近年のフィットネスブーム、健康意識の高まりからパーソナルトレーナーの需要が高まっていることもあり、パーソナルトレーナーを目指す方も増えています。
この記事では、パーソナルトレーナーになりたいと検討されている方に向けて、年収についてや開業前に覚えておきたいことなどを解説します。また、雇われる場合と独立している場合の年収では大きく異なるため、今後パーソナルトレーナーを目指す方は、注意してください。
CINGROUPでは、脱毛・ネイル・リラクゼーションサロンといった美容サロンのみならず、パーソナルジムやフリーで活躍するパーソナルトレーナーの方の広告の運用や経営サポートを行っております。
これまで1,000店舗以上の運営に携わってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
目次
パーソナルトレーナーの年収
パーソナルトレーナーの募集を見てみると、月給22〜50万円の幅で求人情報が掲載されているため、年収だと250〜600万円と非常に幅があることがわかります。
パーソナルトレーナーの収入は、抱えているクライアント数のインセンティブが大きく影響しているため資格を持っていたり、大きな大会で実績を上げている方ほど収入が高くなるでしょう。また、大手のジムに雇われている方の場合は、勤め先のジムの給与体系も大きく影響します。
国税庁が出している民間給与実態統計調査の令和2年12月31日時点のデータによれば、男性の平均給与は532万円、女性の場合は293万円となっており全体では433万円です。
クライアント数が少なければ平均給料よりも低くなる傾向があり、一方でクライアントを獲得できている方はしっかり稼げる職業だと言えます。
正社員として働く場合でも、独立・開業する場合でも、収入を上げるポイントは顧客数と単価です。
顧客数を抱えていれば独立すると、1,000万円の売上を超えることは決して夢ではない数字でしょう。
参考:民間給与実態統計調査結果 令和2年12月31日時点データ | 国税庁
パーソナルトレーナーに将来性はあるか
パーソナルトレーナーの認知度は徐々に広がっており、一般の方もパーソナルトレーニングに興味がある方も増えています。
需要の高まりは収入の増加に大きく影響しますので、パーソナルトレーナーの将来性について紹介します。
健康志向の人が増えている
近年、アスリート選手のみならず一般の方も健康意識が高まっています。
24時間運営のフィットネスジムに通ったり、公営ジムに通い始めている方も増加傾向ですし、ジムに通わずに自宅でトレーニングに励まれている方も増えている状態です。
そういった方たちが、専門的な知識を持った方からトレーニングの質の向上であったり、食事内容のアドバイスをして欲しいなどワンランク上の意識へと変化する方も多くいらっしゃいます。
もちろん、日頃からトレーニングをしている方だけでなく、モチベーション維持のためにパーソナルジムに通いたいと思っている方も多いです。
運動を続けて結果を出したい方が増えていることから、パーソナルトレーナーの需要の高まりは期待できるでしょう。
様々な働き方がある
需要の高まりが期待できるだけではなく、パーソナルトレーナーは様々な働き方に臨機応変に対応できることも魅力的です。
- フィットネスジム
- フリーランス
- 独立・開業
大きく分けると上記の3つの働き方に分けることができます。
フィットネスジムで働く場合でも、スタッフによってパーソナルトレーニングができる方とそうでない方がいます。
パーソナルトレーナー別にランクが分けられているジムもあり、顧客の目的に合わせて担当するトレーナーが付く本格的な店舗もあるほどです。
さらに、開業して自分の店舗を持ったり、フリーランスとして活動される方も増えています。
店舗型の場合はお客様に来店してもらうことが基本ですが、フリーランスの場合はクライアントの自宅に訪問しトレーニングを指導するケースもあるでしょう。
自宅訪問特化のフリーランスのトレーナーの場合は店舗を借りる必要もありませんし、高額な器具を揃える必要もないため、低コストで独立が可能です。
このようにパーソナルトレーナーは、自由な働き方を選ぶことができることも魅力的でしょう。
女性や高齢者にも人気がある
トレーニングと聞くと筋力トレーニングのイメージが先行しやすく、男性しか集まらないのでは?と疑問に思われることもありますが、女性や高齢の方からも人気があります。
女性の場合は、無理な食事制限や運動によるダイエットをしている方も多く「健康的に痩せたい。」、「引き締まった体を目指したい。」という目標を持った方はパーソナルジムを選ぶ傾向があります。
中年の方や高齢者の方は「なるべく健康的な生活を長く続けたい」と感じている方がジムに通い始める方が多いです。
このように、性別問わず幅広い年代の方の健康意識の高まりによって、フィットネスブームが広がっていると言えるでしょう。
パーソナルトレーナーとして儲けるために考えるべき点
本気でパーソナルトレーナーとして活躍していきたいと考えている方にとって「どの程度稼げるのか?」、「どのように稼ぐのか?」について気になっている方も多いのではないでしょうか?
この項目では、パーソナルトレーナーで稼ぐために考えておくべきことについて解説します。
どのくらい稼げるか
多くの方が一番気になっている点は収入面かと思います。
パーソナルトレーナーの収入については、実績や経験・働き方・年齢によって高い人から低い人まで幅広く推移しているため〇〇万円稼げると断定できません。
先述しているように、正社員としてジムに勤めている方の場合は、パーソナルの予約数によってインセンティブ面で収入が変動しやすいです。
フリーランスとして独立した場合も、アスリート選手との年間契約を受注することができたり、集客が上手くいけば年収1,000万円も実現可能でしょう。
どのような働き方でも共有していることは、パーソナルジムで稼ぐためには、経験や実績が大きく影響します。
一般の方たちの需要が高まっていますが、高単価の契約を受注できるのは、本格的にトレーニングをしている層です。
そのような方達に自信を持って指導するためには、コンテストに入賞経験があるなど業界で実績を残している必要があるでしょう。
もし、実績が乏しい場合はしっかりと集客ノウハウを学ぶことも、経営者にとって必須のスキルであることは忘れてはいけません。
将来性はあるか
これまでも説明しているように、パーソナルトレーナーの需要は今後も伸びていくことが期待されます。
需要が伸びるということはその分競合も増加しますので、どのような顧客層をターゲットとするのかを見極める必要があるでしょう。
性別や年齢だけでなく、トレーニングの目的はクライアント一人一人で異なります。
将来性は申し分ないものの、どういった顧客を集め収益を伸ばすかを考えておくことは重要です。
トレーニングの指導方法だけでなく、栄養についてや生活習慣のサポートを行うこともトレーナーとして必要な知識となります。
さらに、トレーニング方法も日々アップデートされるため、勉強し続ける姿勢やトレンドを見極めることもポイントとなるでしょう。
自分に合っているか
パーソナルトレーナーを続けていく上で、本当にこの職業を続けていけるのか?と不安に感じる方も多いでしょう。
パーソナルトレーナーは職業柄、自分自身もトレーニングに励み引き締まった体を維持しなければいけませんし、クライアントの日程に合わせる必要があるため拘束時間が長くなってしまうことも多々あります。
肉体的にも疲労がたまりやすいですし、クライアントがわかりやすい変化がないと契約を続けてもらうことができないといった精神的な負担を感じることもあるでしょう。
そのため、本当にトレーニングを続けることが好きなのか、トレーニングを指導することにやりがいを感じられるかはトレーナーを続けていく上で重要な判断基準となります。
パーソナルトレーナーの開業が向いている方の特徴については次の項目で詳しく解説します。
パーソナルトレーナーの開業に向いている人の特徴
お客さんと話すことが好きな人
パーソナルトレーナーは、単純にトレーニングの方法を教えることだけが仕事というわけではありません。
トレーニング、食事、生活習慣といったお客様のライフスタイル全般に関わることになります。
そのため悩みを親身に聞き、改善策を提案しながら、着実に目標を達成してもらうためにサポートすることが大切です。
お客様の話に耳を傾け、顧客の立場に立って解決方法を発見・提案する必要があるため、顧客とのコミュニケーションが重要です。
また、店舗よりも個人として評価される業界ですので、契約を獲得するためには頼れる存在だという信頼を獲得することが最も大切だと言えるでしょう。
自分のやり方を持っている人
自分なりにトレーニング方法を確立している人は、雇われる立場よりも独立をした方が向いていると言えるかもしれません。
正社員の場合は、トレーニングの方法もマニュアルがあり「自分はこの方が良いのになぁ。」と思っていても実践できないことが多いです。
もちろん、自分が良いと思うトレーニング方法で結果を出せることが前提ではありますが、トレーニング方法を確立しているとターゲティングもしやすくなり、集客する際に強みとしてアピールすることもできます。
体力がある人
自分でもトレーニングを続けていく必要があるだけで肉体的に負担がかかる職業です。
さらに、独立するとなると、集客対策・顧客管理といった運営に関わる全ての業務を自分で行う必要があります。
限られた時間で様々な業務を並行して行うためには、体力がある方が望ましいでしょう。
経験・実績が豊富な方
トレーニングの実施年数が長く誰から見ても憧れる体作りができている方や、コンテスト入賞の経験がある方がパーソナルトレーナーとなるケースは多いです。
自らの経験からどのようなトレーニングが効果的かどうか、悩みの対処法といったアドバイスに信頼性を持たせられます。
トレーナーの体を見て「頑張れば私もこの体になれる」といった明確なイメージを持ってもらうことになり、モチベーションの向上にも繋がるでしょう。
実績や経験が豊富であるだけでも集客面でアピールできる武器が増え、クライアントの獲得の難易度がグッと低くなります。
発信力がある方
基本的にパーソナルトレーニングは、マンツーマン指導が基本となるため個人の信頼を獲得することが重要です。
経験や実績をアピールしたり、どのようなトレーニングを提供できるのかをSNSで発信することで顧客獲得に繋がります。
最近では、twitter・instagram・Youtubeといったプラットフォームを通して集客を行ったり、オンラインサロンやZOOMを活用してトレーニング方法や栄養学についての講習を開くことでもマネタイズできるでしょう。
個人として活躍したいと考えている方は、SNSを上手く活用して発信力をつけることも大切です。
まとめ
この記事では、パーソナルトレーナーとして独立や開業を検討されている方向けに、年収や将来性、そして独立する際に考えておくべきポイントについて解説しました。
個人で独立する際には、実績や経験、そして発信力が重要となります。
一方でパーソナルジムを開業される場合は、顧客を集めるために集客に力を入れることが収益を伸ばすために必要となるでしょう。
しかし、独立を検討している方は「うまく集客できるか不安」「そもそもどのように運営していけば良いのかわからない」といった様々な不安を抱えているはずです。
CINGROUPでは、パーソナルジムの広告運用や経営ノウハウに強みがありますので、開業に不安を抱えている方はお気軽に弊社までご連絡ください。
関連記事
・パーソナルトレーナーの資格とは?試験の種類や勉強法を解説!
・ジムのチラシ作成のポイントは?どのようなデザインが良いのか紹介します
・ジムの経営で儲かるためには?開業の失敗と成功を分けるポイント
当サイトの記事は一部PRを含む場合があります。