美容室やエステサロンなど、美容業界の店舗を予約する時に愛用されている方も多いホットペッパービューティー。
しかし、「ホットペッパービューティーを利用したら店員さんに嫌がられた。」、「次回はホットペッパービューティー以外で予約して欲しいと言われた。」という意見もよく聞きます。
この記事では、ホットペッパービューティーは嫌がられるのか?といった疑問について、サロン側の意見も交えながら解説します。
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目次
ホットペッパービューティー経由での予約は嫌がられるのか?
結論から申し上げると、基本的にホットペッパービューティー経由での予約を嫌がる店舗は少数派です。
しかし、中にはとある理由があって、ホットペッパービューティーからの予約を増やしたくないという意見があります。
ただし、これらの理由はサロン側の都合によるものが多く、お客様側が便利だと思っているならば引き続き利用して問題ありません。
ホットペッパービューティーの予約が嫌というサロンの意見
それでは、なぜホットペッパービューティー経由の予約を嫌がるサロンがあるのでしょうか?
この項目では、なるべくホットペッパービューティーから予約をして欲しくないと思っているサロンの意見を紹介します。
① 手数料を支払わなければならない
まず、ホットペッパービューティーに広告を載せるサロン側は、一件の予約ごとに手数料を支払う必要があるのが大きな理由のひとつです。
予約をする側にとっては無料で利用できるサービスのため、あまり気にしていない方も多いですが、サロン側は施術代金の2%分の手数料をホットペッパービューティーに支払う必要があります。
例を挙げると、5,000円のカットメニューならば、5,000円 × 2% = 100円が手数料となるイメージです。
これは施術あたりにかかる手数料のため、ホットペッパービューティー経由での施術が月に100万円ならば、2万円分の手数料が発生することになります。
ホットペッパービューティーの代わりに電話やLINEで予約して欲しいと言うサロンは、この手数料の支払いを少なくしたいと思っているからかもしれません。
② 他のサロンに流れてしまう可能性がある
2点目は、ホットペッパービューティーを利用している方は、他のサロンに流れる可能性が高く、自店で囲い込みたいと思っているオーナーかもしれません。
ホットペッパービューティーを普段から利用している方ならばわかると思いますが、自分の好きな条件を当てはめて複数店舗を比較してから予約をするはずです。
そのため、ホットペッパービューティーのアプリやサイトを利用するということは、他のおすすめサロンの情報が入ってくる環境と言えます。
オーナーとしては、なるべく比較される状態ではなく、時点の情報しか入らないようにしたいという思惑があるのかもしれません。
③ 将来的にはホットペッパービューティーの利用をやめたいと思っている
最後は、将来的にホットペッパービューティーを利用しなくても集客できるようにしたいと思っているからです。
ホットペッパービューティーに掲載している店舗は、掲載料として毎月一定の金額を支払っています。
経営者としては、毎月の固定費を減らしたいと思うのは当然のことで、本音としてはホットペッパービューティーを利用しなくても集客できる状態にすることが理想でしょう。
つまり、徐々にLINEや電話のみでの予約を中心として、宣伝広告費や手数料の支払いを少なくするために、ホットペッパービューティー経由の予約を少なくしていきたいと考えているかもしれないのです。
ホットペッパービューティーを使うのは悪くない
上の項目で、ホットペッパービューティー経由の予約を嫌がるサロンの意見を紹介しましたが、利用者側が利用したいならば、引き続き利用しても全く問題ではありません。
利用者側はホットペッパービューティーを使う正当な理由がありますし、メリットがあるからホットペッパービューティーを理由するのです。
店舗側は利用者側の利便性、店舗運営をする上でのホットペッパービューティーのメリットを理解しておきましょう。
① 予約管理をまとめて行うことができる
ホットペッパービューティーを利用する最大のメリットは、予約や顧客管理を効率化することができる点です。
電話やLINEからの予約を増やして、支払う手数料を減らしたいと思う方もいらっしゃると思いますが、これはサロン側にとっても利用者側にとってもマイナスに働くことが多いです。
- 予約が入る時間帯は営業時間外が多い
- 予約管理が煩雑になる
- 顧客の利便性が失われる
まず、お客様が予約する時間帯は、朝夕の通勤、帰宅後の夜の時間帯が最も多いです。
しかし、この時間帯は営業時間外であることが多く、電話やLINEだと予約がしにくいと感じられるかもしれません。
店舗側にとっても、接客中に電話対応をしなければいけなかったり、通知に気を取られることも考えられます。
さらには、同じ時間帯に予約希望があった場合、ダブルブッキングの原因になってしまったり、返信漏れによってクレームに発展するケースもあるでしょう。
また、お客様にとってもホットペッパービューティー経由での予約によるポイント付与の恩恵を得られなくなるなど、利便性が失われてしまうのです。
② 利用されたポイント分は後で返却される
利用者の中には「利用したポイントは店舗側の負担(損失)になる。」と聞かされている方もいらっしゃるかもしれませんが、これは間違いです。
お客様がポイントを利用しても、その金額分は後ほどホットペッパービューティーからサロン側にまとめて返却されます。
ポイントが返却されるのはオーナーしか理解していないケースもあり、嫌と感じるスタッフもいるかもしれません。
また、少数ではありますが歩合制のサロンならば、ポイントを引いた分の施術代金で成績が決まるところもあるようで、スタッフによってはポイント利用は嬉しくないというところもあるようです。
しかし、これは店舗側のマネジメント不足のため、お客様側が心配することではありません。
店舗側は顧客の利便性を最優先するべき
この記事の内容をまとめると、お客様側はホットペッパービューティーを利用したいならば引き続き使い続けても問題はありません。
そして、店舗側(オーナー側)は、顧客の利便性を一番に考えることが大切です。
手数料の支払いや囲い込みなど、ホットペッパービューティー経由での予約を減らしたいと思うのも仕方ありませんが、結果的に業務効率が悪くなってしまったり、失客の原因になったりすることも珍しくありません。
ホットペッパービューティーの上手な活用方法や、集客に不安がある方などはお気軽に弊社にご相談ください。
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