美容業界でも働き方の幅が広がり、アイリストの間でもフリーランスとして活躍されている方も増えています。
理想のワークスタイルを追い求める時に悩みの種になる事が「しっかりと稼げるかどうか」でしょう。
この記事では、アイリスト向けにフリーランスで働くことを検討している方向けに、業務スタイルの種類についてや、どのように稼ぐのかの方法について解説します。
最後の項目では、リスクを抑えて独立できる方法についても紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。
目次
フリーランスアイリストの働き方一覧
業務委託での働き方
業務委託サロンで働くメリット
美容室やマツエクサロンでスタッフの経験がある方が、最も馴染みやすい働き方は業務委託でしょうか。
業務委託は、スタッフとして働くように固定給がなく、こなした施術分の出来高制で給与が支給される働き方です。
また、契約上は個人事業主として働くことになるため、スタッフ時代とあまり大きな違いがない働き方でもフリーランスと言えます。
比較的勤務時間も自由に調整できることから、複数店舗で契約することで、働きたい分だけ働けることが魅力です。
施術数をこなした分だけ給料が大きくなるので、施術が好きで、働いた分だけ給料に還元されるのを望む方におすすめの働き方と言えるでしょう。
業務委託のデメリット
業務委託で働く上でのデメリットをまとめると下記の通りです。
- 施術数をこなせないと稼げない
- 保険や税金は自分で申請しなければいけない
- 単価は技術次第にもよる
業務委託は、こなした施術数によって給料が支払われる契約が多いため、施術がこなせないと収入を上げることはできません。
そのため、集客が安定したサロンを選ぶことが重要です。業務委託も同じように求人サイトに掲載されているので、条件を比較して調べてみると良いでしょう。
また、店舗による差だけでなく、技術力を見られた上で単価が変化するため、経験年数が少ない方は単価が低い状態から個人事業主にならなければいけないことも多いです。
さらに個人事業主として働く上では、保険や年金、税金面の確定申告なども自分自身で行う必要があります。
スタッフ時代よりも、収入が不安定になってしまうリスクや、面倒な手続きが増える面はデメリットに感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
レンタルサロンを使って好きな場所で働く
レンタルサロンは主に1時間単位で、施術できる場所を借りて施術を行います。
レンタルサロンは、東京や大阪などの都市圏を中心に、大きな駅周辺にもあるので働く場所を選びやすいことが魅力的です。
集客などの運営面に関しても全て自分で行うため、よりフリーランスの働き方に近いと言えるかもしれません。
しかし、まつ毛エクステやまつ毛パーマなどの施術は、美容所登録がある場所でなければ違法となります。
エリアによっては、アイリスト向けのレンタルサロンが少ないこともありますので、首都圏に住んでいる方の働き方と言えるでしょう。
面貸しサロン
レンタルサロンよりも相性が良いのは、美容室の一画を借りて運営する面貸しサロンが挙げられます。
ネイリストやアイリスト向けに、空席を貸し出している美容室も多く、美容所登録が必要ないためフリーランスアイリストでも店舗で施術ができるのが魅力的です。
レンタルサロンとは異なり、最低でも1~6ヵ月の契約期間が設けられていることも多いですが、立地の良い美容室であれば集客もしやすいでしょう。
また、住所も利用できるため、ホットペッパービューティーなどの集客媒体にも掲載できるのもポイントです。
フリーランスとして働きたいけど、しっかりとした店舗で働きたいという方は、面貸しサロンもおすすめします。
フリーランスアイリストの給料
フリーランスの働き方を紹介した所で、各働き方でどのくらい稼げるかどうか見てみましょう。
業務委託の給料相場
アイリストの業務委託の相場を見てみましょう。
- 店舗A：施術料金の80%バック
- 店舗B：施術料金の52%バック
- 店舗C：施術料金の60%バック
上記のように店舗で売上の還元率が異なりますが、アイリストとして業務委託で働く場合の平均給料は25～40万円の間である方が多いです。
アイリストスタッフの平均給料は約23万円ほどですので、スタッフ時代よりも稼げるチャンスが多いと言えます。
業務委託として働く場合、収入を上げる方法は、還元率が高いサロンで働き、1施術あたりの時間を短縮させることが重要です。
レンタルサロンで独立する場合の給料
レンタルサロンで独立する場合は、店舗型よりも集客が難しい点、そして施術の度にレンタルスペースを借りる必要があるため、業務委託よりは稼ぐのが難しくなってしまうでしょう。
平均すると20～30万円ほどの収入の方が多く、集客の状況によっては出費の方が大きくなってしまうこともあります。
レンタルサロンを借りて独立を検討されている方は、集客対策や収支のイメージを持つことが大切です。
面貸しで独立する場合の給料
面貸しでのサロン運営は、最近になって徐々に広がりつつあるため、給料データなどは公表されていません。
利用料金は、売上額の20～40%であることが多いため、平均的な売上額50万円、還元率が70%だとすると手残りは35万円となります。
水道光熱費などの変動費が利用料金に含まれるので、還元率のみに着目すれば良いため、非常にシンプルです。
また、売上額を基準とするため、商材費が異常に高くない限り、赤字のリスクを追う必要がありません。
面貸しサービスについては下記の記事でも詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
フリーランスアイリストの働き方表
| 業種/項目 | 業務委託 | レンタルサロン | 面貸しサロン |
|---|---|---|---|
| 平均月給 | 25～40万円 | 20～30万円 | 25～60万円 |
| リスク | 中 | 中 | 低 |
| 最低契約期間 | 数か月～ | 数時間～ | 1～6ヵ月以上～ |
| 集客 | 〇（必要なし） | △（各個人） | 〇 |
関連記事
・【プラン料金表】ホットペッパービューティーの掲載料金はいくら？お申し込み/ご契約について
・アイリストはシェアサロンで独立できる？注意点と大手会社などを紹介！
・間借りサロンとは？サービス内容やメリット/デメリットについて解説
当サイトの記事は一部PRを含む場合があります。
