美容サロンでスタッフとして働いてるけど独立したい、美容について興味があり自分でビジネスを起こしたいという想いを持っている場合、本格的に美容サロンの開業を検討している方も多いのではないでしょうか？
女性が活躍しやすい業界ですし、経営が順調にいけば年収を大幅にUPさせながら、自由度の高い生活を実現できるかもしれません。
この記事では、美容サロンの開業に必要な資格や資金、失敗しないために気を付けるべきことなどについて解説します。
CIN GROUPでは、これまで2,000店舗の美容サロンの経営や集客サポートを行なってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
目次
美容サロンの開業の魅力は？
比較的開業/独立が容易
開業や独立と聞くと「難しそう…。」と感じる方が多いかもしれませんが、開業するだけならばそこまで難易度は高くはありません。
詳しくは後述しますが、美容業界の中でも人気のエステサロンやネイルサロンなどは、国家資格を持っていなくても開業することができます。
極端に言ってしまうと、開業届を提出しさえすれば経営者として活動していくことができるのです。
もちろん、集客ノウハウやスタッフのマネジメントなど利益を伸ばすための経営知識は必要ではありますが、開業する際の高い壁は他の業種と比べると低いと言えるでしょう。
そのため、独立を検討している方は「開業は難しそう。」というイメージを持つのではなく、開業するにはどのような知識や準備が必要なのかを考えておくことが大切です。
自由度が高い
美容サロンのオーナーになるということは、メニューの設定や働く時間まで自分で好きなように決めることができることができます。
施術をこなすのが好きならば、施術者として活躍していく。将来的にマネジメント側に立ちたいならば、スタッフを雇ったり、店舗を増やしたり経営者を見据えるなど、働き方は様々です。
自分の理想的な働き方やライフスタイルを考慮したワークスタイルを実現できることも魅力的でしょう。
年収を大幅に上げることができる
経営の軌道が乗れば、スタッフ時代よりも大きな収入を見込めることも大きな魅力の1つです。
もちろん、リスクを考慮した上で、安定した利益を出し続けることが前提ではあるものの、自分の好きなことで年収1,000万円を超えることも夢ではありません。
特に美容業界では、低年収が課題の1つでもあるため、年収を増やすために独立をする方も多いです。
美容サロンを開業するには資格が必要？
美容サロンと言っても様々な業種が存在し、国家資格が必要なサロンと、必要ではないサロンがあります。
- 【美容師免許が必要】ヘアサロン
- 【美容師免許が必要】アイラッシュ（まつ毛）サロン
- 【国家資格不要】エステサロン
- 【国家資格不要】ネイルサロン
- 【国家資格不要】リラクゼーションサロン
簡単にまとめると上記のようになります。
基本的に首から上の施術を行うヘアサロンやアイラッシュサロンは、美容師免許が必要です。また、美容師免許の他にも、保健所に営業許可をもらうために届出なども追加で必要となります。
一方で、その他のエステ/ネイル/リラクゼーションサロンなどは、国家資格がなくても施術を行うことが可能のため、誰でも開業届を出せば経営を行うことができます。加えて保健所に営業許可を取る必要もありません。
美容サロンを開業する際に必要な資金はいくら？
開業に踏み切れない方の多くは資金面での不安でしょう。
開業を検討している方は、早い段階で必要な資金を把握しておき、独立のための貯金や資金調達の方法を知っておくと良いでしょう。
業種/経営形態で開業資金は大きく変動する
美容サロンの開業に必要な資金は、業種や経営形態で大きく異なります。
先の項目でも説明したように、エステサロンやネイルサロンは保健所への届出なこともあり、営業場所についても厳しく限定されているわけではありません。
そのため、店舗経営ではなくても、自宅や賃貸マンションでの開業が可能です。
当たり前ではありますが、店舗型の方が初期費用は大きくなり、自宅や賃貸マンションはコストを抑えることができます。
また業種によっても異なり、高額な機材を扱う痩身や脱毛サロンは初期費用が高額になり、必要な機材が少ないネイルやリラクゼーションサロンは低額で開業が可能です。
【参考】必要な開業資金はいくら？
開業資金は大きな変動があることを踏まえた上で、参考までに下記のようなイメージとなります。
- 自宅での経営：30〜100万円
- 賃貸マンション：100〜200万円
- 店舗運営：300〜500万円
店舗運営が高額になる理由としては、契約時に一年分の家賃が保証金として必要なことに加え、大規模な内装工事を行う必要があるためです。
これに追加して機材を導入するとなると、1台あたり200〜300万円ほどの追加となるでしょう。
重要なポイントとしては、初期費用だけでなく開業後の経営コスト（ランニングコスト）も考慮することです。
必ずしも開業してからすぐに利益を出せるわけではないため、少なくとも半年間程度の家賃や光熱費などの固定費を支払う余力を持っておかなければいけません。
資金が足りない場合は融資や助成金を活用する
開業資金の全額を、独立前に用意しておく必要はありません。もちろん、自己資金だけで開業できれば良いですが、現実的に難しい方がほとんどでしょう。
自己資金が足りない時は、国や銀行からの融資を検討することになります。ただし、自己資金が全くない場合や、事業計画が曖昧なままだと融資を受けることができない場合が多いです。そのため、少なくとも3〜5割程度は自己資金で用意しておくと良いでしょう。
また、開業してからの資金調達の方法としては、補助金や助成金なども有効な方法です。特にスタッフを雇って経営する場合は、助成金を受け取る対象となる取り組みをすることで、年間で300万円ほどの助成金をもらうこともできます。
エステサロンを経営している人の年収は？
実際に開業した後に、どのくらい稼ぐことができるのか気になっている方も多いでしょう。
この項目では、美容サロンスタッフの平均年収と開業後の年収について紹介します。
美容サロンスタッフの平均年収
まず、サロンの正社員スタッフとして働いている方の平均年収は、求人ボックスのデータを参考にすると下記の通りです。
- エステティシャン：342万円
- ネイリスト：338万円
- セラピスト：362万円
美容業種全体を平均すると350万円程度になり、月収にすると約29万円程度です。
日本の全体の平均年収は450万円程度と言われているので、業界的には低いことが分かります。
業界の特徴として、若い女性の方が多いことも要因の一つとして挙げられますが、年齢を重ねても大きく年収が上がらないことが特徴です。
美容サロンでの開業は儲かる？
美容業界において、年収を上げる方法としては独立をすることが一般的です。
残念ながら、開業後の正確な年収データは公開されていませんが、平均すると500万円程度と言われています。
しかし、独立後の収入の幅は広く、300〜1,000万円以上の方も多いため、努力次第というのが答えです。
基本的に開業から1年間は赤字覚悟、3年以内に500〜800万円程度の利益を目標としている方が多いでしょう。
経営の軌道が乗れば、安定して1,000万円を稼ぐ方も珍しくはありません。
重要なポイントは、集客ができなければ利益を伸ばすことは難しいということです。
費用を抑えるために、宣伝広告費を削減してしまい、集客数が減少してしまえば意味がありません。同様にコスト削減ばかりに注力して、顧客満足度を低下させることも本末転倒です。
開業してから経営者としての実力が試されるため、開業前から集客や経営について勉強しておきましょう。
美容サロンの開業で失敗しない方法
美容サロンの開業で失敗しないために、覚えておくべきポイントをまとめると下記の通りです。
- コンセプトを決める
- ターゲットを明確にする
- 集客を戦略的に行う
- リピーターを増やす
美容サロンの開業はみなさんが思っているほど難しくはありませんが、集客ができるかどうかはオーナーの知識や努力、準備が必要です。
まず、開業を検討し始めた段階から、サロンのコンセプトやターゲットとなるお客様像を明確にしておきましょう。
開業場所やニーズのリサーチ、メニューや単価を計算した上で、どのくらいの利益を生み出すことができるのかなどを把握しておくことも重要です。
集客においても、新規集客とリピート顧客の獲得の2つの軸での対応が必要となります。
ホットペッパービューティーなどの集客サイトを利用するのか、SNSでの集客に注力するのかなども事前に決めておきましょう。
また、開業予定エリアの競合調査や、住民のニーズの把握は集客する上でも非常に重要な要素です。
開業未経験の方は、どのように情報を集めたら良いのかがわからない方も多いかと思います。
弊社では、ホットペッパービューティーを活用した集客対策はもちろん、開業前の段階においてエリアの選定や人気メニューなどの分析に強みがありますので、開業を検討されている方はお気軽にご相談ください。
まとめ
この記事では、美容サロンの開業を検討されている方に向けて、開業資金についてや失敗しない方法について解説しました。
「独立をしたいけど集客できるか不安。」
「経営や集客について知識がなくて開業に踏み出せない…。」
という方は、弊社の経験豊富なスタッフがサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
資金調達のための助成金サポートや、内装ローンなどのご案内、各種開業サポートが充実しているので併せて参考にしてください。
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