ネイルが好きな人にとっては、サロンで働いたことがなくても自分のお店を開業したい!という方もいらっしゃるでしょう。
ネイリストは、自分が好きなことをして生活したいという女性から人気の職業のため、このテーマは気になっている方も多いです。
この記事では、サロン経験がなくてもネイリストとして独立できるのか、注意点や知っておくべきことについて紹介します。
CIN GROUPでは、これまで2,000店舗以上の美容サロンの集客/経営サポートを行なってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
目次
サロン経験がなくても開業できるの?
結論から言ってしまうと、サロンで働いたことがない方でも、ネイルサロンを開業することは可能です。
しかし、ネイルサロンを開業される方の多くは、実際にスタッフとして働いてきた実務経験を活かしている方がほとんどでしょう。
理由としては、ネイルサロンの働き方のイメージ、相場感覚、自分の強みやウリが明確であることから経営に活かせる点です。
サロンで働いたことがないとどうしても、サロン運営の解像度が低くなってしまい、イメージが掴みづらいという点で不利と言えるでしょう。
ネイリストは資格がなくても大丈夫?
中には「ネイリストは資格がないと独立、開業できないのでは?」と疑問に思われる方もいらっしゃいますが、資格がなくても施術を行うことができますし、開業も可能です。
極端なことを言ってしまうと、資格がないどころか「私はネイリストです!」と言っても法的にはなんら問題はありません。
ただし、当たり前ですが、お客様の要望に応えるために一定以上の技術力は必要です。
実際には、ネイリストとして活躍しているほとんどの人は、民間資格を取得している方がほとんど。
美容師のような国家資格は必要ではありませんが、資格を保有していることで説得力を持たせられるのは間違いありません。
いきなりネイリストとして独立するときに知っておくべきこと
正直に言ってしまうと、サロン経験がある人とない人とでは、開業を成功させられるのは経験がある方の方が高いでしょう。
- 集客知識が足りない
- 競合や市場の感覚がない
- メニュー単価設定や売上感覚がない
- 技術力やトレンド業界知識が足りない
- 顧客管理やトラブルの対処方法などの運営知識がない
ネイルサロンで働いた経験がないことによる不利な面は、上記のようなことが挙げられます。
つまり、技術力/経営知識/実践経験が足りないことによる差があるのです。
ネイルサロンで生き残るのは難しい
そもそもネイルサロンを開業した場合、1年以内で閉店するのが約6割、3年以内となると9割近くの店舗が閉店してしまうというデータがあります。
これは経験がある人でも同様ですので、いかにサロン運営で成功するのが難しいかがわかるでしょう。
こうした現状から、経験がない方が開業した場合、失敗してしまう確率は非常に高いと言えます。
開業の目的を明確にする
まず、はっきりしておくべきことは開業目的です。
施術者としてネイリストになりたいのか、ネイルサロンを開業して運営する立場になりたいのかをはっきりと決めましょう。
施術者になりたいのであれば、まず技術力や接客技術を身に着けなければいけません。
反対に、あくまで経営者としてネイルサロンを開業したい場合は、技術力が全くなくても経営やスタッフのマネジメントスキルを極めて、施術はスタッフに任せれば良いでしょう。
開業方法を広く考えてみる
開業と聞くと、自分で店舗を借りたり、スタッフを雇ったり…といったイメージが先行するかと思います。
しかし、あくまでネイリストとして開業するならば、自宅での開業やフランチャイズで開業することも選択肢の1つです。
趣味程度でネイリストになるのならば自宅開業も良いかもしれませんし、フランチャイズでの開業ならば自由度は低くなってしまいますが、集客/経営/技術力の研修やサポートを受けられることもあります。
このように、開業方法の選択肢を広めてみることで、状況に合う開業方法を発見できるかもしれません。
経験がなくても開業に失敗しない人は?
知識と技術力の学習
施術者として活躍していくためには、やはり技術力が必要ですので、まずは民間資格の取得やネイルスクールに通ってスキルを高めましょう。
プロとしてやっていく以上『知人にネイルをしてあげられるレベル』では足りません。
求められたデザインに応えられるのか、持ちが良いネイル商材選び、爪の健康に関することなど、プロとして知っておかなければいけない知識や技術力を学ぶことが大切です。
知識面だけならば通信講座でも学ぶことができますが、技術力を高めることも忘れてはいけません。
開業までに余裕がある場合は、アルバイトや業務委託で一定期間ネイルサロンで働いてみるのも検討しましょう。
参考:無資格でも応募できるネイリストの求人情報 | 求人ボックス
圧倒的なネイルの関心
中には、サロン経験がない方でも、開業に成功した方もいらっしゃいます。
その方は、スクールで資格の取得と技術力を学んだ経験があるだけでなく、下記のようなことを意識されていました。
- 高いデザイン力
- ネイルトレンドの把握
- 技術力を磨く高い意識
- コミュニケーション能力
とにかくネイルが好きな方で、海外のネイルトレンドを把握しているだけでなく、デザイン力も高い方でした。
個人でお客さんを持っていたわけではないですが、知人にネイルをしたり、模型を使って何度も練習をするなど、ネイルに対するモチベーションを維持されていたようです。
コミュニケーション能力も高さとネイル知識の豊富さから、ネイル好きな顧客の間で評判を呼び、現在は予約が取れないと呼ばれるほどのネイルサロンを経営しています。
このように、ネイルへの関心が高く、熱心に技術を吸収しようとする方は、サロンで働いたことがなくても成功している方もいるのです。
積極的な経営知識の習得
また、未経験でネイルサロンの経営を成功させている方は、豊富な経営知識でカバーしている方もいらっしゃいます。
その方は、技術力は特別高くなくても、マーケティングや集客知識、売上管理などの経営スキルを学んで成功しています。
サロンオーナーとしてマネジメントや経営に注力して、技術力のあるネイリストを雇い、役割を分担して成功したと言えるでしょう。
このように、サロン経験がなくても熱意や学習意欲が高い方、自分の強みや役割を理解して経営している方は成功する可能性が高いです。
まとめ
この記事では、サロン経営がないネイリストが開業できるのかについて解説しました。
結論として、開業することは可能ですが、実体験や経験が足りないことから失敗してしまう可能性があります。
しかし、技術力や経営知識の習得の意欲が高い方ならば、十分に経営を成功させることができるかもしれません。
実際には、ネイルスクールで専門知識を学んだり、少しの期間でもサロンで働いてみることも重要です。
自分の状況に応じて、開業方法を変更してみたり、独立までに学ぶべきことを明確にしましょう。
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