトによる |
◎ | 全国的 |
求人媒体で一番人気のリジョブとは?
求人媒体によって長所や短所がありますが、美容師の採用が難しい現状において、何としてもコスパよく成果を出していきたいですよね?
ご紹介した求人媒体の中でも、費用に見合った成果を果たしてくれる可能性が高いのが転職サイトでしょう。
特に美容業界で人気なのが、リジョブという求人サイトです。
美容業界の求職者満足度がなんと98%!
そんなリジョブの魅力はどこにあるのでしょうか?特徴は以下の通りです。
項目 | ポイント |
---|---|
総会員数 | 550,000人超 |
新規登録者数 | 8,000人/月 |
閲覧数 | 400万回/月 |
掛かる費用 | 安価な掲載料金+採用成果報酬ウエイト型 |
備考 | ・掲載求人の半数が個人経営のサロン ・スカウト機能を利用すれば内定率が1.4倍にアップする |
このようにリジョブは業界最大級の求人数を誇っており、採用したいと思える人材に出会いやすいと考えられます。
あなたもリジョブで魅力的な採用広告を掲載して、競合他店との差別化を図ってみませんか?
スタッフを集めるために有効な対策
ここからは、スタッフを集めるために有効な対策についてご紹介していきます。
今日から取り入れられるものもありますので、自分のお店の課題を踏まえて参考にしてみてください。
SNSで職場環境を紹介する
SNSは集客目的で活用している美容室が多い一方で、採用目的で使っているところは少ない傾向にあります。
SNSの投稿は、コストをかけずにお店の情報を求職者に伝えることができるため、美容室の採用を効率よく行うことができるツールです。
では一体どのような内容の投稿を行えば良いのでしょうか?
下記のような内容で投稿してみることをおすすめします。
- 普段のスタッフの働いている様子
- スタッフの夢や考えていることをインタビューを行った上で紹介
- スタッフ同士の日々の過ごし方の紹介
- 新人とベテランの教育の風景
スタッフが実際に働いている姿の投稿は、スタッフを集めるための手法として効果的です。
施術風景や練習風景などはもちろん、インタビューやスタッフ同士の日常シーンを取り入れると、職場環境をイメージしやすくなります。
また教育や研修制度の整備は、美容師のキャリア形成において欠かせない要素です。
スタイリストになるまでのフローやプロセスを見える化して、個人としてステップアップできる環境であるという点をアプローチしていきましょう。
実際に働いている人の事例を紹介する
実際に働いているスタッフを紹介する際は、普段のタイムスケジュールや施術数、指名数などを提示していきましょう。
また、どのくらい稼いでいるのか、産休や育休制度は使いやすい環境かなどもあわせて紹介すると、求職者がその店で働くイメージがつきやすいでしょう。
せっかく労働環境が良くても、それによって得られるものが具体的にわからないと意味がありません。
ただ求人情報を掲載するだけではなく、実際に働いているスタッフのリアルな声を取り上げると、信頼性がグッと上がりますよ。
レファラル採用に力を入れる
レファラル採用とは、スタッフの友人などを紹介してもらうことです。
レファラル採用のメリットは無料でできるだけでなく、働きやすい環境であることをスタッフ自身が伝えることで信憑性があり、採用につながりやすいことが上げられます。
また、入社してすぐに顔見知りと働けるため、居心地の良さを感じることができ、早期退職の防止にもつながるのです。
ただし、レファラル採用は「知り合いや友達を紹介したい」とスタッフが思えるような美容室作りが重要になります。
まずは、スタッフに「どのような人材を求めているのか」を正しく認識してもらうことから始めていきましょう。
求人効果が高いのはリジョブ
先ほどご紹介してきたように、リジョブは業界最大級の求人サイトです。
リジョブが美容業界で選ばれる理由は、次の3つになります。
①低コストな採用成果報酬ウエイト型
②美容業界求職者の転職満足度が98%
③総会員数が55万人超!
【リジョブを利用した企業の声】
- 「SEOに強く、店のイメージや雰囲気が求職者に伝わる求人広告が作れた」
- 「難易度の高い治療家でも応募が多く、欲しい条件の人をスカウトできる機能が助かった」
リジョブはWEB検索時の順位が上位のため、多くの人に閲覧されやすく優秀な人材へのアプローチが可能です。
また都市圏だけではなく、中部・近畿地方を中心に全国各地の求人を取り扱っていることも嬉しいポイント。
コストの低さやSEOの強さなどが魅力的なリジョブが気になる方は、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。
まとめ
現在は多くの美容室がある一方で、求人をしても応募者がなかなか集まらない状況の美容室も多く存在しています。
美容師の求人成功へのカギは、労働条件の改善や魅力的な採用広告の掲載、競合他店への差別化が必要です。
場合によっては、現在利用している求人サイトをより自社に適している求人サイトへと変更したほうがいいかもしれません。
今回ご紹介したリジョブを求人サイト選びの参考にして、スタッフが集まらない美容室を脱却していきましょう。
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