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アイリストになるには資格は必要?美容師免許やおすすめ資格について紹介

  • ENTRY:2024.06.17.Mon
目元

アイリストになるために資格は必要なのでしょうか?

ここ数年アイラッシュサロンの開業が増えていることから「アイリストに挑戦したい!」「アイリストでキャリアアップしたい!」と考えている人も多いことでしょう。

この記事では、アイリストになるための方法やおすすめの資格、どのような人がアイリストに向いてるのかまで詳しく解説していきます。

CIN GROUPではこれまで2,000店舗を超える美容サロンの集客/経営サポートを行ってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください

 

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アイリストはどんな職業?

アイリスト職業

アイリストは、まつ毛エクステやまつ毛パーマなど目元の施術を行う人のことです。

基本的には、お客様とマンツーマンのスタイルでカウンセリングをしながら、お客様の要望に合わせた施術を行っていきます。

アイリストの1日の流れは以下の通りです。

1. 出勤・開店準備
予約の確認や店内の掃除、道具や薬剤の準備などを行います。

2. 開店・施術
お客様が来店したら受付を行い、カウンセリングをして施術を行います。
自分でカウンセリングからお会計まで一貫して行うことが多いため、お客様1人に対して1~2時間の施術時間になるでしょう。

3. 休憩
その日の予約状況によって時間帯は変わってきますが、休憩時間は60程度です。

4. 施術
夕方からは、学生や会社員の方が来店して混んでくる時間帯です。
予約が入っていない時間帯は、在庫の確認や発注、カルテの整理などを行います。

5. 閉店作業
売上確認や店舗内の掃除、翌日の予約確認や準備を行います。

特にアイメイクは、コロナ禍でマスク生活となった時期から注目されるようになり、まつパやまつエクの需要が増加してきました。

近年では幅広い年代に支持されており、美容院に匹敵するくらい定番化しています。

アイラッシュサロンも年々増加しており求人も増加傾向にあるため、今後のニーズもさらに高まっていくでしょう。

アイリストになるために必要な資格は?

資格

美容師免許が必須

アイリストになるためには、国家資格の美容師免許が必要です。

免許を取得するためには、厚生労働大臣が指定する養成施設(美容学校)に2年以上通い、国家試験(学科・実技)に合格する必要があります。

まつ毛ケアを専門に行うアイリストに、なぜ美容師免許が必要なのでしょうか?

元々美容師免許は必要ありませんでしたが、日本でまつ毛エクステが流行し始めた2000年前後は法的な規制がなく、誰でも施術を行うことができていました。

しかしマツエク専用の接着剤が原因による、目の充血やまぶたの腫れなどのトラブルの相談件数が増加したことから、2008年から美容師免許が必須となったのです。

厚生労働省が提示した通達によると、「まつ毛エクステンションの施術は美容行為にあたり、施術者は美容師免許を必要とする」という旨が記載されています。

参考:まつ毛エクステンションによる危害防止の徹底について | 厚生労働省

美容師免許取得でアイリスト向けの講義は少ない

美容学校では、美容師免許取得に必要な知識や技術を学ぶことはできますが、アイリストの知識については必ずしも習得できるわけではありません

そのため、すでに美容師免許を持っている方でも、アイリストに特化した民間資格を取る人は多いのです。

サロンによっては検定受験の支援制度を設けているところもあるため、プロのアイリストを目指すために有利になる資格は、積極的に習得しておくと良いでしょう。

また、美容師国家試験にまつエクの実技が導入されることも検討されており、まつエクを学ぶことができる美容学校も増えています。

これからアイリストを目指そうと思っている方は、専門学校でアイリスト講座を強化している所を選ぶと良いかもしれません。

美容師免許なしからアイリストになるまで

アアイリストになるまで

専門学校に入学

前の項目でも説明したように、アイリストになるためには美容師免許を取得することが必須です。

免許の取得には決められた期間、指定された養成施設で学び、国家試験に合格することが義務付けられています

美容専門学校の必須科目は、美容師の業務に関する法制度や、カットの施術方法などといった、国家試験で出題される内容です。

学習方法は通学と通信の2種類あります。

それぞれどのような方に向いているのか、メリットやデメリット、費用などを解説していきます。

【最短】昼間課程

メリット デメリット
・最短2年で免許取得ができる
・美容師以外の専門的な技術を学べる
・同期生が多い
・学費がかかる
・勉強や就職活動で忙しい

 

昼間過程は一般的な学校のように、朝から夕方にかけて勉強できるため、通学する同期生が多いという特徴があります。

アイリストは美容師と比べて下積み期間が短く、卒業後はすぐに一人前として活躍することが可能です。

ただし専門学校の2年間の在学期間中に、技術を習得しなければならないため、常に勉強に追われる覚悟はしておいた方が良いでしょう。

また就職活動の準備は、1年生の夏休み明け頃から始まります。

出遅れることのないように、早いうちからサロン情報をチェックしておくことが大切です。

【最短】夜間課程

メリット デメリット
・時間に融通が利く
・比較的学費が安く済む
・仕事と勉強の両立が大変
・学べるコースが限られる

 

授業内容は基本的に昼間課程と同じで、時間帯は18時から21時30分頃までが一般的です。1日の授業数は2~3コマと、昼間課程よりも少ないですが、その分授業内容が濃く集中した授業を受けることができます。

夏休みの短縮や土曜日に授業を行う学校もあるので、自分のライフスタイルに合う学校を選んでみてください。

学校の雰囲気としては、様々な事情を持つ方が集まるため、学生の年齢層が幅広いことが特徴です。

限られた時間内で積極的に学ぶ姿勢の学生が多く、良い刺激をもらいながら自分自身も大きく成長できるでしょう。

【働きながらもOK!】通信課程

メリット デメリット
・通学の手間がかからない
・学費を抑えられる
・家庭や仕事との両立がしやすい
・実践的な指導や授業を受ける機会が少ない
・自己管理が必要

学び方としては、レポート提出とスクーリング(面接授業)が基本的なスタイルです。

自宅学習が多くなるため、通学期間は3年制と長めに設定されていますが、学費は他の課程よりも安く抑えることができます

一方で、仕事をしながら通信課程で学ぶ場合は、仕事と学習のスケジュールを上手く割り振って進めていくことが必要です。

また通学制とは異なり、分からないことがあってもすぐ講師に質問することが難しくなります。ある程度のサポート体制は整えてありますが、場合によってはサポートに不安を感じてしまうこともあるかもしれません。

上記でご紹介した3つの過程のポイントをまとめましたので、自分はどの過程が向いているのかぜひ参考にしてください。

【特徴】

課程 取得期間 学べる範囲 プライベートとの両立
昼間課程 最短2年
夜間課程 最短2年
通信課程 最短3年

【学費】

課程 学費
昼間課程 200~300万円
夜間課程 150~200万円
通信課程 50~70万円

【向いている人】

課程 社会人 学生 主婦 学費を抑えたい 独立したい
昼間課程 × ×
夜間課程
通信課程

国家試験を受ける

美容師の国家試験は、年度ごとに秋期(7~9月頃)と春期(1~3月頃)の年2回、公益財団法人理容師美容師試験研修センターによって実施されます。

受験資格は、厚生労働大臣指定の養成施設で昼間・夜間課程で2年以上、通信課程で3年以上の履修を終えていることです。

試験内容は筆記と実技の2種類があり、どちらか一方のみ合格した場合は、次回実施される試験で免除されるという優遇措置があります。なお、合格率は約60〜80%です。

試験の詳しい合格基準は、理容師美容師試験研修センターの公式サイトに掲載されています。内容が変更される場合もありますので、この機会に最新情報をチェックしてみてください。

参考:試験について | 理容師美容師試験研修センター

美容師名簿に登録する

試験に合格後は、免許申請の手続きをして美容師名簿に登録されることで、初めて業務を開始することができます。

申請手続きを忘れてしまうと法律違反とみなされ、30万円以下の罰金または、今後美容師の免許を取得することができなくなる可能性もあるのです。

申請方法は、必要書類をそろえて理容師美容師試験研修センター宛てに送付するだけの簡単な方法なので、忘れずに行いましょう。

キャリア(給料)アップのための資格取得

キャリアアップ
前の項目でも解説したように、美容師免許さえ持っていればアイリストになることが可能です。

しかし、アイリストは目元という非常に繊細な部位への施術で、専門的な知識も必要になってきます。

そのためサロンは、実務経験がある人やアイリスト専門の資格を持っている人を求めていることが現状です。

そこで、キャリアアップにもつなげるためには、アイリストに特化した民間資格を取っておくことをおすすめします。

まつ毛の施術で使用する用具の安全な使用方法や、正しい装着の技術などを身に付けることができ、プロのアイリストとして活躍していくために有利になるでしょう。

アイリストの求人の現状

近年はサロンの増加や美容サービスの多様化によって、アイリストの数が不足しており、未経験歓迎とする求人が増えています。

美容師免許さえ持っていれば、未経験でもアイリストの求人に応募することができますが、問題になってくるのが『実務経験の有無』と『資格の有無』です。

未経験で採用された場合でも、営業時間内に練習や研修をすれば、2~4ヵ月程度で基本的な技術は身につけることができます。

しかしサロンオーナー側からすると、実戦を経験しない研修程度ですぐに十分な技術やノウハウを習得することは難しいため、即戦力として採用できない場合もあるのです。

また、アイリストの志望者は美容師を経験されている方が多く、美容師免許を持っていてもアイラッシュに関する知識は足りない傾向にあります。

そのため積極的にアイリスト専門の資格を取得して、周りと差をつけておくことが必要になるでしょう。

資格取得で選択肢が増える

アイラッシュ専門の資格を取得することで得られるメリットは、次のようなものが挙げられます。

  • メニュー数を増やせる
  • お客様に安心感を与えられる
  • 独立/開業にも自信がもてる

すでに美容師として働いている場合は、ヘアメイクに加えてまつ毛に関するメニューを追加することができます。

例えば、パーソナルカラーに基づくマツエクの提案といった、ヘアからまつ毛まで幅広く提案することが可能です。

また資格取得は、まつ毛の施術に関する正しい知識や技術を持ち、安全に施術ができるという証明になります。

アイリストは繊細な作業を行っていく仕事であるため、お客様に安心して施術を受けていただくためのアピールポイントになるでしょう。

そして、アイリストは安全性の知識や限られた時間内で仕上げる技術も求められるため、多くの努力が必要になります。

独立や開業を検討する際は、ぜひ積極的に資格を取得して自信につなげていきましょう。

民間のアイリストの資格

1. 日本まつ毛エクステンション認定機構 JECA

日本まつ毛エクステンション認定機構は、美容業界最大級の検定として注目されています。

検定の目的は、美容専門学校生や美容師免許取得者のまつエクに関する知識の向上と普及です。

技能検定試験は次の5段階で構成されています。

1. 安全技術師
2.まつ毛エクステンション3級
3.まつ毛エクステンション2級
4.まつ毛エクステンション1級
5.認定講師

受講・検定にかかる費用は下記の通りです。

検定料
1級 18,000円
2級 14,000円
3級 10,000円
安全技術師 8,000円

※認定講師は1級保持者に付与されるため費用は不要

2.日本アイリスト協会 JEA

日本アイリスト協会は、まつエクの安全な技術基準の統一を目指して設立されました。

資格は下記の3段階で、認定講師が最上位資格です。

1.3級 JEAベーシックライセンス
2.2級 JEAスタンダードライセンス
3.1級 JEAプロフェッショナルライセンス
4. 認定講師

受験資格と検定料は下記のとおりです。

種類 検定料(会員) 検定料
(一般)
受験資格
3級 4,000円 6,000円 満16歳以上
2級 16,000円 22,000円 美容師免許、美容師養成課程関連者
1級 20,000円 不可/td>

JEA会員、2級ライセンス、美容師関連者

参考:JEA技能検定試験概要

3. 日本ラッシュアーティスト協会 JLA

まつエクの理論や衛生管理の知識をもつ、プロフェッショナルの育成を目的とした認定試験になります。

資格のレベルや受験資格、検定料は下記の通りです。

レベル 受験資格 費用
Lv.1 エッセンス 誰でも受講可能 3,300円
Lv.2 インターミディエイト 美容師免許所持者 8,800円
Lv.3 アドバンス 美容師免許+1年経験者 13,200円
Lv.4 エキスパート 美容師免許+3年経験者 16,500円
Lv.5 マスター 美容師免許+5年経験者 22,000円

参考:資格認定 5STAR 技術評価試験

4.日本まつげエクステ協会 NEA

特許庁から認定されており、トラブルを起こさないための安全衛生はもちろん、まつ毛の美しさや繊細さを追求した技術力重視の検定試験です。

試験の種類と内容は下記の通りです。

種類 試験内容
3級プロアイリスト ・学科:オンライン受験(5,500円)
・実技:なし
2級プロアイリスト ・学科:オンライン受験(5,500円)
・実技:対面試験(7,700円)
1級プロアイリスト ・学科:なし
・実技:対面試験(7,700円)
認定講師 オンライン受験(33,000円)
※1か月毎の更新制(更新料1,000円/月)

参考:検定試験 プロアイリスト検定®

5.日本セルフまつげエクステ協会 JSEA

育児や仕事で忙しい方でも、1日で認定講座を受講できる資格です。

協会独自の技法で、アイメイクがきれいに決まるアイラッシュの画期的な使用方法を学ぶことができます。

お客様に施術を行う場合は、こちらの資格だけでなく美容師免許を持っていることが前提ですので注意しましょう。

サロンのサービスメニューに導入して新規のお客様を呼び込みたい方や、時間や費用をかけずに開業したい方は受講を検討してみてはいかがでしょうか。

協会資格認定制度の詳細は下記の通りです。

段階 費用 受講内容
(オンライン対応可)
1.セルフアイラッシュ装着レッスン
2.セルフアイリスト認定講座
3.アカデミー校研修
税抜69,000円 ・セルフアイリストとしての心得
・セルフアイラッシュ装着レッスン
・協会の概要について

参考:JSEA資格認定制度

アイリストの給料

給料

アイリストとして働くにあたって、どれくらいのお給料がもらえるのか気になる方も多いのではないでしょうか。

ここからは、アイリストの収入の目安をご紹介していきます。

〈正社員〉 都心 地方
未経験者 月給20万円~ 月給18万円~
経験者 月給22万円~ 月給20万円~

〈アルバイト〉 都心 地方
未経験者 時給1,000円前後 時給最低賃金~
経験者 時給1,200円~ 時給1,000円前後~

地域差はありますが、地方のサロンでも正社員で月給18万円を下回るサロンはほとんどなくなってきているのが現状です。

美容師の新卒の平均月給は13〜17万円ほどと言われており、他の美容業界の給料と比較すると、全体的に高水準であると言えるでしょう。

経験者と未経験者を比べてみると、経験者の方が1割ほど上乗せした金額であることが分かります。

さらに、経験により昇給・昇格が可能ですが、美容師よりも経験年数が短いわりに昇給のチャンスに恵まれている点がアイリストの特徴です。

実際に美容師からアイリストに転職して、デビューしてから3年で店長に昇格した方もいます。

店長やマネージャーなどの役職を持つことによって、月給30~40万円、年収にして450万円まで収入アップも可能です。

このようにアイリストは、美容業界の中では比較的給料が高いと言われており、頑張り次第では収入を上げることもできるでしょう。

アイリストに向いている人/向いていない人

向いている人

向いている人

アイリストは下記のような人に向いています。

  • カウンセリング力がある
  • おしゃれや流行に敏感
  • 集中力がある

来店時にまだデザインが決まっていないお客様も多いため、お悩みや要望を丁寧にカウンセリングすることが大切です。お客様それぞれのお悩みに合わせて、施術を行っていきましょう。

美容業界は流行が絶えず変化する業界であり、まつ毛の施術方法にもその時のトレンドがあります。流行を素早くキャッチしておけばアイリストとして活躍していけるでしょう。

そして、アイリストには集中力も求められます。お客様の目元を美しくするという細かい作業があり、1人あたりの施術時間が長いという特徴があるため、長時間の作業に苦手意識がない方におすすめです。

向いていない人

一方で下記のような方には、アイリストは向いていないと言えるでしょう。

  • 同じ作業を続けることに苦痛を感じる
  • 接客が苦手
  • 練習を楽しめない

アイリストの仕事では、座った状態で何人ものお客様を相手に、同じ作業を一日中繰り返していきます。

そのため、同じ作業を続けることに苦痛を感じ、施術の質が下がってしまう人は、アイリストに向いているとは言えません。

また売上の向上や安定化のために、指名やリピートで来ていただくことは重要なポイントです。

お客様が「またこのサロンに来てみたい。」と思っていただけるような接客ができなければ、アイリストとしてやっていくことは難しいでしょう。

そしてアイリストは技術職でもあるため、日頃から練習を重ねて技術を磨いていくことが求められます。

テクニック向上のための練習や接客の実践経験を楽しむことが、アイリストには大切なマインドなのです。

まとめ

まとめ

アイリストになるためには、国家資格の美容師免許が必要であることが分かりました。

また転職や独立において、まつ毛に関わる民間資格を取得しておくと有利になりやすいのでおすすめです。

アイリストはお客様を美しくしていく仕事であるため、自分の施術によって自信を持っていただけた時はやりがいにつながるはずです。

この記事でご紹介したおすすめの資格を参考に、専門の知識と技術を習得して人気のアイリストを目指していきましょう。

 

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