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集客ノウハウ

美容室を開業するまでの流れや初期費用を解説!【2024年最新】

  • UPDATE:2024.03.18.Mon |
  • ENTRY:2021.02.15.Mon

スタイリストとして経験を積んでいくと、独立して自分の美容室を開業したいと思う方もいるはずです。

すでに独立することを見越していて、開業資金を少しずつ準備している方もいるのではないでしょうか?

この記事では、独立して開業を検討している美容師の方向けに、

・美容室を開業するために必要な手続き
・開業に必要な資金や相場
・開業するまでの流れ
・開業時の集客方法

について解説していきます。

独立準備に必要な知識や注意点を網羅しておりますので、ぜひ参考にしてください。

美容室を開業する時の必要な手続き

美容室を開業する時に資格は必要なの?

美容師として独立し、自分の店舗を持つためには、美容師免許の他に管理美容師免許という資格が必要になります。

取得の条件は以下の2点です。
・美容師免許取得後に3年以上の実務経験があること。
・各都道府県で開かれている講習会を修了していること。

講習会は、各都道府県で開催されており、公衆衛生と衛生管理の2項目を14時間(3日間)で学びます。

ただし講習会は年に2回しか開催されませんので、開業を検討している方は早い内に取得しておきましょう。

美容室の開設届を保健所に出す

美容室を開業する際には保健所に「美容室開設届」 を提出し、美容室の営業の許可をもらわなければいけません。

「美容室開業届」の提出に必要事項は以下のとおり。

・美容室の名前
・管理美容師番号
・美容室の構造設備の概要/平面図
・従業員の名簿と健康診断の結果
・登記事項証明書

など。

この「美容室開業届」を提出後、営業の許可が下りないと営業することはできませんので、税務署への開業届と一緒に準備しておきましょう。

さらに、美容室を営業するためには、1作業室あたりに必要な床面積や、床や腰板の材料などの細かい構造設備の条件があります。

すでに内装工事が終わってから保健所に改善を要求されてしまうと、さらに費用と時間がかかってしまうので注意してください。

①開業場所を決めるときに、必要な設備を設置できる面積を確保できるか。
②内装工事の担当業者が美容室の施工経験が豊富か。
③工事の前に業者からの図面を用意してもらい、保健所に相談する。

この3つのポイントを覚えておきましょう。

「美容師開業届」を提出して1週間ほどで開設検査が行われます。この開設検査に合格することで、晴れて美容室の営業が可能となります。

美容室の開業届を税務署に出す

開業届は、開業してから1か月以内に提出する必要があります。

開業届は、法人・個人事業主に関係なく、事業を始める時には必ず提出しなければいけません。もし、店舗を持たずフリーランスの美容師として活動する場合でも同様です。

マイナンバーの記載が必要となるため事前に確認しておきましょう。

開業届は直接税務署に行ってもらうこともできますが、下の参考に貼っている国税庁のホームページのリンクからダウンロードすることが可能です。

郵送の場合は、開業届が到着する前に開業後1か月を経過しないように、余裕を持って提出しましょう。

参考:国税庁【手続名】個人事業の開業届出・廃業届出等手続

【開業届で必要な記載項目】

・納税地
・事業所(店舗住所)
・マイナンバー
・屋号
・届出区分(開業/引継ぎ)
・給与の支払い状況(雇用する場合)

【開業届以外の提出書類】

・青色申告書 (個人事業の場合)
・青色事業専従者給与 (スタッフが家族の場合)
・開設届出書 (スタッフを雇う場合)
・源泉所得税の納期の特例の承認申請書

開業届以外に必要な届出は上記が挙げられます。

特に、スタッフを雇う予定の方は必要書類が増えますので、事前に確認しておいた方が良いでしょう。

保険に加入する

店舗を借りて美容室を開業される方は、火災保険の加入が義務付けられるので、ほとんどの方が加入しているはずです。

しかし、美容室は流し台やヘアカット台、その他の備品などを一度に失ってしまう災害に遭遇してしまった時のことを考えると火災保険だけでは不十分です。

【絶対に入っておくべき保険】
★賠償保険(理美容行為担保のもの)
★火災保険 (店舗/設備/備品)
★労災保険と傷害保険 (従業員の保険)

美容室で良く起こるトラブルの例としては、以下のようなことが挙げられます。
・お客様の服や手荷物を汚してしまう
・お客様が怪我をしてしまう(転倒/やけど/かぶれなど)

災害での被害よりも、お客様とのトラブルで賠償を伴う事態に発展してしまうケースはよくあることです。

お客様の怪我の具合や、手荷物の損失度合いによって賠償金額は異なりますが、経営に打撃となることも少なくありません。

年間で15,000円の賠償保険でも、争訟・賠償費用が最大3億円が負担されるものもありますので、お店を守るために加入を検討した方が良いです。

損害保険の加入時は、理美容行為での怪我にも対応している保険を選びましょう。ヘアアイロンでのやけどや、パーマ液のかぶれは理美容行為ですので、理美容行為不担保の保険だと保険料が支払われません。

火災保険は、設備や商品に対しても適応されているかも確認しましょう。美容室は、店舗だけでなく設備や備品に非常にもお金がかかっています。機材や商材をカバーできるほどの限度額かどうかをしっかりと確認しっましょう。

アルバイトやパートを含む従業員は、労災に加入することが義務付けられています。国の労災保険だけでは支払額が不十分の場合がありますので、民間の傷害保険に加入も検討しておきましょう。

美容室の開業資金の費用・内訳について

美容室を開業するためにかかる初期費用

通常の場合、美容室を開業する際に必要な費用は1,000~1,500万円ほどです。

立地にもよりますが、最低でも1,000万円程度は必要になります。

1,000万円を貯めてから開業する方もいますが、多くの方は日本政策金融公庫からの融資で開業していることがほとんどです。

貯蓄は多い方がもちろん良いですが、最初から初期費用を用意しなければ開業できないわけではありません。

美容院の開業資金【相場と内訳】

美容室開業の際に必要な資金をざっくりと紹介したところで、項目ごとにどのくらいの費用がかかるのかの相場と内訳を見てみましょう。

【内外装工事】

内外装工事の平均費用は500万円程度。坪単価30~50万円が相場です。

美容室は、シャンプー台を数台取り付けることが多いため、給排水などの設備工事が大半を占めることになります。

工事費用は依頼する業者や、居抜き物件の活用でかなり変わってきますね。前の店舗が美容室だった場合は、大幅に内装工事の費用を抑えることができますが、耐久年数を確認しておかなければ修理費用がかかってしまうことがあります。

【テナント賃借費用】

項目 金額
前払い賃料 家賃1,2か月分
保証金 家賃6~12か月分
仲介手数料 家賃1か月分
礼金 家賃1か月分

 

店舗を借りる場合、開業時にかかる費用は、すべて込みで家賃10~15か月分がかかると思っておいてください。

・月15万円が家賃の場合 150~225万円
・月35万円が家賃の場合 350~525万円

家賃が高い店舗を借りるほど、初期費用もかさんでしまいます。

【設備・美容器具・備品】

シャンプー台、鏡、施術台、レジ、パソコンの設備、ドライヤーやヘアアイロンなどの美容器具、シャンプーやパーマ液などの備品の準備にかかる費用は100~200万円程度です。

こちらも最初からすべてを揃える余裕がある美容室は多くありません。美容器具や備品は、お客様のニーズや客数に応じて徐々に増やしていけば良いでしょう。

【運転資金】

開業してから数か月の間は、黒字経営できるとは限りません。最低でも、毎月かかる固定費の3~6か月分ほどは運転資金として用意しておくべきです。

ただ、開業した多くの美容室が、経営が軌道に乗るまでの期間が1年間かかっているというデータもあるので、1年間の運転資金を準備しておいた方が良いのかもしれません。

・毎月の水道/光熱費
・スタッフの賃金
・宣伝広告費
・ネットや電話の通信費
・追加の備品

などで毎月どのくらいかかるのかを把握し、軌道に乗るまでの期間分を準備しておくと良いでしょう。

美容師が独立して美容室を開業するまでの流れ

開業に必要な手続きや開業費用について解説したところで、実際に美容室を開業させるまでの準備の流れをイメージしてみましょう。

①コンセプトを作る

お店のコンセプトは、どんなお客様をターゲットにするか自然に決まります。

来てもらいたいお客様をイメージすることで、どんな内装・メニュー・価格設定にすればいいのかわかるはずです。

あなたがオーナーになったときに、来てほしいお客様は、美容室に何を求めてるのでしょう?

お客様が何を求めていて、あなたはお客さんに何を提供するか、という答えを見つけることができれば店舗のウリや強みがはっきりするはずです。

②事業計画を完成させる

希望のエリアに出店をするときにどのくらいの費用がかかりそうなのかを把握しましょう持ち合わせている資金だけで開業できなさそうでしたら、融資を受けることになります。

融資を受けるためには、経歴や開業理由、開業にかかる経費、客数と売上の見込みなどを事業計画としてまとめる必要があります。

開業を目的とするのではなく、利益を出すための中長期的な経営方針を計画しましょう。

③物件探し

実際に物件を探す時は、自分が出店したい場所ではなく、しっかりと商圏エリアを分析する必要があります。

①であなたのサロンのコンセプトを決めたかと思います。

出店エリアに、あなたのお店のターゲットはどのくらいいそうでしょうか?
簡単な例を出すと、

主婦世代をターゲットにするなら「住宅街」
忙しいサラリーマンやOLがターゲットなら「オフィス街」
最新トレンドを追及する若者がターゲットなら「渋谷/新宿のおしゃれエリア」

という風にターゲットを決めることで出店するエリアも決まります。

もっと突き詰めると、出店したいエリアにはどのような美容室があり、メニューはどのように設定しているのか?といった点も分析しておきましょう。

・ターゲットがいるのか/ニーズがあるか
・他店の分析(コンセプト/メニュー/客単価)

上記の2点を意識して出店すること、開業後の集客や経営をイメージしやすいです。

④資金調達

出店する場所が決まったら、次は資金の調達です。すでに説明した通り、美容室の開業費用は1,000~1,500万円ほどかかります。

自己資金が少ない方は融資を受ける必要があります。日本政策金融公庫は、低金利なことと、開業歴がない方でも融資を受けやすいため、独立されるほとんどの方が利用しています。

また、補助金や助成金の申請も検討しましょう。申請条件はあるものの、基本的に返済は不要です。雇用をすることが条件として挙げられるものが多いので、スタッフを雇う予定がある方は一度確認してみてはいかがでしょうか。

⑤内装工事・設備備品を調達する

物件が決まり、資金面の調整ができたら、美容室の内装工事・備品・商材の準備開始です。

サロンのコンセプトに合うような内装デザインを設計会社と話し合いましょう。美容室の設計の知識が豊富な会社を選んでおくと、スムーズに施工できますし、必要設備の説明もしてくれるはずです。

商材は、オーナーが使い慣れたものから、人気の物を多めにするなど選び方は様々です。開業当初は必要になる商材が多いので、美容商材に特化したECサイトでまとめて購入することで費用を抑えられる場合があります。

⑥開業手続きをする

開業日の目途がつき次第、上の項目で説明した保健所と税務署で必要な手続きをしましょう。

また、この段階で火災保険、賠償保険の加入の検討をしてください。

⑦広告宣伝の準備をする

オープン1,2か月前から広告準備にも取り掛かりましょう。

集客の方法は、次の項目で詳しく解説しますが、開業前の段階でやっておくべきことは3つ。

・ホームページの作成
・チラシの作成
・集客媒体への掲載の検討(ホットペッパービューティーなど)

ホームページとチラシは、開業前の段階から周辺エリアに開業の情報を発信することができます。

ただ、デザインを考えたり制作に時間がかかるため、オープンの前からしっかりと準備しておく必要があります。

またオープンと同時、あるいは少し前からホットペッパービューティーなどの集客媒体に掲載をしたい場合は、締め切り日が設定されているので事前に確認する必要があります。

新規集客で出遅れないために、開業前からこの3つはぜひとも活用しておきましょう。

美容室開業時の集客方法

美容室の集客対策で、ぜひとも導入してほしいツールを紹介します。宣伝広告費の目安は月の固定費15~20%程度が相場です。

無料で利用できるものから、月ごとに費用がかかるものもあるので、予算に合う方法を選びましょう。

ホットペッパービューティーに登録する

ホットペッパービューティーは、美容集客媒体の中で一番有名な集客媒体です。

小~大規模サロンに対応するプランが用意されているため、目標集客数に応じてプランを選ぶことができます。

さらに、集客だけでなく24時間のネット予約機能や、顧客データの管理システムを利用できるなど、経営の効率化にもつながります。

美容室を開業されたばかりの時は、集客・経営に関してわからないことだらけで不安なはず。

ホットペッパービューティーは、各サロンに担当者が決まっています。集客・経営の相談も気軽にできるので、初心者オーナーの方には安心ですよね。

参考:ホットペッパービューティーへの掲載・申込み・無料相談は広告掲載相談窓口へ!

SNSを利用してお店の認知度を高める

美容室から人気のあるSNSはインスタグラムです。

お店の情報を発信するだけでなく、お客様の施術写真のビフォーアフターの写真を掲載したり、カット後のケアの方法を紹介することでお店のファンを増やすことができます。

最近ではSNSの影響で、遠くからわざわざ来店するお客様も増えていますし、無料で利用できるのでぜひ活用しましょう。

お店のホームページやブログを作成する

お店のホームページを制作することで、お客様からの信用度が高まります。

また、ブログ記事を投稿することで、GoogleやYahoo!の検索によって、あなたの美容室に興味を持ってくれる方が増えるかもしれません。

ホームページの作成費用と運用するための手間やコストを考慮すると、少し厳しいかもしれませんが、サロンの価値を高めるためには有効な方法です。

Googleマイビジネスに登録する

Googleマイビジネスの設定を行うことで、Google Mapで美容室の詳細を表示させることができます。無料で利用できますので、ぜひ登録しましょう。

ポストにチラシを投函する

チラシでの集客の目的は次の2つ。

・中高年の方の集客
・開業前のお店の認知のための集客

チラシ配布は中高年の方に多く読まれます。また、オープン予定の告知は、若い方に対しても有効です。

美容師として独立したい方へ

美容師として独立を検討している方が、開業について少しでもイメージできたら嬉しいです。

・管理美容師の資格を取る
・開業資金のために貯金する

いざ開業したい!と思った時に、スムーズに準備を始めるためには、まず上記の2つのことを実践してみると良いでしょう。

実際に開業をするときには、ターゲット層の確認・出店エリアの分析が忘れずに行いましょう。また、内装工事を着手する前に、図面・設備に関して問題がないかなど、保健所の方と相談しながら準備を進めることも開業のスタートダッシュで大切なことです。

開業後の美容室の経営についても興味もありましたら、下の記事もご覧ください。

 

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