エステの商品を売ったり、新しい施術の案内のために、お客様が注目する場所にポップを貼ることは自然な流れでお客様の興味関心を引き立てるために非常に効果的です。
特に、待合室や施術中に目につきやすい場所、またお手洗いの中などの店内にポップを用意することで商材の売上につながります。
開業したばかりのサロンオーナーの方の中でも、どのようにポップを作ったら良いのか、コツを知りたいといった方向けに、売上UPにつなげるためのポイントについて解説します。
CINGROUPで担当してきたサロン様は1,000店舗を超えますが、商材販売に力を入れているサロン様はポップを上手く活用し、物販利益が200万円超えているサロン様もいらっしゃいますので、ぜひ参考にしてください。
目次
エステサロンで商品が売れる店内ポップの書き方
基本情報は必ず掲載する
ポップの作成にあたり、必要最低限の商品の写真、名前、価格、効果・効能などは忘れずに記載しましょう。
金額は通常価格とキャンペーン価格(限定価格)、効果や効能に関しては商品を端的に表現したキーワードやキャッチコピーを添えましょう。
特徴的な数字の情報を記載する
数字の情報は、脳内に強烈なインパクトを残す非常に大きな要素です。
- 〇〇本売上突破!
- 〇〇部門でNo.1!
- 20種類以上の成分配合
- 朝のスキンケアをたった3分で!
商品に関して言えば上記のようなこれまでの売上実績、配合している成分の種類の豊富さをアピールできるでしょう。
ただ、お客様の気を引くためにアピールの文言が嘘の情報だったり、断言するような文章を使用するとお客様とのトラブルになるだけでなく、法律を犯すことになることもあるので注意してください。
具体的な成分の名前を掲載する
配合されている成分が多い場合は、主要なものや人気がある成分が配合されていることをアピールしましょう。
美容に関しての知識を持ち合わせている方は、美容成分を非常に気にする方が多いため、美容成分を表記しておくことで販促効果が期待できます。
例:シミ予防に効果のあるトラネキサム酸配合など
参考:https://faith-beautymanage.com/esthetic_salon_customer/pop.html
キャンペーン情報を記載する
季節限定や〇〇周年記念といったキャンペーンにすることで、「今だけお得なんだ。」「損をしたくない。」といった感情が無意識にお客様に芽生え、購入の意欲向上が期待できます。
- 夏限定で〇〇円引き
- 〇〇までの期間限定キャンペーン
- 〇〇%OFF
- 〇〇円→〇〇円(値引き価格)
特に季節関係のキャンペーンは、その季節(トレンド)だからこそ売りたい商材を選ぶようにしましょう。夏なら日焼け防止、冬なら乾燥対策の商材などが挙げられますね。
時期的な要因と、お客様の購買意欲を一致させることで効率良く商品を販売することが可能となります。
エステのリピート客獲得!魅力的な店内POPの作り方
施術のビフォーアフター写真の載せる
お客様が商品を購入する理由・目的は、今よりも良い状態に変わることです。
それを伝えるために効果的なのは、文章よりも写真で、その中でもビフォーアフターのように変化がわかるものを使用しましょう。
ビフォーアフターの写真を載せることで、お客様が未来の変化に対してのモチベーションが上がりますのでおすすめです。
ただし、クレーム対策のために個人差があることも記載しておくことが重要です。
悩み別で他のコースの紹介をする
ポップごとにターゲットを分けることもポイントです。必ずしも1つの商材や施術で、お客様全員の要望や悩みに応えることができるわけではありません。
良く相談される悩みに対しての回答として、おすすめのサービスを紹介しましょう。
- シミに悩まれる方には〇〇
- 脚痩せしたい人には〇〇コースがおすすめ!
- 乾燥対策でベストなのは〇〇
美容サロンに通われるお客様は、コンプレックスや悩みを抱えている方が多いので、悩み別でベストな選択肢を教えるポップも効果的です。
リピート客を獲得したいなら
店内用のポップを作成したら、せっかくなのでポップの内容をダイレクトメール、既存のお客様にも宣伝すると良いでしょう。
もちろん、そのままポップの内容を流すだけでは意味がないので、件名で何日までの来店で〇〇%OFFのようにクーポンを一緒に送ると、来店の促進にもつながります。
施術後のドリンクサービスをしながら、お客様が気になっていそうな商材について説明することで、顧客満足度を上げるだけでなく商材販売にも非常に有効でしょう。
ポップを作成する度に、ダイレクトメッセージにクーポンを載せたり、一斉に送信することは大変だと感じている方は、ホットペッパービューティーの利用がおすすめです。
予約・顧客管理やDMの送信の自動化など、非常に便利な機能が多く利用することができます。ホットペッパービューティーに関して気になる方は、弊社でもご案内が可能なので、お気軽にお問い合わせください。
お客様の目を引く!エステのポップデザイン
手書きで親近感を持たせる
ポップは販促ツールとして有効ですが、かたいイメージのものより筆や黒板とチョークを使って、温かみを出して親近感を持たせていただけます。
PCでデザインが良いものを作るとなるとかなりのスキルが必要になりますし、中途半端な知識で作成すると無機質なものに仕上がってしまうこともあります。
そのため、手書きでのイラストやデザインが得意なスタッフがいたら、ぜひ積極的に手書きで作成してみても良いでしょう。
もし、手書きでポップを作成する際のもうワンポイントを追加するとしたら、素材にもこだわってみることです。
ポップは普通紙で作成する方が多いかと思いますが、黒板とチョーク、少し高級感のある厚紙素材など、お店の雰囲気に合わせて素材を変えてみることも効果的でしょう。
3色以内に色数を制限する
ポップは基本的に、記載している情報を盛り込みすぎるのは効果的ではありません。
特に手書きポップを作成される際に多い間違いは、たくさんの色を使ってしまうことです。一種類のポップの中で使用する色は多くても3種類以内に済ませるようにしましょう。
文字のみでオリジナルの感じを出せない場合は、100円ショップや文房具コーナーに売っているようなシールを活用してみるのも良いかもしれませんね。
色を使う時には、本当に伝えたい文章やキャッチコピーでお客様の気を引く文章の時に使用すると効果的です。
目立たせたい情報を強調させる
ポップの中で文字の大きさ、フォント、色などを統一する中で、目立たせたいキャンペーン情報やお客様に伝えたい文章に上手く変化を付けることでお客様の注目を集めることができます。
ポップは一瞬しか見られず、まったく気にかけない方も多くいらっしゃるのが現状。
あまり注目されづらいものに注目してもらうためには、デザインはもちろん、文字の大きさや色のバランスを変化させることが重要なポイントです。
ポップ全体の情報を簡潔にまとめる
商品の説明や、伝えたい情報を盛りだくさんにしてしまうと、お客様がぱっと見たときに商品の良さがわからなくては意味がありません。
- 商品名(写真)
- 注目されるキャッチコピー
- 商品のポイント、価格
上記の項目は、1、2秒の短時間で認識できるようにしましょう。広告業の間では、1,2秒が勝負だと言われており、その一瞬でお客様が興味を持つか持たないかが分かるとされています。
必要以上の情報を盛り込みすぎるのではなく、余白を考慮しつつ、お客様が一番知りたい情報、興味を持たせる情報をピンポイントで伝えられるポップ作りを意識しましょう。
エステ店内の場所に合わせてポップの内容を変更
先述したようにポップは基本的にはあまり、注目されないものではありますが、置く場所と内容の組み合わせを意識すると、じっくり読んでもらえるチャンスが増えるかもしれません。
ただ、単純にポップを置くのではなく、ポップに記載されている情報と置く場所の相性を考えてみましょう。
待合室:キャンペーン情報紹介がおすすめ
待合室にあるポップは比較的じっくりと確認していただけることが多いです。
そのため、情報量を絞った小さめのポップと、より詳細な情報を含んだ大きめのポップを組み合わせることが効果的です。
お客様の目線に合わせるように、待合室の椅子に座った時の目線の一番先に来るものを小さめのポップを置き、その周辺に詳細のポップやテキストが豊富なパンフレットを置くと良いでしょう。
待合室では、キャンペーン情報や、新商品の売り出しとして最適のポップ置き場です。
更衣室:施術に関する内容がおすすめ
更衣室では、あまりお客様がじっくりとポップを見る時間はないため、簡潔かつ大きめの文字のポップにするようにしましょう。
商品販売を促進するというよりは、施術のビフォーアフターの写真を用意いたすることで、これから行う施術のイメージや効果を伝えるようなポップが効果的です。
レジ横:新メニュー紹介がおすすめ
レジは、お客様がお会計をされる時なので、じっくりと見られるわけではありませんが、注目はされやすい場所です。
さらに、お会計の直前であることが多いので、手軽に購入しやすい安価な化粧品類のポップを置くことで購買意欲をそそることができるでしょう。
ポップの内容は極力シンプルにした上で、お客様がポップに目線を移したと感じたら、簡単に商品の特徴を口頭で説明することで購入確率はグッと高まります。
施術台の横:人気メニュー紹介がおすすめ
施術台周辺は、お客様が店内にいる時間の中で最も時間が長いですよね。
特に痩身や脱毛サロンの場合は、施術中に雑誌やスマホを見づらい施術であるため、お客様も目線をどこにすれば良いかわからなくて気まずい…と感じることも。
その状況を上手く活用して、目線の先に人気メニューや人気商品のポップを貼っておくことが有効です。
長い施術時間の中で、一通り目を通すだけでなく、ポップの内容を記憶できるくらいまで見ていただくことができますので、テキストの量は多くても問題ありません。
トイレ:キャンペーン情報紹介がおすすめ
トイレに座った時の正面や横にキャンペーン情報を掲載したポップを数種類置いておくのも良いでしょう。
長い時間滞在する場所ではないものの、他の場所と比べて無意識に集中してしまう場所だとも言えるため、お得な情報や人気商材のコンパクトなポップを用意しておくことがおすすめです。
まとめ
この記事では、販促をしたい商材やメニューを伝えるためのポップ作成について解説しました。
お客様の目線やそれぞれの場所の役割を考えた上で、ポップの置く場所や貼る場所で訴求内容を変更することも重要なポイントです。
ポップの活用を上手にできれば、商材の販売の促進だけでなく、お客様とのコミュニケーションのきっかけにもつながります。
CIN GROUPでは、このように基礎的な経営のアドバイスはもちろん、広告の運用のサポートなども行っておりますので、何かサロン運営でお困りの方はお気軽にお問い合わせください。
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