これから美容サロンを開業される予定の方や、経営拡大のために多店舗経営を検討している方向けに、サロン名を決める時のポイントやコツについて解説します。
CINグループでは、開業前からの広告運用サポートだけではなく、メニューの作成や開業時に必要な知識の共有も行っております。これまで1,000店舗以上の美容サロンの経営に携わってきた実績がありますので、開業時のサロン名でお悩みの方はぜひ参考にしてください。
目次
サロン名の重要性
店舗名はサロンの象徴、サロンそのものを反映するものです。
ただし、かわいさやおしゃれさを意識しすぎて、複雑すぎたり、全く読めない、発音が難しい名前はサロン名として適しているとは言えません。
お客様が覚えにくい、読みにくい、書きにくいサロン名は、口コミが広まりにくい要因となってしまうためお客様目線でサロン名を考えることも重要です。
サロンのイメージ、コンセプトをしっかりと反映して、お客様にとっても覚えやすいサロン名は売れるサロンの良いスタートダッシュを決めることができるでしょう。
売れるサロン名の特徴
目を引く名前
ぱっと見た時に、おしゃれな印象を与えたり、インパクトがあったりなど特徴のあるネーミングは、頭に残りやすいという特徴があります。
ただ、実際は美容業界の名前は外国語が使用されることが多いのと、おしゃれさやかわいさが重視されるため目を引く店名は難しいかもしれません。
その場合は、サロンのロゴやフォントなど字体で、目を引く工夫をすると良いでしょう。
読みやすい名前
特に、英語表記やフランス語表記の店舗名にしようと検討されている方に注意していただきたいことは、読みやすい表記(言葉に出しやすい)にすることです。
意外かと思われますが、読みやすいことは売れるために非常に重要なポイントです。
業界は異なりますが、有名なお菓子の「ブラックサンダー」は、当初英語で発売されていたようですが、現在の日本語表記にしてから売上が急激に伸びたという実績があります。
やはり、日本人である以上、一番読みやすい言語は日本語ですが、美容業界のおしゃれなイメージから海外の言葉を使用されることがほとんどです。
外国語のネーミングでも読みやすいか、日本人にとって発音しやすいかも意識してみましょう。
覚えやすい名前
友達からおすすめされた店舗が気になって検索をしたい時に、覚えやすい名前でないと調べたくても調べられなくなってしまいます。
誰しもがその場でスマホで検索できれば問題はありませんが、実際は自宅に帰ってきてから調べるという方がほとんどです。
「渋谷のあのサロン」だけでは検索で見つけるためには非常に時間がかかってしまいます。友達の会話、一瞬の広告、雑誌での紹介などは決して長時間目にするものではありません。
覚えやすい名前にしておくことで、後から気になった時にすぐに調べられるようになり、新規のお客様を増やすことにもつながります。
新規のお客様にとっても名前が覚えやすいことで、「この前いった〇〇っていう新しくできたサロンとても良かったよ。」と口コミも広まりやすくなるため、覚えやすい店舗名であることは売れるサロンになるために重要です。
有名企業の場合でも覚えやすい名前は、入力しやすい、読みやすい、短いといった特徴があります。この3つのポイントを意識してみると良いでしょう。
サロン名の決め方
上の項目では、売れるサロンにするためのサロン名のポイントを説明しましたが、この項目ではサロン名を決め方で意識するべきポイントを紹介していきます。
コンセプトに合わせる
サロンを開業されるにあたり、顧客のターゲットやコンセプトを設定しているはずです。
店舗名もサロンの内装やコンセプトの雰囲気に合う名前にしましょう。サロン名では英語だけでなく、上品なイメージが感じられるフランスが選ばれることも多いですが、店内のテイストがアメリカンな感じだったらちょっと違和感がありますよね。
ただおしゃれだから、かわいいからと響きの良い店舗名にするのではなく、コンセプトに一致する店舗名を選ぶことでサロンイメージに統一感が生まれます。
他店と被らないようにする
他店と同じような名前、似ている名前の場合はトラブルにつながる可能性があります。
それが偶然小さな店舗なら大きな問題にはならないのですが、有名な店舗や人気のブランドにあやかった名前にしてしまうのは避けた方が良いでしょう。
ホームページを持っていないサロンもありますので、Google検索に加えて、TwitterやインスタグラムなどのSNS、Google Mapなど利用者の多い媒体で一通り検索をして確認することをおすすめします。
検索のされやすさを考慮する
近年では、インターネットで情報収集する方は非常に多く、特に若い世代では主な情報収集はSNSやインターネットがほとんどです。そのため、インターネットでの検索のされやすさ、上位に表示されやすい名前を意識することも集客対策として必須となっています。
特に、ホームページやインターネット上での集客媒体に掲載をする時には「地名+業態+店名」とすることが上位表示の面では非常に有効です。
例えば、「渋谷 ネイルサロン 〇〇〇〇」という感じでしょうか。特に表記で違和感がないようでしたら、検索にヒットしやすい名前を意識しましょう。
すでに説明していることなのですが、他店と被らないようにするということも検索では非常に重要な項目で、他に同じ名前の店舗や有名な物(本や建物など)があると上位に表示されにくいことが考えられます。
名前を決定する前に、一度検索をしてみて他に同じ名前の店舗がないか(特に出店エリア周辺)、そもそもその店舗名に似たものが表示されないかを調べてみることが重要です。
オリジナリティを出す
少し難易度は高くなってしまうかもしれませんが、造語などで完全オリジナルの名前も面白いかもしれません。
オリジナルで長くなってしまったり、読みにくい複雑な店名は適切ではありませんが、キャッチーで覚えやすい名前が思いついたのなら、周りの方の意見を聞きながら判断しましょう。
可愛いサロン名の例
ハワイ語
ハワイでは英語が日常の言語として使用されますが、現地の方の間ではハワイ語が使われることもあります。
ハワイの言葉は、軽やかな印象やかわいさがある音感が特徴です。アロハ、ロコモコ、ウクレレといった言葉は、日本人でも親しみがありますよね。
美容業界でも、リラクゼーションの種類で「ロミロミ」と呼ばれるオイルマッサージなどがありますし、ネイルサロンでも海をコンセプトにした店舗などもあります。
ハワイアンテイストのサロンや、海をコンセプトにしているサロンなどはハワイ語を取り入れることのもおすすめです。
参考記事:ハワイ語のおしゃれな単語について
フランス語
フランス語は、美容に関する業界ではよく使用される言語です。特に、化粧品関連やエステ関連の間で使用されることが多いですね。
語感も非常に良く、おしゃれな印象を与えるため、カジュアル~高級感のある店舗まで幅広く合わせることができます。
思い入れのある言葉を一度フランス語で調べて見て、サロンのコンセプトに合うものがあれば店舗名の候補として十分です。
ただ、美容業界ではフランス語が使用されることは多々ありますので、他店で使用されていないかなどは事前にネットで確認しておくことと、読みやすさや覚えやすさも意識することが大切です。
【サロン名でよく使用されるフランス語】
・感謝 = reconnaissance
・ありがとう =merci
・安らぎ、気楽 =aisance
・喜び = plaisir
・やすらぎ = respiration
・静けさ = tranquille
英語
英語は外国語の中でも日本人にとっては、比較的馴染みのある言語です。そのため、読みやすさの点では外国語の中では一番、店舗名として使用しやすいのではないでしょうか。
馴染みのある名前にしやすい半面、フランス語よりも他の店舗で使用されていることが多いです。
特に、美容サロンでよく使用される美しさ関連の言葉だけでなく、「花」「希望」「夢」「変化」といったように幅広い意味合いから英語での名前を調べて見ると良いでしょう。
フランス語の時でも、同様ですがお客様が検索される時の事を考慮して、カタカナ表記でのバランスを見るだけでなく、「ヴ」と「ブ」のように日本人にとって発音が同じ時の表記はどうするのか考えなければいけません。
Google検索では多少間違っていても検索結果には表示されるのですが、他の媒体では検索にひっかからないといった事も考えられるので、間違えやすい表記や言葉は避けた方が良いかもしれません。
最後に
この記事では、美容サロンの開業を検討していて、サロン名に悩まれている方向けにサロン名の考え方やコツについて解説しました。
店舗名は一度決めたら変更しない方が多いです。開店してから閉店まで同じ名前でいることを考えると、適当に考えるのではなく、売れるサロン名の特徴を理解した上で考える方が良いでしょう。
CINグループでは、このように開業前の美容サロンのオーナーに対して経営アドバイスや広告の運用サポートも行っております。
「開業前で不安な事がある。」
「サロン運営で大切なことはどんなこと?」
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