美容サロンを経営されているオーナー様は、ポータルサイトを活用して効果的に集客したいと思っている方も多いのではないでしょうか？
この記事では、美容系の集客媒体の中でも「楽天ビューティ」について解説しますので、楽天ビューティの掲載を検討している方必見です。
CIN GROUPでは、これまで3,000店舗を超える美容サロン様に向けて、集客・経営サポートをしてきた実績があります。また、クーポンサイトを活用した効果的な集客方法についてもアドバイスしているので、ぜひ参考にしてください。
目次
楽天ビューティの特長
- 1億人を超える会員数
- 楽天グループの集客力
- 成果報酬型
楽天ビューティは、全国の美容サロンの店舗情報を検索できるサイトです。ヘアサロンだけでなく、リラクゼーション・エステ・ネイルサロンなど幅広い業種が掲載されています。
楽天ビューティの最大の特徴は、楽天グループ全体で1億人を超えるユーザー数です。楽天ビューティのユーザー層は、20〜40代のスマホユーザーが中心で、男女比は4:6と少し女性が多いですが、バランスが良いと言えるでしょう。
1億人という数字は楽天グループ全体の数ですので、楽天ビューティを実際に利用している方は、業界大手のホットペッパービューティーよりは少ないです。
楽天グループはとても囲い込み戦略が上手く、楽天ビューティだけでなく、銀行・証券・モバイルといった複数のサービスを利用することで、ポイント倍率が上がるSPUという仕組みが有名です。
そのため、楽天を頻繁に利用している方にとって、なるべく「楽天ビューティで予約をしたい。」と思うユーザーも多く、集客に大きな効果をもたらし、リピート率も高いと言われています。
掲載料金は成果課金型となっており、1予約あたりに対して費用が発生する仕組みのため、無駄な固定費を削減することが可能です。
楽天ビューティの広告掲載料金
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 初期費用 | 50,000 |
| 固定費/月額使用料 | 0円 |
| 成果報酬 | 【ネット予約】 施術料金の10%/1件 ※ 2022年12月まで。通常15%/1件【電話予約】 1,000円/1件 ＋電話転送システム料金 300円/月 ＋成果通話料 30円/1分 |
（正確な料金に関しては、公式ホームページでご確認ください。）
楽天ビューティの掲載料金は上の表にまとめていますが、毎月の固定費は発生せず、予約された施術料金によって変動します。
5,000円の施術の場合の手数料は、5,000×10%（※2022年12月まで）=500円 となります。
ただし、電話予約の場合は1件あたり1,000円の手数料がかかったり、システム料金や電話料金が追加発生してしまうので、基本的にネット予約がおすすめです。
固定費ではなく成果報酬型ですし、手数料が15%と明確なので、無駄な宣伝広告費をかけたくない方に向いています。
EPARKでは、1件あたり2,700円も手数料がかかることを考えると、ネット予約での手数料が安価に抑えられていることも魅力です。
初期費用は50,000円とされていますが、キャンペーンが開催されると無料になることもあるので、気になる方はチェックしてみましょう。
楽天ビューティの機能
こちらの項目では、楽天ビューティに掲載することで利用できる機能を紹介します。
予約管理がしやすい
楽天ビューティに掲載をすると、無料で「クライアントマネージャー」と呼ばれる予約システムを利用することができます。
ユーザーが楽天ビューティ経由で予約をした際に自動で反映されますし、電話予約・ホームページ・SNS経由の予約も追加することが可能です。
個人サロンは紙媒体で予約管理をしていることも多く、ダブルブッキングが発生することもありますが、予約システムを導入することで管理が大幅に楽になるでしょう。
LINEで予約状況を受け取れる
「楽天ビューティ ネット予約通知」をLINEで友達追加をすることで、予約が入った際に通知が届くようになります。予約状況をすぐに把握することで、急な予約にも対応しやすくなるでしょう。
クーポン機能がある
クーポン機能は少し、他のポータルサイトと仕様が異なります。
ホットペッパービューティーなどは、店舗独自でクーポンを発見することができますが、楽天ビューティは運営側での発行となるため、自由度は低くなるかもしれません。
楽天側では、「初回利用者限定クーポン」「地域限定クーポン」「期間限定クーポン」といったものが独自に設定されます。
スペシャルメニューがある
楽天市場のスーパーセールや、その他セール時にDEALと呼ばれるポイント還元メニューを作ることができます。
還元率は15〜60%を選ぶことができ、実際にクーポンを出すイメージで作成することが可能です。
押さえるべきポイントは下記の通りです。
- ネット予約導入必須
- 最低メニュー数2つ、最大3つ
- 初回対象メニュー1つ必須
- 全員対象メニュー1つ必須
ポイント還元は店側がすることになるため、売上は減少します。そのため、どのくらいの割引率にするかは店舗側の判断で決めることになります。
【例】10,000円の施術で、ポイント30%還元に設定した場合
■店舗
10,000 × 10% = 1,000円
■ポイント
10,000 × 30% =3,000ポイント（円）
■店舗→楽天ビューティ
1,000 + 3,000 = 4,000円
この場合、合計で4,000円分を運営側に支払う必要があり、売上は6,000円となります。
口コミを促しやすい
口コミは集客に大きく直結する要素です。
楽天ビューティは口コミを投稿したユーザーにポイントを配布しているため、ユーザーは積極的に口コミ投稿をするようになります。
来店してくれたお客様に口コミを促しやすいように、サロン登録時に口コミカードが一緒に届けられますし、予約システムから口コミカードの雛形を印刷できることも特徴です。
楽天ビューティの利用の流れ
楽天ビューティを利用するまでの流れは下記の通りです。
- 楽天ビューティの掲載窓口で問い合わせする
- 担当から説明を聞く
- 導入を決める
問い合わせフォームでは、サロン名や業種などの必要な情報を入力して、資料請求が可能です。
これから楽天ビューティを利用して集客しようと思っているサロンはもちろん、これから開業の検討をしている方向けに資料ダウンロードのみの選択肢もあります。
資料だけでは理解できないという方向けに電話で、契約内容や導入サポート受けられるのも安心材料の1つでしょう。
楽天ビューティのキャッシュフロー
こちらの項目では、楽天ビューティに掲載を始めた後の、手数料を支払う流れについて解説します。
使用手数料
毎月15日ごろにWEBで発生した手数料が請求されます。
もし、無断キャンセルがあった際には、翌月10日までに手続きをする必要があります。
現金による入金
現金で支払われた場合は、そのままその月の売上として計上されます。
一方でクレジットや〇〇Payの支払いの場合は、クレジット金が戻される時に消込をします。
ポイント割引による入金
お客様がポイントやクーポンで割引を利用した場合は、お客様が来店された日の翌月最終営業日に入金されます。
例：
お客様Aさん 【来店日】4月5日【入金日】5/31日
つまり、4月に使用された割引額は5月の最終営業日にまとめて入金されます。
翌月の最終営業日の入金となるため、多額の割引が発生した場合には、個人サロンなどの資金力がないサロンは厳しいと感じるかもしれません。
入金日や入金額をしっかりと把握して、財務管理をしっかり行うことが大切です。
楽天ビューティのメリット
集客力が高い
楽天ビューティの魅力の一つに、集客力が高いということが挙げられます。
楽天ビューティは美容サロンの予約サイトとしては歴史が浅いですが、楽天会員のユーザー数は1億人を超えている非常に大きな経済圏があることが特徴です。
楽天ビューティを含む、カード/銀行/証券/インフラ/モバイルなど、SPU（スーパーポイントアップ）と呼ばれる独自のポイントアップサービスがあります。
上記のようなサービスを使うことで、楽天市場での購入金額の〇〇%のポイントが得られることから、莫大な楽天ユーザーの利用が見込まれるでしょう。
キャンペーンが開催されている
楽天ビューティは1予約ごとの成果報酬が15%かかる仕組みですが、不定期のキャンペーンで10%分の支払いとなるキャンペーンが実施されます。
掲載に伴う手数料が安くなることで、サロンに残る利益額も大きくなるため、掲載を検討されている方はキャンペーンが実施されているかどうかの有無も調べると良いでしょう。
さらにはユーザーに対する販促キャンペーンも、店舗側の負担がなくても集客に活かせるようなものもあるようです。
成果報酬型なのでコスト効率が良い
楽天ビューティでは、掲載料のような毎月の固定費が発生するものではなく、予約ごとにメニュー金額の10〜15%を手数料として支払う仕組みです。
そのため、スタッフの離職や何かのトラブルによってお店を閉めても、予約が入らなければ発生する手数料額は少なくて済みます。
リスクを最小限にすることができるだけでなく、一定割合で手数料を計算できることから、コスト計算が楽であることも魅力的でしょう。
ユーザーが楽天ポイントを使う・貯めることができる
SPU（スーパーポイントアップ）を活用しているユーザーへのアピールも強力な楽天ビューティですが、ポイントの使い先の選択肢が幅広いことも特徴です。
- コンビニ
- 飲食店
- ガソリンスタンド
- ドラッグストア
- 衣料品/家電量販店 などなど
上記のように楽天ポイントを貯める、使えるお店は数多く存在します。
中にはポイントバックの倍率が高く、お得に買い物ができる店舗もあるため、楽天ポイントを活用している方は多いです。
どこでも使えることはポイント制度でも重要であり、顧客の利便性を高めるだけでなく、貯める楽しさが感じられることもユーザーにとって嬉しい点でしょう。
参考：楽天ポイントが使えるお店
ホットペッパービューティーとの違い
美容系の集客サイトでもっとも有名なホットペッパービューティー。
ホットペッパービューティーと楽天ビューティの大きな違いは下記の通りです。
- 月額型か成果報酬型か
- 集客力
- 予約システムの性能
楽天ビューティは成果報酬型ですが、ホットペッパービューティーは月額料金となっています。
楽天グループはポイントUPの仕組みを利用しての囲い込み戦略に強いですが、それでもホットペッパービューティーは、アクティブユーザーが2,500万人と多く集客力はダントツです。
楽天ビューティと併用しているオーナー様もいらっしゃいますが、予約数はやはりホットペッパービューティーの方が多いと言われています。
また、ホットペッパービューティーの予約システムである「サロンボード」は予約・顧客管理はもちろん、来店サイクル・顧客単価・リピート率など、サロン運営の向上に必要なレポート分析機能が充実していることも特徴です。
サロンボードの分析レポートは、さまざまなデータを細かく確認することができますし、美容系の予約システムの中ではダントツで情報量が多いと言われています。
最初は活用方法がわからない方もいらっしゃるかと思いますが、ホットペッパービューティーは担当者が必ずつきますし、分析のエキスパートなので気軽にアドバイスを求めることができることも大きなポイントです。
まとめ
この記事では、楽天ビューティーの特徴や料金体系について解説しました。
ホットペッパービューティーは月額払い、楽天ビューティは成果報酬型です。集客力と宣伝広告費用のメリット・デメリットを理解し、両方のサービスを併用するといったことも効果的かもしれません。
お客様が楽天カードや楽天Payを使用していたり、楽天ポイントを貯めている方にとっては楽天ビューティを活用できることは大きなメリットとなるので、常連の方に意見を聞いてみても良いでしょう。
CIN GROUPでは、このように美容サロン向けに経営・集客サポートに強みがあります。
開業前の方の開業サポート相談、開業してから集客に困っている方などはお気軽に弊社にお問い合わせください。
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