コロナが収束した今もなお、マスクをつけて外出する人は多く、顔のパーツの中でも、特に目元を気にする人が増えたのではないでしょうか。
そうした目元に対する美意識の高まりで、アイリスト/アイブロウリストの需要も増え続けています。
今回は、これからアイブロウリストを目指そうと考えている人向けに、どんな資格を取得すべきか、またその勉強方法について解説します。
CIN GROUPでは、これまで2,000店舗以上の美容サロンの集客/経営サポートなどを行なってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
目次
アイリストは資格なしでも大丈夫?
美容師免許が必須となる
美容師法では、首から上の部分を美しくする施術には、美容師免許がないと行えないと定められています。
アイブロウリストとは、お客様に似合う眉の形を提案する、いわば眉のプロフェッショナルです。
需要の高いアイブロウリストでは、人手不足が問題になっていて、未経験でも受け入れてくれるサロンも多く存在します。
しかし未経験といっても、美容に関しての知識は持っておかなければなりません。
サロンで働く前に最低限、美容師免許を取得する必要があるでしょう。
取得方法については、後の項目で説明します。
美容師免許を持っている場合
すでに美容師免許を取得している方は、アイブロウリストとして活躍するために、以下の3つを身につけましょう。
- 施術に関する基本的な技術
- お客様にあう眉のデザイン力
- 提案をスムーズにするためのカウンセリング力
これらの知識、技術が身についたら、関連した資格を受検してみるのもいいかもしれません。
実力の証明になるものを所持していると、就職や開業する際に有利になるでしょう。
美容師免許を持っていない場合
アイブロウリストとして活動するためには、美容専門学校に通い、美容師免許を取得することが必須条件です。
まだ免許を持っていないという方のために、取得するまでの流れをご紹介しましょう。
美容専門学校は通学と通信の2種類があり、アイブロウリストとしての知識を同時に学べるコースも用意されています。
通学は2年制で、昼間と夜間の2パターンから選択可能です。昼間に他の仕事をしながら夜間に専門学校に行って、学ぶ事ができます。
また通信は3年制で、自分のライフスタイルに合わせたスピードで学習ができ、自由度の高さが魅力です。
無事履修を終え、卒業すると美容師国家試験の受験資格を取得可能になります。
試験は年に2回あり、実技試験と筆記試験の両方に合格し、免許の申請をするとアイブロウリストとして働くことができます。
卒業までの期間 | 備考 | |
---|---|---|
通学 | 最短で2年かかる | 最短で3年かかる |
通信 | 昼間課程と夜間課程に分かれる | 独学で進めることが多く、費用も抑えられる |
【JAPAN BROWTIST SCHOOL(JBS)】
日本初のアイブロウスクールで歴史が長く、アイブロウの技術やサロン運営のノウハウを学ぶことができます。プロの講師が丁寧に教えてくれるので、卒業生からの評判も良いのが特徴です。
【ジャパンアイリストカレッジ】
全国に42校あり、海外にもスクールを持っているので、どこからでも通えるというメリットがあります。また最短20分で施術できる技術が学べるため、施術時間を大幅に削減したいという方にピッタリです。
JBSでは、卒業した後も講習に参加でき、常に最新の知識を学べる環境が完備されているため、スクール選びに悩んでいる方にはオススメです。
JBSで選択できる学習コースについて下記の表にまとめたので参考にしてください。
コース名 | 通常価格 | 受講時間 | 対象 |
---|---|---|---|
ベーシックブロウコース | 86,900円~ | オンライン座学:2時間 実技:4時間 |
パーツ美容サロン向けのアイブロウメニューをすぐに導入したい、経験者や未経験者を対象とした講習 |
バングアイブロウデザインコース | 177,100円~ | オンライン座学:2時間 実技:10時間 |
理・美容室向けのお客様の要望に応えられるアイブロウメニューを導入したい方を対象とした講習 |
アートメイクデザインコース | 308,000円~ (ペア割引きで20%off) |
合計18時間 トレーニング |
アートメイクアーティスト向けのデザイン力や提案力の幅を広げたいと考えている方を対象としした講習 |
アイブロウデザイン完全習得コース | 396000円~ (ペア割引きで20%off) |
合計24時間 | プロフェッショナル向けの本格的なデザイン力を身に着けたい、経験者や未経験者を対象とした講習 |
他の仕事をしながら、スクールに通うという方は多くいらっしゃいます。
時間や体力的にも厳しいかとは思いますが、「正しい知識をプロから学びたい。」という方はスクールがオススメです。
アイブロウの知識の習得方法
独学
アイブロウリストとして働くためには、アイリスト同様、美容師免許が必要になります。
美容師免許の取得には、養成学校でカリキュラムを受け、国家試験に合格しなければならないので、独学では資格を取得することはできません。
しかし免許を取得した後であれば、独学で資格の勉強をすることが可能です。
独学で学ぶ方法には以下の2通りあり、どちらも費用をかけることなく自分のペースで学習を進められることがメリットといえるでしょう。
- 参考書を買って自己学習をする
- ビデオ教材やオンライン講座を活用して技術を学ぶ
働きながら勉強する場合、自分のペースで進められる独学のほうが良さそうに感じますが、
独学には「アドバイスを受けられない」「モチベーションを維持するのが難しい」などのデメリットもあるため、自分にあった学習方法を選択することが大切です。
スクールに通う
JAPAN BROWTIST SCHOOL(JBS)
JBSが主催するブロウティスト検定試験では、既定のカリキュラムを受け、3star以上の検定試験に合格することができた人に、『ブロウティスト』の肩書と技術証明書を発行しています。
取得するためには、高い技術力と眉に関する知識が必要なので、眉のプロフェッショナルであることの証明になるでしょう。
日本アイブロウ協会
『アイブロウィスト』という日本アイブロウ協会が発行している資格があり、レベルは1~3級に分かれています。
それぞれの資格取得条件は以下の通りです。
3級『アイブロウの基礎知識と技術を有すること』
2級『基礎知識と技術を有し、デザイン力と提案力があり、責任をもって客入れできること』
1級『キャリアが3年以上あること、アイブロウィスト2級を有し、フルメイク力もあること』
3級は永年発行されますが、2級と1級は年間更新制という特徴があります。
一般社団法人ジャパンブロウアーティスト協会
資格は『初級アイブロウマイスター』と『プロアイブロウマイスター』の2種類あり、『初級アイブロウマイスター』は合格後、初級アイブロウマイスター認定証顔型の取得が可能になり、プロのアドバイザーとして活躍できます。
『プロアイブロウマイスター』は初級に合格した後に、2日間の実技講習を受けると受検可能になり、合格すると初級認定講座を自由に開催できる資格を手に入れられる。
各団体まとめ
団体名 | 資格 | 備考 |
---|---|---|
JAPAN BROWTIST SCHOOL(JBS) | 『ブロウティスト』 | ・1〜5starの5段階で評価される ・3star以上でないと『ブロウティスト』の肩書とその技術証明書を受け取ることができない |
日本アイブロウ協会 | 『アイブロウィスト』 | ・1~3級の3段階の資格 ・3級は永年発行されるが、2級と1級は年間更新制 |
一般社団法人ジャパンブロウアーティスト協会 | 『初級アイブロウマイスター』 『プロアイブロウマイスター』 |
・『プロアイブロウマイスター』に合格すると、初級認定講座を開催できる資格を得られる。 |
セミナーや講座を受講する
スクールでは、少人数やマンツーマンで丁寧に教えてくれるため、技術に自信がない方や悩みがある方にオススメです。
すでにサロンで働いた経験や技術がある人は、セミナーや講座に参加してみるのがいいでしょう。
スクールに通うよりも価格が抑えられますし、独立や開業を考えている経営者同士の横の繋がりができ、困ったときの相談相手を作れるかもしれません。
アイブロウリストに向いている人は?
アイブロウリストとアイリストの違いは?
アイリストとアイブロウリストの違いは、施術する顔のパーツによるもので、身に着けるべき技術や知識がそれぞれ異なります。
アイリストは、目元を美しく見せるためにまつ毛を整えるので、器用さや衛生面に関する知識を持つ必要があり、アイブロウリストは、顔全体のバランスを見て眉毛を整えるため、顔のバランスや骨格についての知識を備えることが大切になるでしょう。
アイブロウリストの仕事内容と1日の流れ
10:00開店〜18:00閉店のお店を例に説明します。
9:00~ 開店準備
開店時間よりも早く出勤し、店舗の清掃や予約の確認などをし、その日一日の流れを頭に入れておきましょう。
10:00~ 開店
開店したら通常のサロン通り、接客やカウンセリング、施術をしながら業務を進めていきます。
12:00~13:00 休憩
お店の状況や予約の入っていない隙をみて休憩。集中力が必要な仕事のため、しっかりと休みましょう。
13:00~ 仕事再開
休憩が終わったら仕事を再開します。
18:00~ 閉店・締め作業
閉店後はレジ締めや清掃などをして、翌日の準備をします。
アイブロウリストに向いている人の特徴
アイブロウリストに向いている人は、どのような特徴を持っているでしょうか。
いくつか例を挙げていきます。
・丁寧な施術ができる人 ・器用な人
アイブロウリストは眉カットや脱毛を行うので、傷や肌トラブルにならないような丁寧さや器用さが求められます。
・デザイン力のある人 ・お客様の要望を聞き入れるカウンセリング力がある人
お客様の要望を聞き入れて、魅力を存分に引き出せるようなデザインを提案することはもちろん大切です。
・スキルアップを目指している人 ・メイクや骨格に関する知識を学ぶ意欲のある人
骨格や顔のバランスが人によって異なるため、専門的な知識が必要とします。
・流行へのアンテナを広く張れる人
眉毛の形にも流行があり、トレンドを追うのが好きな方にピッタリの職業です。
上の項目のどれが欠けても、お客様が自然に集まるプロのアイブロウリストにはなれません。
自分の苦手分野、弱点を見つけ、少しずつ克服していきましょう。
まとめ
アイブロウリストは、眉毛を整える知識や技術のスペシャリストですが、お客様の骨格や雰囲気を確認しながら最適な眉の形を提案していく、カウンセリング力も求められ未経験者には難しい職業に感じるかもしれません。
しかし民間資格の取得やスキルを磨いていくことで、お客様に喜んでいただけるやりがいのある仕事へと変わるはずです。毎日の業務から一つでも多くのことを学んでプロのアイブロウリストを目指しましょう。
CIN GROUPでは、アイブロウリストとして活躍したい方向けに、独立/開業支援などを行なっております。ご興味ある方は、お気軽にお問合せください。
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