ネイルサロンを開業を検討している方、あるいは開業したけど経営状況が良くならない…。というように経営に不安を抱えている方は多いのではないでしょうか?
ネイルサロンを含めた美容サロンは、開業してから3年以内に閉店する確率が9割以上だと言われています。
その理由としては、比較的簡単に開業できるため、十分な知識を持っていない状態で開業してしまうことが挙げられます。
ネイルサロンの経営を成功させるために知っておくべき知識や集客方法をマスターすることで、きっと売上は改善されるはずです。
そこでこの記事では、ネイルサロンを経営しているけどうまく集客できていない…。もっと稼ぎたい!という方向けに、
- ネイルサロンの経営は稼げるか
- 成功しているネイルサロンの経営者が実践している集客戦略
- ネイルサロンを経営していく上でおすすめの集客方法
について解説してきますので、ぜひ参考にしてください。
目次
個人のネイルサロン経営は儲かるの?
ネイリストとしての業務は、お客様の爪にネイルアートを施すことが主な業務内容です。
ネイリストは、美容師免許のように国家資格を保有していなくても、お客様に施術をすることができますし開業も問題なく行えます。
さらに、女性ネイル市場は2019年時点で1700億円と言われており、ネイリストの需要も高いです。
一昔前のネイルサロンバブルの時は、「ものすごく儲かった」と良く言われていましたが、今はどうなのでしょうか?
それでは、儲かる理由と失敗するリスクについて解説していきます。
材料費が安いから上手くいけば儲かる
ネイルサロンが儲かると言われている大きな理由としては、ネイル商材の原価が安いことです。
他の美容サロンは、痩身・脱毛器具・シャンプー台などを開業する前に用意する必要があります。
しかし、ネイルサロンの場合は高額な設備を準備する必要はなく、安く仕入れることができるネイル商材のみで開業することができます。
もちろん、店舗での経営の場合は、家賃の保証金や契約金の他に内装工事の費用がかかりますが、それでも他の美容サロンよりは安価に済ませることができます。
ネイル商材が低価格なため、一回の施術の利益率が高くすることが可能です。自宅での経営だと特にそうなのですが、施術代金がまるまる利益になる感じをイメージしてみてください。
例えば、5,000円の施術を毎日2名に施術をすれば1日1万円の利益になります。
利益率が高いため、集客数が多くなればなるほど稼ぐことができます。
ネイリスト向けのジェル素材やキット販売は、弊社のECサイトでも購入が可能です。担当者コード【013】を入力して、会員登録を行っていただくとお得にネイル商材をご購入いただけます。
ネイルサロンの経営者の年収はいくらなのか?【都内】
項目 | 収入 | 支出 |
---|---|---|
★売上 | 3,000,000 | |
客数 20名*30日 | ||
客単価 5000円 | ||
★人件費 | 600,000 | |
スタッフ3名*20万円 | ||
★店舗賃料 | 200,000 | |
★光熱費 | 50,000 | |
★通信費 | 50,000 | |
★ネイル商材費用 | 200,000 | |
★宣伝広告費 | 200,000 | |
★返済費用 | 200,000 | |
合計 | 3,000,000 | 1,500,000 |
上の表は、店舗での1ヶ月間のネイルサロンの売上例です。
店舗の収入の300万円から、経費を差し引くと150万円になります。年間にすると、約1800万円の純利益となります。
かなり経営が順調なネイルサロンの例になりますが、ネイル商材費用が安価なことからランニングコストがあまりかからないため、利益率が非常に良いですよね。
集客できるほど儲かることがネイルサロンの特徴です。
経営に成功してからは、年収1,000万円を超えるだけでなく、どんどんと年収が増加していくことに喜びを感じることができるでしょう。
競合が多いから失敗するリスクもある
ただ、ネイルサロンの経営は絶対に稼げるわけではないことは事実です。
冒頭でお伝えしたように、美容サロンは開業してから3年以内に閉店する確率が9割以上だと言われています。
その理由は、ネイルサロンは比較的簡単に開業することができるため、競合がかなり多いです。
周りにあまりネイルサロンがないからと、あまり気にせず単価を上げてしまうと、近くに安いサロンがオープンした後の経営は厳しくなります。
しかし、価格だけで勝負してしまうと経営は成功しません。
競合が多いことを理解した上で、
- 他店との差別化(あなたのサロンのウリや魅力)
- 正しい料金設定
- 継続的な集客をするための対策
などが重要となるのです。
次は実際に競合が多い中で、ネイルサロンの経営に成功しているオーナーが行なっている集客の戦略について解説します。
ネイルサロン経営者が行っている戦略とは
利益を出すために重要となるのは集客です。その集客を大きく2つに分けると、
- 新規集客
- リピート集客
となります。
この2つの集客方法に適した対策を打ち出すことがポイントです。
新規顧客の獲得方法
まず、開業したばかりの時や、来店数を一気に増やしたいと思っているのなら、以下のことを試してみてください。
- 友人紹介制度
- 商品券制度
お客様があなたのお店に興味を持ち、来店するまでの流れは様々ですが、ほとんどの場合は下のようになります。
- 集客媒体を見て来店(ホットペッパービューティーなど)
- チラシなどの広告を見て来店
- 実際に利用した方からの口コミを聞いて来店
この3つの中で、もっとも来店するまでの確率が高いものが口コミとなります。
友人・知人から紹介されると、実際に利用している方の意見は信頼しやすいため、来店するまであまり悩まずに予約をしてくれることが多いです。
さらに、紹介者だけでなく、紹介してもらった方の両方に割引のクーポンを渡すことで、もっと紹介したい!と思ってくれるでしょう。
一人のお客様から口コミが周りのコミュニティーへと広がり、周辺エリアの顧客獲得もできます。
その方法を応用して、商品券の導入も検討してみると良いでしょう。招待制度を導入すると、自然と繋がりのあるお客様が多くなります。
- 友人の誕生日にネイルの施術券をプレゼント
- 結婚式が近い新婦に施術券をプレゼント
- 親戚の大学生の卒業祝いなどに施術券をプレゼント
など商品券を用意しておくとギフトとしても喜ばれます。さらに、それまでお店を知らなかった方に、店舗のことを知ってもらえるというメリットもあります。
リピート客を増やすための戦略
実は、新規集客よりも大切なことが固定客の獲得です。
新規集客に力を入れる方が来店数が増えていることがわかりやすいのですが、それだと宣伝広告費をつぎ込み続けなければいけません。
固定のお客様が増えてくると、安定して利益を増加させることができるだけでなく、宣伝広告費の削減にも繋がります。
シンプルな方法としては、次のような例があります。
- ポイントカードやクーポンを配布する
- 回数券やセットでお得さをアピールする
ポイントカードはイメージしやすいのではないでしょうか?
10回来店すると、1回の施術が無料になるクーポンを差し上げます!といったポイントカードですね。
ポイントカードを作成すると、あと何回行けば無料の施術券がもらえるのか!と意識してもらうことで失客を防ぐことができます。
ポイントカードと少し似ているのですが、回数券の導入も効果的です。
最初に10回分の施術代金を支払うことで、11回分(10回+無料施術1回分)の回数券を作る感じですね。上の2つの大きな違いとしては、都度払いか最初に一括で支払うかでしょうか。
お客様が若い方中心だと都度払いの方が効果が高い「ポイントカード」。
高級路線だとお金に余裕がある方が多いので「回数券」。
というようにターゲットに合わせて使い分けると良いでしょう。
ネイルサロン経営者におすすめの集客方法
ホットペッパービューティーに掲載する
ホットペッパービューティーは、新規集客とリピート客の2つの集客に最適です。
掲載プランが豊富なので、なるべくお金をかけずに掲載したいサロンから、集客できる最大数を獲得したいサロン向けのプランまで用意されています。
オープンしたばかりのサロンにとっては、新規集客のスタートダッシュを決めるため。すでに経営を開始して数年経過しているオーナーの方にとっては、新しい顧客開拓のため。というようにどのサロンにとっても集客の効果を最大限発揮します。
- 24時間いつでもどこでも予約可能 (webとアプリ)
- 顧客の来店サイクルやリピート率のデータを確認できる
といった経営効率をあげる機能はもちろん、担当の方が経営のアドバイスをしてくれるんです。
データを元に、どうすれば客数を増やすことができるのか、リピート率を高くすることができるのかなどの集客対策を月に一度直接店舗に訪問して教えてくれます。
経営に関しての悩みや、集客対策、施術メニューや客単価の改善など、なかなか一人だけでは決めきれないことについて親身に対応してくれます。
もっと集客したいという方は、ホットペッパービューティーの利用も検討してみると良いでしょう。
SNSを活用する
最近はインスタグラムやTwitterなどのSNSを活用して集客をすることも当たり前になってきました。
特にインスタグラムはネイルサロンととても相性がよく、人気のネイルの投稿をすることでネイルカタログ代わりにも活用できます。
店舗の情報を発信したり、イベントやお得な情報の発信、ネイルのケア方法を定期的に投稿することでお店に興味を持ってくれる方も出てくるでしょう。
無料で利用できますしネイルサロンを経営している方はぜひ活用してみましょう。
公式サイトやブログを作成する
店舗での経営をされている方は、ホームページで公式のサイトを作成することも重要です。最近では、ホームページの代わりにインスタグラムのアカウントを利用している方も多いですが、両者の役割は根本的に違います。
お店の情報やスタッフの募集、イベントの開催などの情報の掲載はホームページの方が適しています。
インスタグラムで興味を持ってくれたお客さんが、より詳細にあなたのサロンについて知りたいと思った時に、ホームページのリンクがあると信頼度が高まります。
さらにブログを更新することで、GoogleやYahoo!の検索からの集客を見込むことが可能です。
ただ、ホームページの運用は知識とコストがかかりますので、店舗拡大を見据えているオーナー様は検討してみると良いでしょう。
知り合いのお店にチラシを置いてもらう
チラシの配布は、店舗周辺エリアに認知してもらうことが目的です。
大通りから外れていたりすると、なかなかお店の存在に気づいてもらうことはできません。そこで、近くのお店の方にチラシを置いてもらったり、直接渡したりしてまずはお店の名前を広めることも重要です。
ネイルサロンの集客方法に関しては、下の記事でも詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
ネイルサロンの経営を成功させるために
ネイルサロンの経営は、競合も多いため、決して簡単に稼げるわけではありません。
ただ、ネイルの商材費用は安価なのでリスクは最低限で済みますし、ランニングコストもそこまでかかりません。
うまく集客できるようになれば、年収1000万円を超えることも夢ではありませんので、秋集客対策は必須です。
経営に不安がある方は、ホットペッパービューティーなどの広告と一緒に、コンサルティングを受けることができる集客媒体の検討もしてみると良いでしょう。
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