ネイルサロンを経営している方の多くが課題として感じている集客問題。
ネイルサロンは国家資格がなくても開業できるため、店舗だけでなく自宅や賃貸マンションでも開業できることもあり、競合店舗の増加が著しいです。
こうしたことから「予約が入らない!」と困っているサロンオーナーの方も多いでしょう。
この記事では、ネイルサロンに予約が入らない理由と対策について解説します。
CIN GROUPでは、これまで2,000店舗以上の美容サロンの集客/経営をサポートしてきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ネイルサロンにお客さんが来ない理由5選
「お客さんが来ない」、「予約が入らない」とお悩みのサロンオーナーは、サロンの現状を客観的に把握できていないケースが多いです。
まずは、自分のサロンがお客様からどのようなサロンだと捉えられているかを知る必要があります。
① そもそもお店の存在を知られていない
初めて来店される方、つまり新規客が増えない理由として挙げられるのは、そもそもお店の存在を知られていないケースが考えられます。
大型の路面店では、車や通勤途中の方の目にとまることも多いですが、自宅サロンや賃貸マンションの場合は、積極的に広告を出さなければ存在すら知られません。
まずは、お店の存在を知ってもらうためにも、美容系の集客媒体やSNSを活用してお店の存在を認知してもらいましょう。
② 技術力が足りない
2つ目は施術者の技術力不足が考えられます。
美容業界の中でもネイルは、完成度の高いネイルデザインを求める方や仕上がりを重視する方が非常に多いです。
また、ネイリストになるために必要な資格はないため、スタッフごとにスキルのばらつきが多い店舗もあるでしょう。
スタッフを雇っているサロンでは、なるべく施術者のスキルを一定水準を保つために定期的に研修を行うなどの対策が必要です。
③ 接客サービスが良くない
前の項目でもお伝えしたように、ネイリストは技術力が求められる職業ではありますが、サービス業としての側面も強いです。
当たり前ですが施術中はお客様と会話をしますし、デザインの要望に正確に答えるためには丁寧なコミュニケーション能力も問われます。
たとえ技術力があっても、お客様が求めるデザインを実現できなければ悪い評判が広まってしまうかもしれませんし、「また来たい。」と感じてもらうことは難しいでしょう。
こうした理由から、お客様は店舗を選ぶという感覚よりも、ネイリスト個人を選ぶ要素が強まりつつあります。
極端な場合、接客サービスが良くないスタッフしかシフトに入っていない時は、極端に予約率が悪くなってしまうという店舗も良くあるのです。
④ 口コミや評判が良くない
総務省の『レビューをどの程度参考にするのか』の調査によれば、「かなり参考にする」と「まぁ参考にする」方の割合は、20〜50代で約75%、60代では約60%となっていることがわかります。
これまで説明してきたように、ネイルは仕上がりやデザイン、接客態度なども重視されるため、口コミを参考にしている方は非常に多いでしょう。
最近では、予約サイトでの口コミ投稿欄だけでなく、SNSやGoogle Mapでも簡単に口コミを見ることができます。
このように、口コミは新規集客にも大きく影響する要素となってきているのです。
良い口コミを集めることも大切なのですが、お客様に「良い口コミを書いてください。」と無理にお願いするのは逆効果となります。
もし、その事実を口コミに投稿された場合、良い口コミが全てサクラなのではないかと感じさせてしまいます。
口コミの投稿を依頼しても良いですが、お客様が感じたリアルな意見を集めることが重要と言えるでしょう。
⑤ 他店との差別化ができていない
冒頭にもお伝えした通り、ネイルサロンは競合店舗が多いこともあり、集客を維持するのは大変です。
強みやウリが明確ではないサロンは、他の店舗に埋もれてしまいなかなか選ばれることはありません。
この時に失敗してしまいがちな方法は、価格を落として差別化を狙ってしまうことです。
価格を落とすことで確かに集客できるようになるかもしれませんが、他の店舗がより安い価格で設定した時に一気に顧客を取られてしまう可能性が高まります。
つまり、価格でしか勝負できない戦いになってしまうということです。
価格を落とさずに集客するためには、他店にはないウリや魅力を明確にして、顧客にアピールすることが重要でしょう。
新規集客だけでなくリピート顧客の獲得も意識する
ここまで、ネイルサロンが集客できない理由について説明しましたが、「予約が入らない」という状況をより細かく見ていくことが大切です。
- 新規集客が少ないのか
- リピート(再来)する方がいないのか
お客さんの属性を大きく分けると、上記のように新規とリピートに分けることができます。
この2つの属性のお客様に対して、どのように予約を増やすような対策をするべきなのかを理解することがポイントです。
新規の予約が入らない場合
まず、新規の予約が入らない原因を考えると、下記のようなことが考えられます。
- 認知度が低い
- 立地/アクセスが良くない
- 口コミ/評判が良くない
- ウリや魅力をうまく伝えれていない
- お客様が知りたいと思う情報を伝えられていない
すでに最初の項目で説明をしている部分もありますが、新規のお客様はあなたのサロンを何も知らない状態であることを知っておくべきです。
どのようにサロンの存在を知ってもらい、悩みに対する解決方法を提示できるのかといった情報を積極的に公開しましょう。
スマートフォンを通じて、簡単に情報を取得できるようになった現代こそ、お客様が知りたい情報がなければ、信憑性がないと思われ不安につながります。
ホットペッパービューティーのような集客サイトに情報を掲載したり、SNSで積極的に情報発信をすることが重要です。
新規→リピートの予約率が低い場合
新規集客が一番重要だと考えられる方も多いですが、実は初めて来店された方がどれくらいの割合で、リピートに繋がっているかが集客の大きなポイントです。
極端な例ではありますが、既存顧客が200名いて、毎月1回は来店、一人あたり単価が5,000円だと想定してみましょう。
売上 = 200名(来店数)× 5,000(円)=1,000,000円
上記のように売上が100万円となります。もし一人で経営されているならば十分な収入があるでしょう。
もし、この200名のお客様に来店していただくことができれば、新規集客は一切行う必要はありません。
しかし、現実はそう簡単ではなく、全くリピートしてくれない方もいれば、1〜2年通ってくれたけど突然来店しなくなったということもあるでしょう。
リピート率を高めることができれば、サロンの売上が大きくなることはもちろん、新規集客にかける宣伝広告費を抑えることができるのです。
リピート率を向上させるポイント
リピート率を向上させるポイントは下記の通りです。
- 技術力を向上させる
- 顧客満足度を向上させる
- お客様の悩みを徹底的に解決に導く
- また来たいと思わせる特典をつける
- 新しいメニューや施術内容を見直す
技術力を向上させるためには、セミナーや研修を受けたりするのはもちろん、スタッフに知識や技術を共有することも大切です。
スタッフ間で技術力や接客スキルにギャップがあることは、経営的にはマイナスに働きます。
技術力や接客評価が高いスタッフには特別なポジションを与え、知識を周りに伝える役割をになってもらうことも効果的でしょう。
技術力が高ければ顧客の要望に応えられる頻度も高まりますし、ネイルのケアについても教えたりすることで、お客様の悩みを解決することで顧客満足も向上します。
また、複数回来店してもらっている常連のお客様に対しては、特別な特典やサプライズなどを行うこともより長く通ってもらえる秘訣です。
新しいメニューや機材、ネイル商材を導入した時に、モニターとして無料で受けてもらうことで特別感を感じてもらえるでしょう。
ライフタイムバリュー(LTV)を意識する
ライフタイムバリュー(LTV)とは、顧客生涯価値を意味しており、一人のお客様が初来店から店舗に通わなくなるまでの売上(利益)をどれだけもたらしてくれるかの指標となります。
【LTVの計算方法】
LTV = 平均購入単価 × (粗利率) × 平均来店頻度(回/年)× 継続期間
売上だけ考慮したい場合は、粗利率を考える必要はありませんが、利益をしたい時には計算に組み込んでみると良いでしょう。
例:単価 5,000円、平均来店頻度 6回/年、継続期間 3年
LTV = 5,000円 × 6(回) × 3(年)= 90,000円
上記の顧客の例だと、一人で90,000円の売上を創出していることになります。
もし、新規集客だけに力を入れてしまうと、5,000円しか創出しない顧客を増やしてしまうのです。
長期的な経営を実現する場合には、来店頻度と継続期間を伸ばすような対策を重視することが大切と言えるでしょう。
集客UP/課題点の発見はホットペッパービューティーの利用がおすすめ
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弊社の独自のサポートとしては、経験豊富な担当者による集客/経営改善サポート、ネイリストの採用ツールや資金調達に強い業者の紹介などがあります。
ネイルサロンの経営にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
まとめ
この記事では、ネイルサロンの予約が入らない理由と対策方法について解説しました。
予約が入らないと悩んでいるオーナー様は、まずは新規客が増えないのか、それともリピート率が低いのかに分けて考えてみましょう。
リピート率はいいけど新規数が増えない、反対に新規数は取れているけどリピート率が上がらないなど、課題点を明確にすることで適切な対策方法を見つけることができます。
経営や集客の悩みを抱えているオーナー様は、ホットペッパービューティーのような集客サイトを活用してみることも検討してはいかがでしょうか。
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