エステサロンにパンフレットを置くことは、リピート率を向上させるために欠かせないアイテムです。
サロンのコンセプトを上手く反映し、魅力やウリをお客様に伝えることができるように、この記事ではパンフレットのデザインや作り方について解説します。
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目次
エステのパンフレットの役割
まずは、パンフレットとチラシの違いについて解説します。これらはよく間違われるのですが、見た目も目的も違います。
基本的にチラシは、紙一枚のみを使用したものを指しており、パンフレットは複数のページで構成されることが多く、紙も厚めのしっかりとした素材で作られることが多いです。
チラシの場合は、駅前で配布したり、折込やポスティングとして不特定多数の方に渡すため、新規集客が主な目的として使用されます。
一方のパンフレットは来店されたお客様に、より店舗のことや取り扱っている商品やメニューについてを知ってもらうために配布されることが多いです。
そのため、パンフレットはサロンの開業の想いであったり、お客様に共感を求めるような内容記載していることが一般的だと言えます。
お客様に対して配ることはもちろん、取引先の方にサロンを知ってもらうために名刺代わりとして渡されることもあります。そのため、デザインはチラシよりもおしゃれなものが多く、作る時は少しイメージが違うこともポイントです。
下記記事では、集客に生かすチラシのデザインや作り方について解説していますので、併せてご覧ください。
エステのパンフレットの作り方
パンフレットの中でも目的によって種類があり、会社説明・商品やメニューの紹介・採用目的のものなど様々です。まずは、どのような目的でパンフレットを作成するのかを一度整理しておきましょう。
エステサロンの場合は、最初の数ページに会社(サロン)説明で、開業の想いや理念であったり、どんな方に向けたサロンなのかを説明し、後半部分で取り扱いの商品やメニューの説明であることが多いです。
「技術力をウリにしたい。」
「こんな悩みを持っている人に来てほしい。」
「取り扱っている商材の質の高さをアピールしたい。」
など、どのような目的を持ってパンフレットを作りたいのかを考えておくことが重要です。
サロンコンセプト、他店との違い、独自のメニューや施術方法などの記載しないといけないことを明確にしましょう。
そのためにはサロンの魅力やウリ、これまでの実績などを一度洗い出すことが必要になります。
お客様に共感してもらうための良いパンフレットを作るために、このような入念な準備が必要なのです。
対象読者を決める
まずは、パンフレットの対象読者がお客様なのか、提携先かなどを明確にしましょう。
もちろんパンフレットの構成によっては、どちらの読者でも大丈夫なように作ることもできますが、ターゲットがはっきりしている方が共感されやすい内容になります。
お客様向けのパンフレットならば、商材紹介や施術メニューの紹介が中心になりますし、企業向けのパンフレットならば会社概要や理念を打ち出す内容になるでしょう。
コストがかかってしまうかもしれませんが、対象読者を分ける時には、別々のパンフレットにすることが望ましいです。
対象読者の理想像を載せる
多くのエステサロンは、お客様に向けたパンフレットの作成が目的かと思います。
対象読者をお客様だとして、パンフレットを手に取る方はどのような理想を抱いているかをイメージしましょう。
もし、あなたのサロンが小顔矯正をウリとしている店舗ならば、ほとんどのお客様はもっと小顔になりたいと思っている方が多いはずです。
そのようなお客様が共感していただけるような内容はやはり、小顔矯正に関する商品や施術、日々のケアの情報ではないでしょうか?
つまり、顧客があなたのサロンに通うことによって、理想の自分を手に入れられるかどうかをパンフレットに書くことが重要なのです。
具体的には、施術を受けた方のビフォーアフターの写真を掲載するだとか、短期間でここまで変化しますよ、といった内容でしょうか。
このように、お客様が抱える問題や理想をイメージして作成することがポイントです。
テンプレートを使う
パンフレットを簡単に作る方法としては、テンプレートを使用することです。
テンプレートを利用することで、構成がある程度決まっていたり、エステサロンに適したデザインで手間をかけずにパンフレットを作成することができます。
コストをかけずにパンフレットを作りたい、デザインを考えるのが苦手だからはずれのないデザインを使いたいといった方はテンプレートの利用がおすすめです。
エステのパンフレットで気を付けること
誤解を生む載せ方をしない
施術の効果を打ち出す際に、気をつけなければいけないことは景品表示法や薬機法などの法律に関する点です。ビフォーアフターの写真を載せることは特に問題ではありません。
しかし、施術だけではなく食事制限や他のケアを並行して行なった結果を、施術のみで改善された思わせるような広告にすることは禁止されています。
要するに、お客様に「この施術を受けるだけでこの体型になれるんだ!」といった誤解を与えてはいけないということです。
ビフォーアフターの写真を掲載する際は注意書きや追加説明で、詳しい変化までの経緯を記載しておくと良いでしょう。
また、実績を出す際には、効果が大きかった人の結果だけを提示することも不当表示とされますので、一般的な方の結果を出すことが望ましいです。
もちろん、ありもしない結果を掲載することや、画像を加工するなど虚偽の内容は絶対にしてはいけません。
印刷前の確認を細かく行う
特に自分でパンフレットを作成する際は誤字脱字の確認、表やデザインのズレを確認しましょう。
何も確認せずに一度に印刷してから間違いに気づいてしまっては、紙もお金も無駄になってしまいます。
細かい間違いは自分だけでは気づけないこともありますので、印刷前にスタッフや身近な人に協力してもらい、複数人にチェックしてもらうと良いでしょう。
パンフレットの種類
折り畳みのパンフレット
折り畳みだとコンパクトにすることができ、広げたら一枚の紙面になるため大きな写真でも使いやすいことが特徴です。
最もスタンダードなものは二つ折りのパンフレットで、会社概要や商品の紹介などサービスの案内に最適です。
巻き三つ折りのタイプはメニューやコースを掲載する際に便利ですし、大きな写真も載せやすくデザインの幅も広いので、美容サロンに適していると言えるでしょう。
観音開きの4つ折りは、デザインによっては2種類の見開きページをつくることができるため、2種類の異なる内容をまとめて記載したい場合に便利です。
中綴じタイプのパンフレット
中綴じタイプのパンフレットは、冊子タイプのいわゆる一般的なパンフレットと言えます。
ページをいくらでも増やせるので、情報量が多いメインとなるパンフレットに使用されることが多いです。ページや情報量が多くなるため、じっくり読んでもらうことを前提に作成することになるでしょう。
まとめ
この記事では、パンフレットの作成方法や覚えておくべきポイントについて解説しました。
パンフレットはチラシと異なり、長期的にお客様に見られるものです。そのため、記載する内容やデザインはよく考えて作成するべきです。
上手く作成することができれば、お客様にサロンの考え方に対して共感していただき、ファンを増やすことにも繋がります。
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