最近では、美容サロンの中でもインスタグラムを使用した集客が盛んに行われています。
美容サロンを利用する年代、性別、ターゲット層がインスタグラムと一致していることもあり、サロン集客の方法として注目されているのです。
さらに、インスタグラムは無料で運用が可能ですし、直接予約に繋がる機能もあるため、個人サロンや自宅サロンなどの広告費をあまりかけることができない店舗にも向いています。
この記事では、エステサロンやネイルサロンオーナーの方のために、インスタグラムを活用した集客方法について解説します。
CIN GROUPでは、これまで1,000店舗以上の美容サロンの集客・経営・開業のサポートを行なってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
目次
なぜサロンの集客方法でインスタグラムが適しているのか
全年代でインスタグラムの利用率が増加している
総務省によって行われた調査では、全年代において、平日の「インターネットの平均利用時間」が「テレビの平均利用時間」を上回ったというデータがあります。*
特に、10〜20代は、インターネットとSNSの利用時間が長くなっており、休日は「100分以上」を超過しています。また、40代もSNSの利用時間が伸びている傾向があるようです。
そして、「Twitter」、「Facebook」、「Instagram」の主要3媒体では、全年代で「Instagram」の利用率が42.3%と利用率が最も高くなっています。
特に20〜40代の女性利用者が多く、美容サロンの顧客層とマッチしているため、Instagramをうまく使いこなすことが集客において重要です。
※13〜69歳の男女1,500名対象(令和3年1月12日〜18日 実施)
参考:主なソーシャルメディア系サービス/アプリなどの利用率①
簡単に知りたい情報が得られる
さらに、LINE株式会社によって行われた、スマホで調べ物をする時の検索行動の調査によれば、全年代でスマートフォンを利用する方が約9割に達しているようです。*
また、調べ物をする際に利用するサービスは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンが9割以上、そしてInstagramを含めたSNSが6割となっています。
情報を探しているユーザーは、「簡単に知りたい情報を得たい。」、「正確な情報を得るために複数の検索を比較して探したい。」といったことを重視しており、利便性が高いSNSを含めたインターネットでの情報収集が一般的となっているのです。
※13〜79歳が対象
参考:「LINEリサーチ」スマホ検索時の重視点は「知りたい情報の見つけやすさ」スマホ検索時の利用サービスは年代の違いが顕著に
フォロワーが少なくてもエンゲージメント率が高い
エンゲージメント率とは、SNSの投稿に反応したユーザーの割合です。ここで言う反応とは、いいねを押すことやタップされた回数のことを指しています。
SNSはフォロワー数が多くなければ意味がないと思われがちですが、エンゲージメント率が高いことの方が重要です。
フォロワーでなくとも興味がある投稿に関しては、反応をしますし、予約にも繋がります。
お客様と直接コミュニケーションをとることができる
インスタグラムは、投稿にコメントをしたり、ダイレクトメッセージによって直接やりとりを行うことができます。
投稿内容でコメントやDMでコミュニケーションを行うことで、お客様はより店舗に興味を持ち、良いイメージを持ってもらう可能性が高まるのです。
コメントやDMをしてくれるお客様は、来店確率が高い見込み客ですので、丁寧に対応することを心がけましょう。
フォロワーが増えてきたり、投稿が注目されるようになると、なかなか返事を返すことができなくなるかもしれません。
忙しくいため返信ができないと信用できない店舗と思われることもあるので、返信を行わない場合は、概要欄にその件をしっかりと記載しておくことも重要です。
インスタグラムでの集客するためにまずは準備をしよう
ビジネスアカウントに切り替える
これから店舗の公式アカウントとしてインスタグラムを運用するならば、ビジネスアカウントに切り替えることをおすすめします。
ビジネスアカウントを使用すると、直接お問い合わせを受けることができるため、集客をUPさせることにも繋がるでしょう。
- ビジネス用プロフィール
- Instagramインサイト分析
- 投稿の宣伝
ビジネスアカウントに切り替えることで、上記のような機能を使用することができます。
本格的に運用していくとなると、投稿の時間を戦略的に実施することが必要です。その際に、オーディエンスで分析をしてどの時間帯に投稿するのが良いのかを判断することができます。
切り替え方法としては、インスタグラムの右上の「メニュー」→「アカウント」→「ビジネスアカウントに切り替える」を選択し、簡単な設定を行うことで切り替えることが可能です。
ターゲットとなるユーザーを絞る
ビジネスアカウントを運用していくにあたり、最も大切なことはサロンのターゲットに合わせてユーザーを絞ることです。
「誰かに届けばいいな。」と軽い思いではなく、「こんな人に届けたい!」と誰に向けての投稿なのかを明確にしましょう。
- 性別/年齢
- 職業/年収
- 趣味/嗜好
- 性格
上記のことを参考にして、来店してもらい1人の人物像をイメージして、ターゲットを決めてください。
実際に、考え出してみたターゲット層は「どのようなサロンに行ってみたいと思うのか。」、「行ってみたいと思う投稿はどのような情報か。」を考えて、内容を決めると良いでしょう。
コンセプトや投稿内容を決める
ターゲットが決まれば、アカウントのコンセプトや投稿内容をスムーズに決めることができるでしょう。
高級感をウリにしているサロンならば、投稿に使用する画像も綺麗なものを使うべきですし、投稿のイメージを統一させることも必要です。
デザイン性に強みがあるネイルサロンならば、カタログデザインのように、人気デザインを充実させると良いでしょう。
プロフィールは魅力が伝わるように書き込む
プロフィールを充実させることは、インスタグラムを使用しても集客で最も大切です。投稿に興味を持った人のほとんどは、店舗のプロフィールを見てから、予約をしようか決めます。
基本的に、プロフィールに書かれている情報で予約に至るまでの流れを断ち切らないことが大切です。
- 店舗名
- 住所/電話番号/メールアドレス
- 営業時間
- アクセス方法
上記の内容は忘れずに記載しましょう。
ユーザーが必要な情報を他のサイトで調べないといけなければ、面倒だと感じてしまい、予約に繋がらないことも多いです。
また、基本的な情報だけでなく、店舗の魅力やウリについてもキャッチコピーを用いて「予約したい!」と思わせることがポイントです。
店舗のコンセプトやテーマをうまく反映させて、ターゲットに刺さる文章を記載しましょう。
インスタグラムでの集客につなげるためのポイント
プロフィールや投稿にホームページの情報を載せる
インスタグラムでも直接電話予約が可能ですが、最近ではWEB予約が一般的です。
そのため、インスタグラムのプロフィールや投稿には、予約に繋げるために自社のホームページやホットペッパービューティーなどの予約ページのURLを記載しましょう。
興味を持ってくれた見込み客の損失を防ぐために、スムーズに予約できる流れが重要です。
予約アプリのKanzashiやBeauty Meritといったインスタグラムと提携している予約システムを利用している場合は、そのまま予約ボタンが設置できます。
ジオタグを設置して位置情報から集客する
ジオタグとは、撮影された写真に位置情報を追加するタグのことを指しています。
ジオタグを入力しておくことで、投稿された写真がどこで撮影されたかを示すことができます。
インスタグラムを見ているユーザーが、気になった投稿で場所名をタップすると、Google Mapが自動的に表示されるようになっているため、より多くの方に投稿が見られる可能性が高まるのです。
ジオタグをつける方法は、投稿したい写真を選び、キャプションを記載する際にジオタグを選択するだけで簡単に設定できます。
多くの方に見られるだけでなく、自分の店舗の宣伝にも繋がりますので、自店で撮影した写真にはなるべくジオタグを設定するようにしましょう。
ハッシュタグを活用する
インスタグラムの投稿をたくさんの方にみてもらうためには、ハッシュタグ(#)の活用が必須です。
#〇〇(キーワード)を入力することで、インスタグラムでそのワードを検索したユーザーに自分の投稿を発見されやすくなります。
ハッシュタグは1つの投稿に30件まで追加できます。店舗名や場所だけでなく、ターゲットがチェックしていそうなキーワードを見極めて、設定することが大切です。
インスタグラムの検索欄に入力してみると、どのくらい検索されているのかを確認することができます。
たくさん検索されているキーワードを狙いがちではありますが、検索数が少ないものは、検索結果の上部に長期間表示されやすいことが特徴です。
そのため、ハッシュタグで入力するキーワード選びでも戦略的に行うと良いでしょう。
投稿内容も大事!インスタグラムで集客につながる内容とは
お客様が知りたい情報を盛り込む
インスタグラムから集客に繋げるためには、ターゲットが興味のある内容を投稿することが前提となります。
もちろん、当日の営業時間などの店舗情報を投稿することも大切ではありますが、興味を掻き立てる投稿ではありません。
- 悩みの回答
- 最近のトレンド情報
- 家でもできるケア方法
といった内容の方が興味を持ってもらいやすいです。
利用ユーザーに有益な情報を継続して提供することを心がけ、投稿の中で店舗について知ってもらう方法が効果的でしょう。
「ぜひ来店してください!」といった内容だけでなく、「このお店に行きたい!」と心から思ってもらうために、求められている情報についての投稿を意識することが大切です。
ビフォーアフターの写真は一目でわかりやすい
美容サロンは、「美」を求める人のための業界です。そのため、ビフォーアフターのような、変化がわかりやすい写真は非常に効果が高いと言えます。
ただ、広告の表現からするとビフォーアフターの写真は、グレーゾーンです。
インスタグラムは一般の方の間で人気のSNSですので、あまり広告表現に厳しくはありませんが、注意して使用しましょう。
実際に、ホットペッパービューティーのような大手の集客媒体では、ビフォーアフターの掲載には厳しい基準が設けられています。
あまり誇大に広告してしまうと、行政から指導される可能性もありますので、下記記事も併せてご覧ください。
スタッフのプライベート写真でファンが増やす
もちろんユーザーに利益となる投稿を続けることは重要ですが、スタッフのプライベート写真を掲載することも効果的です。
美容サロン業界は、スタッフ自身が「美」の見本となるケースも多く「こんな風に綺麗になりたい!」と思う方も多いでしょう。
店舗の公式アカウントで投稿する場合は、あまり高頻度で投稿する必要はありませんが、1日に1回と決めて投稿するのがおすすめです。
スタッフのリアルな生活や、美容に関するケア対策などを投稿することで、好感度が上がり、既存客のリピートに繋がったり、店販商品に繋がるでしょう。
インスタグラムでのサロン集客の成功例
bebe
- 画像の統一感
- 悩み解説
- スタッフの写真も掲載
実際に投稿ページを見てみると、画像の雰囲気が統一されており、可愛らしさとおしゃれさが一瞬でわかります。
また、「小顔に慣れる?生活習慣から変えるセルフケア」、「絶対にやけたくない!夏の日焼け対策をご紹介」といったように、見てくれる方にとって役に立つ情報を多く投稿しています。
さらに、稀にスタッフ自身の顔写真も投稿しており、親近感があり、好感度をUPさせるような投稿もポイントです。
参考:bebe_omotesando (フェイシャルエステサロン)
chéri 浜松本店
- キャッチコピーが魅力的
- お客様の声が充実している
- 比較画像の充実している
chéri 浜松本店のインスタグラムでは、ビフォーアフターの写真を掲載しており、「どのような変化が得られるのか」が伝わりやすい投稿が特徴です。
さらに、実際に施術を受けた方の感想を投稿に入れたりなど、お客様の声が充実しているため、実際に施術を受けた時のイメージをアップさせることができています。
またプロフィール画面では、「10ヶ月連続満席」といったキャッチコピーも入れられており、人気のサロンであることをわかりやすく伝えています。
まとめ
この記事では、美容サロンの集客方法で一般的となってきたインスタグラムの活用方法について解説しました。インスタグラムは、もはや若い方だけでなく10〜50代まで幅広く使われているSNSです。
また、女性の利用率も高く、写真による視覚的な訴求が強いため、美容サロンには最適のSNSと言えるでしょう。
インスタグラムは無料で運用できるので、広告費を抑えながら集客したいサロンオーナーの方は、積極的に活用することがおすすめです。
CIN GROUPは、ホットペッパービューティーなどの集客媒体を活用したサロン集客・経営アドバイスを行っております。
さらに、インスタグラムやMEO対策といった、WEBマーケティングの知識が豊富な担当者が揃っておりますので、ご興味ある方はぜひご連絡ください。
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