エステと言っても、リラクゼーション系、脱毛、ホワイトニングなど種類は多岐に渡ります。
また、必要な資格がなく簡単に開業できることから「独立したい。」「新しいビジネスを起こしたい。」と思っている方にとって非常に魅力的な業界です。
様々な業種があるため、現在美容業を営む店舗はコンビニの件数よりも多く、飽和状態であると言えるでしょう。
この記事では、これからエステを開業しようかなと検討されている方に向けて、今後のエステ業界の今後の動向や、生き残るために必要なことについて解説します。
CINGROUPでは、これまで1,000店舗以上の美容サロンの経営に携わり、ネイル・まつ毛・エステ・ヨガ・リラクゼーションサロンなど、美容に関する店舗の集客サポートを行なっておりますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
エステ業界の今後
エステと聞くと料金が高く一般の方には無縁だという印象がありましたが、最近ではリーズナブルな価格で施術を受けられるようになっているため、女性はもちろん男性にも広く普及しています。
男性はエステサロンに行かないと思われている方もいらっしゃいますが、20代の男性では10人に1人が脱毛を経験しているというデータがありますし、メンズエステなど男性向けの美容サロンも増えているのが現状です。
利用業態では、女性・男性ともに20代は美容に関する意識が高く、脱毛サロンやホワイトニングを利用される方が多く、3,40代となると体の不調や老化に対する痩身・リラクゼーションサロンの利用率が高くなる傾向があります。
このように、利用される業態は年齢によってユーザーの需要が変わってきますが、体に関する悩みは年齢や性別に関わらず誰しもが抱えているはずです。
さらに、セルフで施術を受けられるエステサロンも増えており、今よりも誰でも気軽に行くことができる雰囲気になると想定されるため、エステティック業界の需要は伸びるでしょう。
コロナ後のエステ業界
2022年現在、すでにエステサロンを経営されている、あるいは開業を検討されている方は、2019年12月から流行り始めた新型コロナウイルスによる影響を心配されている方も多いのではないでしょうか?
「コロナ後の美容業界のニーズは2021年現在と同じなのか?」
「集客や客単価にはどのように影響する?」
「今後求められるエステサロンとは?」
上記のような疑問や不安は、経営されている方も今後開業を検討されている方も抱いています。
新型コロナウイルスが流行している期間は、お客様の来店間隔が空いてしまう、人混みの中の移動を避けるために自宅から近いサロンに変更するといった行動が目立ちました。
サロン側はアルコール消毒や検温の徹底、なるべくスタッフから話をかけないようにするなど接客スタイルから、自宅でできるケア商材の販売に力を入れるなど売上の作り方も大きく変わったと言えるでしょう。
2022年1月現在では、まだ完全に新型コロナウイルスの脅威が過ぎ去ったとは言えない状況ではありますが、コロナ後からはどのようなことを意識することが重要となるのでしょうか?
コロナという経験から消費者は自宅でもできること/できないこと、普段必要だったこと/必要でなかったことを気づくことになりました。
実際に弊社が担当するサロンでは、物販を開始したことで売上UPに繋がったケースも多いです。しかし、単純に商品を売ることに集中してはいけません。
効果的なケアの方法を教えたり、お客様が抱える悩みに合うように丁寧なヒアリングなどお客様とのコミュニケーションが重要となります。
お客様はエステサロンに情報を求めるように変化してきているため、顧客が求めていることに対して常にアンテナを張り続けることが大切であり、消費の仕方を敏感に感じ取る必要があるのです。
エステティシャンがなくなると言われる理由
エステ業界の需要は伸びると言われても、エステティシャンは必要なくなるでは?と囁かれるのは事実です。
なぜ、そのように言われているのでしょうか?ここでは、その理由についてお伝えします。
飽和状態にあるから
冒頭でも述べたように、現在美容に関する店舗数はコンビニの件数よりも多いと言われています。その原因は、ヘアサロンやアイラッシュサロンを除き、美容師免許などの国家資格がなくても開業できる点です。
そのため、エステサロンの多くは競合店舗が多く、飽和状態であるためエステサロンの開業は厳しいのでは?と言われているのです。
また、女性にとって独立しやすい分野であることや、無資格・未経験でもエステティシャンを名乗ることができるため人気の職業となっています。
エステティシャンも店舗と同様に飽和状態ですし、機械による施術に切り替えているサロンも多いことからエステティシャンはいなくなるのでは?と危惧されているのです。
セルフエステの市場動向が良いため
新型コロナウイルスが流行する前から徐々に増えてはいましたが、スタッフと話さなくても良い、低価格で好きな時に施術が受けられることが評判となり、セルフエステの人気が高まっています。
運営する側は機械の導入にはコストがかかりますが、人件費を削減できることも大きなメリットのためこれからも増え続けるでしょう。
採用、教育、マネジメントをしなければいけないことを考えると、機械のみで完結するセルフエステスタイルの店舗は経営者にとって非常に魅力的ですが、エステティシャンとして働きたい方にとっては嬉しいとは言えません。
低価格のサロンでは機械によっての施術がエステティシャンの代わりとなり、高級路線の店舗では知識・技術・経験が豊富なエステティシャンが求められるようになるでしょう。
つまり、機械の普及によってエステサロンの需要は伸び続けても、エステティシャンの需要は期待できない、厳しいと言われている理由です。
エステ業界で生き残るためには
集客に注力する
エステサロンの経営者として成功するためには、利益を伸ばすことが大切です。
当たり前ですが、利益を伸ばすためには客数を増やすことが大切ですし、そのためには集客対策は必須となります。
広告を出さなくても集客できると考えている方もいらっしゃいますが、競合が多い美容業界ではなかなか厳しいです。
広告費は経費の中で10〜20%に収めることが重要ですので、集客対策だけにコストをかけることはできません。
そのため、効果が高い集客対策を意識し、広告を出す際にもターゲットにしっかりとアプローチすることが重要です。
ホットペッパービューティーでは、美容集客媒体の中で最も効果が高いと言われており、新規開業をされる方や、現在集客に困っている方におすすめの広告媒体と言えるでしょう。
リピーターをつける
新規集客ももちろん大切ですが、長期的に安定した経営を実現するためには、リピーターを増やすことが一番大切なポイントです。
広告はあくまで新規のお客様にフォーカスしていますが、その後は店舗側でリピーターとなってもらうための努力が必要になります。
リピーターを増やすことができれば、商材販売や単価UP、口コミを広めてくれることが期待できるでしょう。
極端ではありますが、リピーターが大半を占めているサロンでは、広告費をあまりかける必要がなくなるため、コスト削減による利益も上げることができます。
また、店舗を広くしたり、新規出店も視野に入れることができるため、年収1,000万円を目指したいオーナー様はリピーターを増やすことが大切になるのです。
技術力をつける
技術力が高いことは、新規集客とリピーターを増やすために重要なポイントです。
お客様が効果や他店舗との違いがはっきりと実感できるくらい技術力が高ければ、自然とリピートしてくださりますし、口コミが広まりやすくなります。
技術力は顧客満足度に直結しますので、技術力の向上も常に心がけるようにしましょう。
個人店舗ならば問題ありませんが、スタッフを雇う場合は、従業員の施術レベルを一定以上に保つ必要があります。技術UPのための教育制度もしっかりと計画しましょう。
オリジナル性を出す
競合店舗が多い美容業界では、オリジナル性を出すことで他店との差別化が必須となります。
差別化ができなければ、価格のみで勝負することになってしまい利益を伸ばすことができません。
オリジナル性を出すためには、顧客ターゲットを明確に決め、顧客の悩みを解決できるメニューや魅力を打ち出すことが重要です。
出店予定エリアに競合となりうる店舗がないか、そこはどのような集客対策を行なっているかの調査も開店前には必須でしょう。
オーナー様は自分の店舗の魅力やウリ、他店との違いを書き出してみることもおすすめです。
機械化できるものは機械化する
これまで説明しているように、痩身でも脱毛サロンでも機械化が進んでいます。
もちろん、コンセプトによってハンドによる施術にこだわっている方も多いでしょう。
しかし、施術以外でも機械化できる部分はあります。
特に最近では、電子決済ができるかを気にされるお客様も非常に多いです。エステサロンは一回の施術が高額であることも多いですし、特にコースでの契約は分割払いが普通かもしれません。
電子決済ができる端末を導入することは、顧客の選択肢を増やすことにもなるのでぜひ検討しましょう。
また、紙カルテで顧客管理をしている方は、電子カルテサービスを導入することで店舗運営の効率化を図ることもできますし、データの分析をすることで最適な集客対策を発見できるかもしれません。
下記記事で顧客管理の方法について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ビジネスの計画を立てる
開業前の段階から、その業界の傾向について把握することや、どのように利益を出し続けるのかなどの計画を立てておくことが大切です。
トレンドが頻繁に変わるエステティック業界の中で生き残るためには、メニューや集客方法もの見直しも必要になるでしょう。
開業段階からプロセスを考えて、長期的な目線で目標を設定することが成功の秘訣です。
SNSを利用する
最近では、特にSNSが集客対策として活用されることも一般的です。
SNSのみでの集客対策というよりも、ホームページや集客媒体と上手く組み合わせることがおすすめです。
最新の情報をSNSで発信し、予約は媒体のリンクを貼ることで、発見→予約の流れを作ることができます。
若い世代をターゲットにしているサロンは、利用するSNSのユーザー層を意識することでより高い効果が期待できるでしょう。
SNS集客に力を入れているサロンは、インフルエンサーとコラボしてユーザーにアプローチするなど、トレンドに敏感な世代に対する訴求は日々変化しています。
まとめ
この記事ではエステ業界の今後について、開業をする際に意識しておくべきことを解説しました。競合店舗が増え続ける中で、差別化ができず価格勝負になってしまっては利益を大きくすることはできません。
そして利益を大きくするためには、効果が高い集客ができなければ実現させることは難しいでしょう。
弊社では、ホットペッパービューティーを活用した効果的な集客方法だけでなく、今後の美容業界の動向やトレンドを常にキャッチしている経験豊富な担当者が揃っております。
これから開業したいけど不安、集客が上手くできないなど、サロン運営に悩みを抱えている方は、お気軽にお問い合わせください。
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