整骨院を経営されている方の間では『あはき法』によって、広告を出しづらいと痛感している方が多いかと思います。
最近の整骨院の経営において、保険適応の施術だけではなく、リラクゼーション向けのメニューを用意して集客している店舗も多いです。
そのため、広告をうまく活用して宣伝したいと考える経営者の方も多いでしょう。
この記事では整骨院の経営者向けに、整骨院が広告を出す時の注意点についてや、集客に繋げるポイントについて解説します。
目次
整骨院が広告を出す時の注意点
冒頭にも記載しておりますが、整骨院が広告を出す際に最も注意しなければいけないのは『あはき法』の存在です。
あはき法とは、柔道整復師/鍼灸師/あん摩マッサージ師などに関する法律のことを略した用語です。
整骨院の場合、保険適応の施術は国家資格を持った人しかできません。
実際には、国家資格が必要ないリラクゼーションサロンが増えていますし、整骨院もそういった保険適応だけでないメニューを出している場所も多いです。
しかし、あはき法に該当する業種では、保健所による指導が厳しく、整骨院が集客のための掲載が難しいのが現状です。
整骨院が覚えておくべき広告制限について
まずは、広告を出す際に理解しておくべきポイントは、広告の定義とどのような内容を掲載することができるのかです。
広告の定義は下記の通りとなります。
- 【誘引性】患者の受診などを誘引する意図があること
- 【特定性】医業や医業類似行為を提供する者の氏名や名称、病院・施術所の名称が特定可能であること
- 【認知性】一般人が認知できる状態にあること
上記3つの要件を満たす場合に、広告に該当するものとされます。それでは、実際にあはき法の広告規制はどのようなものなのでしょうか？
あはき法のガイドライン
あはき法のガイドラインによると、あはき法に該当する業種が広告を掲載できる内容は下記のようになります。
- 柔道整復師、鍼灸師、マッサージ師である旨
- 施術所の名称
- 施術日（営業日）または施術時間（営業時間）
- ほねつぎ（接骨）
- 医療保険療養費支給申請ができる旨
- 予約に基づく施術の実施
- 休日又は夜間における施術の実施
- 出張による施術の実施
- 駐車設備に関する事項
広告に記載できる情報を見てみると分かるように、整骨院の運営に関して基本的な情報のみとなります。
そのため、来院者を増やすような誘引性がある内容は掲載できないことになるのです。
広告に該当するもの
広告に該当するものの例としては、下記のようなものが挙げられます。
- チラシ、パンフレット*、ダイレクトメール
- ポスター/看板
- 新聞や雑誌などの出版物
- インターネット上の広告*
- セミナーなどの説明会
※院内で配布するものを除く。
規制の対象となりづらい広告の方法
ホームページ（対策）
上記の該当する広告物を見てみると、看板やチラシなどのアナログな広告だけでなく、インターネット上の広告も含まれます。
ただし、現状ではホームページは広告と見なされず、規制の対象とはなっていません。*
そのため、多くの来院者を獲得したい整骨院は、ホームページで本格的なSEO対策を行い集客しているところもあります。
しかし、実際には「ホームページの運用方法がわからない…。」、「掲載順位はどのように対策すれば上がるの？」とホームページ運用に不安を抱える方も多いです。
そのような方は、治療院のホームページ作成に特化した制作会社の活用を検討しましょう。
治療院向けのホームページ作成はもちろん、どのように運用すれば良いのかなど、あらゆるアドバイスを受けられることができるのが『クリニックエール』。
クリニックエールでは、2,000店舗以上の治療院ホームページ制作実績があり、多くのオーナーから支持されています。患者様から選ばれるホームページを作成したい方は、ぜひご検討ください。
※インターネットの普及に伴い、ホームページの監視も強化されるという噂もあります。どのような情報も掲載できるというわけではありません。景品表示法や薬機法などの広告の法律を遵守しましょう。
掲載が認められた集客サイト
ホットペッパービューティーやエキテンなどは、整骨院や接骨院などの情報掲載が可能です。
施術メニューやスペースの問題によっては掲載できない場合がありますが、来院者数を増やしたい方は検討してみると良いでしょう。
ホットペッパービューティーは集客サイトですが、予約システムを無料で使用できたり、担当者に集客の相談ができる点が魅力的です。
弊社ではこれまで整骨院を含めて、2,000店舗以上の美容サロンの経営/集客サポートをおこなってきた実績がありますので、ご興味ある方はお気軽にお問合せください。
まとめ
この記事では、整骨院を経営されている方に向けて、広告の注意点についてや効果を出す広告の出稿方法について解説しました。
現状、ホームページは規制の対象とはなっていないものの、徐々に監視が強化されるという憶測も飛び交っています。
また、提供している施術メニューや保健所の許可があれば、集客力の高いホットペッパービューティーなどの大手集客媒体に掲載が可能なケースも。
整骨院はあはき法によって、広告の制限が厳しい業態ではありますが、長く経営していくためには来院者を増やすためには状況に応じてしっかりと対策をしていくことが重要です。
弊社では2023年7月に発表された、あはき業態向けのホットペッパービューティーの新サービスである『あはき柔整プラン』のご案内も行なっておりますので、お気軽にご相談ください。
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