この記事では、ジムの開業を検討していて、経営に不安がある方に向けて、
- ジムの経営が失敗してしまう店舗の特徴
- ジムを開業する時のおさえておくべきポイント
- 経営状態を安定させるための方法や集客方法
弊社では、美容サロンだけでなく、個人型のパーソナルジムやヨガスタジオなどの経営コンサル、ホットペッパービューティーを用いての広告運用も行なっているため、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
目次
ジムの経営が失敗してしまう店舗の特徴
立地が悪い
集客を効率よく行う上で重要なポイントはやはり立地です。
テナントを安く借りられるから、土地代が安いからといった単純な理由で場所を決めてしまうと、開業してから集客しづらい場所だったと気づいてしまっては手遅れです。
顧客分析をした上で、ターゲットとなる顧客を獲得するためには、どこで経営をすることが効率的なのかを開業前からしっかりと検討しましょう。
自分から宣伝していない
宣伝をしなくても集客できるという考えは甘いです。
どんな業種においても、宣伝方法が間違っているといつまで経っても集客することはできません。
集客することができなければ利益を出すことも難しいですし、長期的に安定した経営をすることは難しくなってしまいます。
広告の運用方法も開業前の段階から考えておくことが大切です。
ターゲットの絞り方が下手
スポーツジムと言ってもターゲットとなる顧客は、それぞれ異なります。
- マシンを取り揃えたスポーツジム
- ランニングマシン、プールなど健康目的のフィットネスジム
- ヨガやダンスなどのスタジオジム
- 個人向けのパーソナルジム
などがジムの種類として挙げられます。これらの業態では健康を目的としていることは共通していますが、顧客のニーズが異なります。
本格的に体を鍛えあげたい方なら、ウェイトトレーニングが特化しているジムを選ぶでしょうし、健康になることを目的としている方はフィットネスジムやスタジオを選ぶでしょう。
どんなことが目的なのか?といったニーズを分析することで、経営方針や核となるコンセプトを決めることが集客の上で重要なポイントです。
経営者必見!顧客が惹かれるジムのコンセプト
先にも述べたように、スポーツジムに通う顧客はそれぞれ異なる考えを持っています。
1つの業態でも、ジムのコンセプトは幅広く他店との差別化にも大きく関わります。
- 健康的な体づくりを目指したい
- 美しさと健康を追求したい
- 楽しく健康的な生活を目指したい
と言ったように、似ているようで少し顧客のニーズは変わるはずです。
女性ならば、健康的で美しい外見を手に入れたい、本質的に体に取り入れる食材から健康を目指している人は食事のサポートやアドバイスもしてほしいと思っているでしょう。
男らしくたくましい筋肉をつけたいと考えている人は、食事はもちろん、専門的で効率的な筋力トレーニングの方法を知りたいはずです。
そういった場合は、トレーニングの資格を持っていたり、サプリメントや食事に関して知識が豊富なスタッフが常駐しているところは信用度が高まります。
そこまで本気でトレーニングを目指しているわけではないけど、日常生活に運動を取り入れることで楽しく健康的な生活を定着させたい方もいらっしゃいます。
実際に、ホットヨガやダンススタジオに加えて、温浴施設があるアクティビティー要素の強いジムも存在しています。
このように顧客によって様々な目的があり、全ての方のニーズに応えることは難しいです。
ジムのコンセプトを決める時には、顧客ターゲットを絞りこんだ上で、魅力だと感じるコンセプトを持つジム作りを目指しましょう。
ジムの経営状況を安定させるには
競合と差別化出来るコンセプトのジムにする
最近では、健康を意識する方も増えてきており、幅広い年代でスポーツジムが浸透しています。
一般の方のスポーツジムに対するニーズが高まる中で、選ばれるジムを経営するためには、他店舗との差別化が非常に重要です。
パーソナルジムの経営をされている方でも、資格を持っているだけでなく他店との差別化をはかるために努力している方が経営に成功しています。
例えばですが、
- トレーナー自らが大会に出て実績を残す
- トレーニングに関する資格だけではなく、食事関連の資格も取得
- スタッフ全員が有資格者
- SNSでの発信を強化
といったことを差別化のために実践しています。
この方は、パーソナルジムの中でも本格的にボディーメイクを目指している方をターゲットにしていることもありますが、やはり顧客から選ばれるためには強みが必要となります。
実績、付加価値、他店にはない強みを意識して差別化して、集客をすることで安定した経営が可能となります。
お客様が通いやすい立地に店舗を構える
通いやすい場所に開業するといっても、絶対に駅近くに開業した方が良いというわけではありません。
ターゲットとなる顧客が通いやすい立地ということを意識することが重要です。
例えば、顧客層がサラリーマンで筋力トレーニングを目的としている方ならば、出勤前や仕事終わりの導線となる駅前に開業することで集客しやすくなるでしょう。
ただ、プール施設、ヨガやダンススタジオは女性から人気の業種ですし、比較的高齢の方からのニーズが高いです。
このような場合は、必ずしも駅近くに開業する必要はなく、住宅街から近いところやショッピングセンターのテナントを利用することも集客効果は期待できるでしょう。
開業場所を決める時には、資金面だけでなくターゲット層を獲得しやすい場所なのか?を調査して決めることをおすすめします。
ターゲットに合わせたプランを用意する
ターゲットを絞りんだ方が良いと言っても、プランが1つだけだと人が集まらないことは事実です。
ジムのコンセプトやターゲット層が曖昧になってはいけませんが、プランをいくつか持ち合わせておくことも集客する上で必要なことです。
- 月に4回通う場合の低価格プラン
- 使い放題のプラン
- その他の追加オプション
「ジムに通いたいけど、仕事も忙しいしから契約しづらい…。」といった方のためのライトユーザー向けの低価格なプランを用意しておくと、新規顧客の獲得にも有効です。
また、健康と関連が深い食事にフォーカスしたオプションプランもあると魅力です。
例えば、筋力トレーニングだとしたら、「1日1食分のプロテイン付き」、「月に一度のパーソナルトレーニング付き」などでしょうか。
このプランもサロンのコンセプトや、顧客ニーズを分析してうまく設定できると安定した経営に近づきます。
24時間営業にする
特にマシンを使うスポーツジムやフィットネスジムの場合は、24時間営業の方が集客しやすいです。
講師や監視の必要性が低く、なおかつ個人でのトレーニングが中心ならば、スタッフが常駐する必要がなく人件費を抑えることができます。
顧客側も営業時間を気にせず、好きな時間にジムに行くことができるため、24時間営業のところを優先して選ぶ方は非常に多いです。
実際に、24時間営業のところでも、夜の20時からお昼の12時まではスタッフがいない場合や、◯曜日はノースタッフデーといったケースもあります。
ただ、スタッフがいない時の事故や、お客様の怪我に対応するためのセキュリティー対策はしっかりとしておきましょう。
ジムの経営者におすすめの集客方法
ホットペッパービューティーに掲載する
ホットペッパービューティーは美容室やエステサロンといった美容系の店舗しか掲載できないイメージを持っている方が多いですが、整体やヨガスタジオ、スポーツジムの掲載も可能です。
美容や健康に意識が高いユーザーが多いことから、パーソナルジムのように単価が高いジムの掲載に非常に有効という特徴があります。
インターネットで効率的に広告をしたいと思っている方などは、一度検討してみると良いでしょう。
リスティング広告を出す
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!の検索結果の上部の【ad】【広告】と表示がでている広告のことを指しています。
リスティング広告では、ユーザーが検索をした際に地域や検索ワードの関連性が深いときに表示されることと、検索結果の一番上に表示されるためクリックされやすいことが特徴です。
ホームページを持っているジムで、インターネット経由の広告を出したい方は積極的に利用してみると良いでしょう。
インフルエンサーにPRしてもらう
最近では、instagramやTikTokを通しての広告も非常に盛んに行われています。
スポーツジムの場合は、影響力のあるトレーナーの方や、トレーニングに励んでいるインフルエンサーに依頼をしてみることも効果的です。
基本的にはフォロワーの数が多い方に依頼をする場合には、依頼料が高単価になる傾向がありますが、まだフォロワー数が少なく勢いのある方に依頼する場合は、依頼料を抑えることも可能です。
インフルエンサーに依頼する際には、その方がどのような層の方にフォローされているのかを見極め、顧客ターゲットに一致するかどうかを判断することが大切です。
ホームページを開設する
ホームページを開設することは、集客の上でも、お客様からの信用を高める上でも非常に重要です。
最近では「最新の情報はSNSで流せるからホームページはいらないのでは?」という意見がありますが、ホームページがあることは顧客からの信用は大きく変わります。
SNSでは投稿するたびに、前に投稿していた情報が古くなってしまいます。
特にスポーツジムは新型コロナウイルスの影響で、営業時間が変わってしまったり、衛生管理などの適切な情報を顧客に届けなければいけません。
顧客が知りたい情報を、正確に届ける方法としてホームページは非常に重要な役割を果たします。
まとめ
この記事では、ジムの開業を検討している方に向けて、顧客ターゲットやコンセプトの決め方、集客方法について簡単に解説しました。
特に最近では、パーソナルジムの開業が増えており、大手のように大々的に広告を出せない、出す方法がわからないといった方が多いです。
CINグループでは、ホットペッパービューティーを活用して、美容サロンだけではなくパーソナルジムやヨガスタジオの広告運用のサポートも行なっております。
これまで、1,000店舗を超える美容サロンやジムの集客サポートしておりますので、集客や広告の運用方法でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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