集客対策に悩まれているサロンオーナー様は、複数ある集客媒体の中で「どの媒体が自分のサロンの状況に合うの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
中でも、2000年からフリーペーパーを出しているホットペッパービューティーは圧倒的知名度と集客力を誇っています。*
また、2014年には楽天株式会社が「楽天ビューティ」のサービスを開始しており、美容系の予約サイトの新勢力として注目されています。この記事では、楽天ビューティとホットペッパービューティーの違いについてや、どのようなサロンが掲載するべきなのかなどについて解説します。
楽天ビューティは手数料率が低いことが大きな魅力ではありますが、ホットペッパービューティーは美容系集客媒体の中でダントツで集客力が高いことがポイントです。
CIN GROUPでは、これまで約3,000店舗以上の美容サロンに対して、クーポンサイトを活用しての経営・集客サポートを行ってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
※HOT PEPPER Beautyは2007年4月からサービス開始
目次
楽天ビューティとホットペッパービューティーの違い
掲載店舗数
掲載店舗数 | |
---|---|
楽天ビューティ | 約1万2000店舗 |
ホットペッパービューティー | 約16万5000店舗 |
(ホットペッパービューティー:2025年5月時点データ
楽天ビューティ:2025年5月時点データ)
ホットペッパービューティーに掲載されている店舗数は、ヘアサロンとキレイ(リラク・エステ系)の2つの大きな分野を合わせると、約16万5000店舗が掲載されています。一方の楽天ビューティは、約1万2000店舗です。
ホットペッパービューティーに掲載されている店舗数の方が、楽天ビューティよりも10倍ほど多くなっています。
集客サイトやアプリを利用するユーザーにとって、新しいお店を探したい方は、選択肢の幅が広いホットペッパービューティーを利用する方が多いです。
参考:ご利用ガイド(HOT PEPPER Beauty 最新データ集)
利用価格
掲載されている店舗のメニュー単価は、サロンのコンセプトによってばらつきはあるものの価格帯は同じくらいの場合が多いです。
また、楽天ビューティとホットペッパービューティーの両方に掲載している場合においても、2つのサイトでメニューの単価は変えずに出されています。
新規限定割引や、リピート価格などは少し変動することもありますが、メニューや単価自体は両者のサイトを使用することであまり大きな違いはありません。
クーポン
楽天ビューティとホットペッパービューティーの間でクーポンの違いは基本的にはありません。
ただし、各予約サイトによって独自のキャンペーンやポイント還元といった施策が行われることがあり、その際にはサイト間でクーポンや実質料金に違いが生まれる可能性があります。
ポイント還元率
項目 | 楽天ビューティ | ホットペッパービューティー |
---|---|---|
ポイント還元率(通常) | 1%〜最大10%(キャンペーン時) | 通常0%(Pontaポイント付与なし) |
ユーザー側の魅力 | 楽天ポイントが貯まりやすい | ポイント目当ての集客には弱い |
サロン側の設定 | キャンペーン時の還元率設定可能 | ポイント還元設定不可 |
楽天ビューティとホットペッパービューティーは、どちらも集客力の高い美容サロン向け媒体ですが、ポイント還元制度に大きな違いがあります。
楽天ビューティでは、ユーザーに対して楽天ポイントが1%〜10%還元される仕組みがあり、特にキャンペーン時には高還元率での掲載も可能です。
楽天市場や楽天カードを頻繁に利用している層を中心に、ポイント目当ての予約が期待できます。
一方で、ホットペッパービューティーでは、基本的にポイント等の還元制度がなく、価格や口コミ、検索上位表示など他の要素での集客が中心になります。
ポイント還元によるインセンティブを活用したいサロンには、楽天ビューティが有利と言えるでしょう。
目的や客層に応じて、効果的な媒体選びを行うことが、集客成功のカギです。
掲載料
楽天ビューティ | ホットペッパービューティー | |
---|---|---|
初期費用 | 50,000円 | 0円 |
固定費/月額使用料 | 0円 | 業種・エリアによって異なる ※要お問い合わせ |
成果報酬 | 【ネット予約】 施術料金の10%/1件 ※ 2022年12月まで。通常15%/1件 【電話予約】 |
月額契約のため成果報酬はなし。 |
2つのクーポンサイトの掲載料金については上の表を参考にしてください。
大きな違いとしては、楽天ビューティは1予約あたりに手数料が発生する成果報酬型で、ホットペッパービューティーは月額固定型という点です。
楽天ビューティは、ネット予約と電話予約によって料金は異なるものの、1予約あたりの手数料が支払うだけで良いため、予約がない月はコストはかかりません。
また、初期費用は30,000円かかりますが、初期費用が無料となるキャンペーン次第では、無料となるケースもありますので気になる方は公式ページを確認してみましょう。
ホットペッパービューティーは、掲載エリアや業種によって掲載料金が変動するため、詳しい料金が気になる方は、下記フォームからお問い合わせください。
楽天ビューティーが高いと言われる理由は?楽天ビューティとホットペッパービューティーのどっちがおすすめ?
楽天ビューティが高いと言われる理由
楽天ビューティが高いと言われる理由は、せっかくリピーターになってくれるお客様が増えても、利用料金が発生してしまうためでしょう。
楽天ビューティは、楽天経済圏のメリットである他の楽天サービスとの連携によるポイントアップ効果により、他のクーポンサイトと比較してリピート率が高いことが特徴です。
しかし、リピート顧客が増えても、一件あたりの施術料で料金が発生してしまうため、予約数が増えるほど負担料が多く感じてしまうことから「楽天ビューティは高い!」と言われています。
特に電話予約での負担が大きいため、なるべくネット予約を活用してしまったり、他の予約方法に切り替えてもらうための対策も必要です。
楽天ビューティを使った方が良いサロンの場合
楽天ビューティが向いているサロンをまとめると下記の通りです。
- 楽天ポイントを使用しているお客様が多い方
- 宣伝広告費を抑えたい方
- 開業したばかりの方
楽天ビューティで最もアプローチしやすいお客様の層は、楽天グループのサービスを利用していたり、楽天ポイントを貯めている方です。
もし既存の顧客で楽天カードの支払いが多い場合などには、楽天ビューティからの予約も期待できます。
また、固定の月額料金が発生せず、1予約あたりの手数料率が15%と低いため、宣伝広告費を抑えたい方にも向いているでしょう。
宣伝広告費を抑えられるということは、開業したばかりで資金力が乏しいサロンにもおすすめです。
ホットペッパービューティーが高いと言われる理由
ホットペッパービューティーが高いと言われる理由は、掲載料金の高いプランほど上位に表示され、予約に直結しやすい仕組みであることが挙げられます。
多くのお客様を獲得するために、上位プランを利用する際には毎月数十万円かかってしまうこともあるため、宣伝広告費の負担が大きく感じられる方も少なくはありません。
特に開業したばかりで固定客が少ない状態であったり、新規集客数だけを見ると高く感じてしまうでしょう。
しかし、ホットペッパービューティーをある程度の期間使い続けていくと、リピート顧客も右肩上がりで増えていく様子がサロンボードを見るとわかるかと思います。
新規数だけではなくリピート数の増加まで考慮した上で、費用対効果を考えることが大切です。
ホットペッパービューティーを使った方が良いサロンの場合
- 本格的に集客に力を入れたい方
- 担当者に経営アドバイスを求める方
- リピート顧客の獲得で損をしたくない方
- 高性能な顧客/予約管理システムを使いたい方
長期的に集客に力を入れる場合は、やはりホットペッパービューティーが向いています。
これまで説明したように、美容サロンを探している方が自然とホットペッパービューティーのサイトやアプリにたどり着くような仕組みが出来上がっています。
マーケティング力が非常に強いリクルートによって運営されているため、しばらくは集客サイトの中で一強の状態が続くでしょう。
さらに、ホットペッパービューティーに掲載をすると、顧客/予約管理システム「サロンボード」を無料で利用可能です。
サロンボードでは24時間のネット予約機能はもちろん、来店顧客の詳細なデータレポート化し、どのように集客対策を行うべきなのかを可視化することができます。
また、詳細な数値を見ても「どのように対策を打てばよいかわからない。」といった方でも、サロン運営について、知識が豊富な担当者がつきますので安心してください。
楽天ビューティの強み
楽天ポイントがつく
楽天ビューティの集客ポイントは、楽天ポイントを貯めている方にアプローチしやすい点です。
楽天グループは、楽天ビューティ以外にも楽天市場を始めとして「楽天銀行」「楽天証券」「楽天books」「楽天モバイル」といった日常生活で利用しやすいサービスを展開しています。
そして、それらのサービスの利用数に応じて、楽天市場での購入時のポイント倍率がUPするSPUと呼ばれる仕組みがあります。
そのため、楽天ビューティを利用することでポイント倍率が上がるため、楽天グループを利用する方の集客に大きく影響するのです。
また、楽天ポイントは楽天関連のサービスだけでなく、コンビニ・ドラッグストア・飲食店などでも利用できるため、ユーザーの利便性が高いことが特徴です。
掲載料が安い
楽天ビューティは予約が発生しない限り手数料は発生しませんし、手数料率も15%と安価なことが特徴です。
美容サロンの集客対策において、宣伝広告費は10〜20%程度が適正だと言われているため、手数料率が15%に収まっていることは、資金力が乏しいサロンにとって魅力的ではないでしょうか。
個人経営のサロンの場合は、感染症や体調不良の影響で長期間の休業が余儀なくされることがあります。
その際に月額料金制の場合、予約がなくてもコストがかかりますが、予約数あたりの料金を支払うだけで済むこともメリットとなるでしょう。
ライバル店の掲載が少ない
掲載店舗数の項目でも説明したように、楽天ビューティに掲載されている店舗数は、大手のホットペッパービューティーの10%程度です。
掲載店舗数が少ないということは競争が激しくないため、表示回数が増えることで結果的に予約数が増えることになります。
ただし、ユーザーが絞り込み検索をした際に、条件に合うサロンが少ないと利便性を感じられずに、他の集客媒体に流出してしまう可能性も考えられます。
そのため、全く競合がいないエリアよりも、適度に他の業種や店舗が掲載されているかを事前に確認しておきましょう。
男性ユーザーの数が多い
楽天ビューティの大きな強みの一つは、男性ユーザーの比率が高い点にあります。
ホットペッパービューティーに比べて、楽天ビューティは楽天市場や楽天カードといった他サービスとの連携が強く、もともと楽天経済圏に属する男性ユーザーの利用が多い傾向にあります。
特に、楽天ポイントの還元を重視する層にとって、美容室やメンズ脱毛・眉カットなどもポイント獲得の対象になるため、利用ハードルが低いです。
また、サイトの構成もシンプルで、予約のしやすさや価格比較が明確なことから、初めて美容系サービスを予約する男性にも利用しやすい設計となっています。
これにより、メンズ向けメニューや男性スタッフを売りにしているサロンにとっては、効率的にターゲット層へアプローチできる媒体です。女性客中心の集客に偏らないため、メンズ市場の開拓を狙うサロンには特におすすめといえるでしょう。
ホットペッパービューティーの強み
楽天ビューティ掲載の特長は?ホットペッパービューティーとどう違う?
pontaポイントがつく
楽天ビューティは楽天ポイント、ホットペッパービューティーはpontaポイントを貯めることができます。
ホットペッパービューティーでは、施術料金の2%のポイントを貯まり、コンビニや飲食店での利用が可能です。
貯まりやすく活用しやすいポイントは、お客様の来店促進に影響するので、利用できる場所が多いことは大きなメリットでしょう。
提携店・サービス | PontaWeb[Pontaカード/Pontaポイント]
集客力がとても高い
ホットペッパービューティーは美容系のクーポンサイトの中で最も集客力が高いと言われています。実際、ホットペッパービューティーの会員数は2,500万人を超えているため、幅広い世代から利用されていると言えるでしょう。
有名な俳優をCMで起用していたり、駅やコンビニなどの人通りの多いところでホットペッパービューティーのフリーペーパーが置かれているため認知度も非常に高いです。
さらに、新しく美容サロンを探している人は、GoogleやYahoo!の検索で「業種 場所 おすすめ(人気)」のように探すことが一般的でしょう。
実際に、検索してみると分かるのですが、上位に表示されるのはホットペッパービューティーのサイトであることが多いです。
認知度が高く、ユーザーが使いやすいアプリがあり、検索でも自然とホットペッパービューティーのサイトに集まるので、非常に集客力が高いことがわかるでしょう。
ニーズに合わせて検索できる
ホットペッパービューティーの最大の強みは、ユーザーの多様なニーズに応じた検索機能の豊富さにあります。
エリアや日時はもちろん、「小顔になりたい」「ヘッドスパが得意」「女性スタッフが担当」など、非常に細かい条件での絞り込みが可能です。
この機能により、ユーザーは自分にぴったりのサロンをスムーズに見つけやすく、結果として予約までの導線が非常にスムーズになっています。
また、検索結果には口コミ数や評価、スタイリストの情報も一覧表示されるため、初めてのサロン利用でも安心感があります。特定の悩みや目的を持ったユーザーが「悩み解決型」でサロンを探す際に、こうした検索性の高さは非常に有利です。
サロン側としても、得意な施術や強みを登録・アピールすることで、狙ったターゲット層に的確に届く可能性が高まります。このマッチング力の高さは、集客効率を上げたい店舗にとって大きな魅力といえるでしょう。
多様な種類のサービスを掲載できる
ホットペッパービューティーは、下記のような美容系のサロンならば基本的に掲載可能です。
- ヘアサロン
- ネイルサロン
- リラクゼーションサロン
- アイラッシュサロン(まつげ)
- エステサロン
- 美容クリニック
上記のような一般的に有名なサロンではなくても、パーソナルジム、ヨガスタジオ、温浴施設でも掲載が可能ですので、美容に関する店舗ならば幅広く掲載可能なことが特徴です。
楽天ビューティは、ホワイトニングサロン、パーソナルジム、ヨガスタジオの掲載も可能なようですが、掲載数は非常に少ないため、掲載ジャンルはホットペッパービューティーに軍配が上がります。
掲載できるかどうか判断できない場合は、掲載可能かどうかのご相談も無料で受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。
まとめ
この記事では、楽天ビューティとホットペッパービューティーの違いや、それぞれの特徴について紹介しました。
予算や目標によって選ぶべき媒体が決まるので、どのくらい集客対策に力を入れたいのかを理解しておきましょう。
CIN GROUPでは、クーポンサイトを併用した集客アドバイス、サロン運営全般の経営サポートを行っております。広告の運用はもちろん、サロン運営で少しでもお困りの方は、お気軽に下記フォームからお問い合わせください。
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