2020年から外出できる機会が少なくなり、自宅で過ごす時間が増えた事が影響したことにより健康志向が高まっています。
実際にジムに通われる方も増えており、フランチャイズでのジムの開業について気になっている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、ジムの開業を検討されている方に向けて、フランチャイズでの開業する際のジムの種類や、メリット・デメリット、失敗しないためのコツについて紹介します。
CINGROUPでは、スポーツジムを含む1,000店舗以上の開業・集客サポートを行ってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
目次
フランチャイズのジムの種類
スポーツジムと言っても、経営業態によっても様々です。
店舗の規模によって初期費用は大きく変わってきますので、どのようなジムで開業をするのかを明確にするために、それぞれの特徴を抑えておきましょう。
大型ジム
大型のジムの場合は当然ですが、多くの機材や設備を導入する必要があるため、初期費用や運転費用は大きくなる傾向があります。
総合型のジムの場合は、ヨガ・ダンススタジオやプールが併設されていることもあり、広い場所を借りる必要があるため運転費用も大きくなるでしょう。
また、一人では経営することは不可能なため、スタッフの採用・教育・マネジメントをしなければいけません。
中小型ジム
中小型のジムは土地価格が高い駅近くであったり、他の店舗の空きスペースや空き部屋を利用して営業されることが多いジムです。
都会の駅周辺に出店されることが多く、24時間ジムと同様に近年増えています。
価格面でのメリットを打ち出すためにマシン中心のジムにしたり、流行りのサウナがあるジムにするなどウリや魅力の幅が広いことが特徴です。
24時間ジム
24時間ジムは好きな時間に自由に通うことができる点が評価されており、フランチャイズでの経営も徐々に増えてきている印象です。
24時間経営の場合は、プールやスタジオを設置するところも少ないため、スタッフの人数も多くは必要ではありません。
また、ノースタッフデーなど丸一日従業員がいない日を用意しているところもあります。スタッフがいない時間でも営業が可能なため、ランニングコストパフォーマンスは良いです。
その分価格を安くすることができるため、集客もしやすいと言えるでしょう。
フランチャイズでジムを経営するメリット
開業直後でも利益が得やすい
フランチャイズの最大のメリットは、すでに集客ノウハウを本社から提供されたり、大手の名前を借りることができるため序盤から利益を得やすいことです。
通常ならば開業したばかりだと、新規集客に広告のコストをかける必要もありますし、そもそも最初から順調に集客できるとは限りません。
実際、開業してから集客が上手くいかず1年以内に休業してしまうジムも多いです。
開業してすぐに利益を出せるという点は、長期的に安定した経営を実現するために大切なポイントであることは間違いないでしょう。
器具が充実しやすい
スポーツジムでの開業をする際には、トレーニング器具の準備は必須です。
本格的なジムの経営をするためには複数の大型の器具を用意しなければいけないため、コストが非常にかかります。
必ずしも全ての状況に当てはまるわけではないですが、他の系列店舗から機材を譲ってもらえることもあります。タイミングが合えば、ほとんどの機材をコストをかけずに揃えることもできるかもしれません。
特に、総合ジムや24時間経営のジムの場合は、機材の豊富さが入会の大きな要因です。大型のジムで経営を目指す方は、フランチャイズ経営も視野に入れるのも良いでしょう。
商材を安く仕入れることができる
大手の会社の場合は、プロテインやトレーニングウェアなども取り扱っていることが多いです。
トレーニングに関する商材を大量に安く仕入れることができるため、お客様にも価格を抑えて提供することができます。
器具だけではなく商材が充実していることで、体を変えたいと思っているお客様に対してトータルサポートにもつながります。
プライベートブランドを持っているような大手の場合は、トレーニング器具や商材の仕入れに独自のルートがあり、コストを抑えられることも多いです。
ネームバリューもあるので、他のフィットネス・フード関係の会社と比較的簡単に提携できることも魅力です。
本社のブランド力を借りられる
これまでの何度か説明しているように、開業したばかりでも大手の名前を使用できることは非常に魅力的です。
大手の信頼感であったり、聞いたことがある名前というだけで安心するお客様も多く、ブランドネームによって広告や集客が大分楽になるでしょう。
完全に新しい店舗を出店する時よりも、話題になりやすく口コミとして広まりやすいので、初めてジムを開業される方にとって安心して開業できる大きな要素です。
フランチャイズでジムを経営するデメリット
本社にお金を払う必要がある
フランチャイズでの経営の場合は、加盟金として一定の金額(ロイヤリティー)を支払う必要があります。
このロイヤリティーは、毎月一定の金額を収める固定型、ジムの売上によって変わる変動型など様々です。
あるケースでは商材販売ノルマがあり、その販売金額に応じてロイヤリティーを支払わなければいけない店舗もあるようです。
運営のためにかかるコストと、本社に支払わなければいけない額を足すと赤字になることもあるため、加盟する前にしっかりと確認しておきましょう。
本社が経営悪化すれば影響を受ける
本社の経営が悪化した場合、それまであった補助がなくなってしまったり、最悪の場合は営業を停止しなければいけないこともあります。
2020年5月には、アメリカを本社に置く「ゴールドジム」の経営破綻がフォットネス業界でも話題となりました。
親会社が外国の企業であっても、資本関係でつながりが強い場合は、経営悪化の際に大きな影響を受けるかもしれません。
また、本社のブランドネームを借りるということは、良い部分だけなく悪い部分も影響してしまう可能性もあることを忘れてはいけません。
本社で何か不祥事があったり系列店で問題が発覚した場合に、自分の店舗は全く悪くないのに風評が悪くなり、集客しづらくなったというケースも多々あります。
本社や他の系列店舗からの悪い影響を受けることがあることも覚えておきましょう。
参考:コロナで完全に混乱…米ゴールドジム、経営破綻「FC加盟店は影響なし」
オリジナルの店舗にしにくい
やはり、フランチャイズ経営の場合は、完全に自分の理想の店舗にすることはできないことが多いです。
レイアウトや機材のメーカー、設備などは本社によって決められていることが多いです。
さらには、販売目標やキャンペーンも決められていることが多いので、本来自分が力を入れたいと思っていることが実行できないこともあります。
オリジナルの自分の理想となる店舗を作りたい、自由に経営したいと考えている方は、あまりフランチャイズでの経営は向いていないと言えるかもしれません。
フランチャイズでのジムの経営に失敗しないために
フランチャイズのメリットを活かせるか確認する
フランチャイズでは、これまでのフォットネス業界の生き残ってきたノウハウがありますし、器具の提供は大きなメリットです。
- 集客や広告をどのように行っていくのか
- 研修など開業までのサポート
- 器具や商材の提供
初めて開業をされる方は、上記のようなフランチャイズの強みがあるか事前に確認しておくことが大切です。
中にはフランチャイズと言っても名前を貸してくれるのみで、何も補助してくれないのにロイヤリティーを支払わなくてはいけないといったケースもあります。
フランチャイズだから安心というわけではないので、失敗をしないためにも妥協せずに確認すべきことはしっかりとしましょう。
本社の経営を見極める
事前に本社の経営状況を確認しておくことは必須と言えるでしょう。
特に長い目線で経営をしようと思っている方は、絶対に本社の経営方針や動向をチェックするべきです。
本社が日本でも海外のどちらでも、上場している場合は決算報告書を確認すれば、フィットネス事業でどのくらい利益・損益が出ているかを確認することができます。
フィットネス関連が専門の会社ならば気にする必要はありませんが、複数の事業を持っている場合は全体とフィットネス部門の業績の両方を確認するようにしましょう。
決算書は本社のホームページで公開されているので、上場している大手のフランチャイズの加盟を検討されている方は念のため見てみると良いです。
まとめ
この記事では、フランチャイズでジムを経営のメリットやデメリット、失敗しないために気を付けておくべきポイントについて解説しました。
理想のジム作りを目指している方は、制約の多いフランチャイズでの開業は向いていないかもしれません。
個人での開業する場合は、集客ノウハウもなく、どのように広告を打てば多くの人に見てもらえるの?そもそも利益を出すための経営はどのように行えばいいの?と疑問や不安を持たれる方も多いでしょう。
ジムの開業に悩まれている方や、効果的な広告の運用について不安がある方は、お気軽にCINGROUPまでご連絡ください。
関連記事
・ジムのチラシ作成のポイントは?どのようなデザインが良いのか紹介します
・田舎でジムの経営は成功するの?おすすめな理由や失敗の原因を紹介!
・ジムの経営で儲かるためには?開業の失敗と成功を分けるポイント
・【ジム開業】独立に成功するための採用・経営や効果的な集客方法を解説!
当サイトの記事は一部PRを含む場合があります。