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集客ノウハウ

個人経営のマツエクサロンは儲かるのか?平均売上や年収についても解説

  • ENTRY:2024.07.11.Thu

近年個人経営のマツエクサロンが増えていますが、実際儲かる事業なのでしょうか?

この記事では、個人でマツエクサロン経営をするか悩んでおり、本当に儲かる事業であるか?売上・年収はどのくらいか?について気になる方向けに詳しく解説いたします。

売上や年収の他に、業界の事業規模、廃業率、個人経営のメリット・デメリット、個人経営する上でのポイントなどについても解説します。
収益性の高いサロンを目指している方は必見です。

株式会社CIN GROUPでは、これまで2,000店舗以上の美容サロンの集客/経営サポートを行なってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。

 

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マツエクサロンの個人経営は儲かるのか?

儲かるのか

まずマツエクサロンは本当に儲かるのか?について解説していきます。

結論から言うと、客単価が高く利益率が高いので想像よりも稼ぐことが可能です。詳細について一つずつ解説していきます。

一人経営のマツエクサロンの平均売上

個人経営のマツエクサロンの場合、月の平均売上については下記となります。

顧客単価:約5,000円
1日の集客人数:約8人
1か月の平均営業日数:20日
=> 1か月の平均売上(顧客単価×1日の集客人数×1か月の営業日数):約80万円

個人経営だと約80万円ですが、中大規模の店舗となると一日の集客人数が増えるため、100~150万円です。今後規模拡大も見据えている方はこちらも頭に入れておいた方が良いかもしれません。

マツエクサロンの個人オーナーの年収

上記では個人経営での『売上』を算出いたしました。

ここから家賃、通信費などの諸経費を抜いて初めて営業利益を算出することが出来ます。

主な項目と諸経費、利益については下記の通りです。

賃貸マンションの場合 金額
家賃 約10万円
通信費 約1万円
水道光熱費 約5万円
宣伝広告費 約20万円
消耗品費(商材/備品) 約8万円
合計 約44万円

利益:1か月の売上約80万円 – 諸経費約44万円 = 約36万円

各項目で変動要素があり、毎月この利益が出るというわけではないですが、約36万円の利益が出るという計算結果となりました。

年収に換算すると約432万円です。これは施術のみの金額でサロン専売化粧品の物販なども組み合わせれば約550万以上の利益が期待できます。さらにはSNSやyoutubeなどをうまく活用すれば年収1000万以上も夢ではありません。

また、利益率に換算すると約40%です。これは利益率が一番高い業界と言われている証券業界の約35%という数字を上回ります。各経費の工夫次第で更なる収益率を上げることも可能です。

下記は経費について解説した記事ですので、経費になるものが気になる人はこちらもご参考にしてください。

マツエクは儲かると言われる理由

上記の通り、マツエクサロンは利益率が高く収益性も高いです。

もちろん集客対策や経営知識を身に着けることは必須ですが、次々に出てくるトレンドや、最近出てきたメンズ需要も考えると、長期的に安定した需要がマツエク業界にはあります。

また、技術の進歩により施術時間の短縮や、環境に配慮した製品が出てくることが予想されているので、今後業界自体が衰退していくことは今の段階では考えられないでしょう。

しっかりと運営することができるのであれば、安定した経営基盤の下、収益性の高いサロンづくりを行うことは可能となります。

マツエクサロンの廃業率と市場規模

市場規模

マツエクサロンは年々市場規模が拡大しています。2024年現在、ホットペッパービューティーに登録されている店舗数はマツエク関連の店舗だけで約22,000件です。

『EYE BEAUTY journal』によればホットペッパービューティーの登録していない店舗が約8,000件程というデータ(※1)があるので全国には約3万件あると推定可能となります。

さらには市場規模に関しては概算で1,179億円で2023年比では+28.9%と拡大を続けているという状況のようです。

ヘアの1兆3543億円と比べるとまだまだ小さいですが、ヘアは2023年比-0.1%とほぼ変わりなしなので、成長率としてはマツエクサロンの方がダントツとなります。

その一方、廃業率は決して低くありません。1年目は60%、3年以内は90%、10年以内は95%と言われています。

これは小規模事業者がゆえに、ブランド力不足であったり、集客能力が不足しているためです。マツエクサロンは経営手法がどれだけ重要かがこの数字から読み取れます。

参考:EYE BEAUTY journal 『アイビューティー業界の市場規模について』
参考:ホットペッパービューティーアカデミーHP

マツエクサロンを個人で経営するメリット/デメリット

メリット/デメリット

一人(個人)経営のメリット

マツエクサロンを個人で経営する際のメリット・デメリットについてご紹介いたします。

主に下記3点が個人経営する際のメリットです。

  • 自由な働き方を実現できる
  • 利益が全て自分のものになる
  • 低リスクで事業を始めることができる

順に解説していきます。

自由な働き方を実現できる

個人で経営する際は一人で全て決めていくことになるので、メニューや営業時間に縛られることがなくなります。個人のスキルにあわせて独創性のあるメニューにすることで数多くある競合他店から一つ頭を出すことが可能です。

さらには、副業的にマツエクサロンで稼ぐ場合は、休日だけフリーランスや業務委託として勤務することも可能となります。フリーランスアイリストが稼ぐ方法について、下記の記事で詳しく解説しているのでこちらもご参照ください。

利益が全て自分のものになる

個人経営となるので利益は全て自分のものとなるのが大きなメリットです。

前項でも解説しましたが、経営がうまくいけば利益は年収で約432万円となります。さらにサロン専売品の利益やSNSやYoutubeなどをうまく活用することで年収1000万以上も努力次第では可能です!

スタッフを雇う場合、採用コストが少なくとも数十万発生してしまうことや、オープンまでに時間がかかってしまい、オープンまでの人件費が営業前から必要となる可能性があります。

また、シフトの管理や各スタッフのマネジメントも必要になってくるので、マネジメント能力がなければ時間がかなり限られてしまう可能性が高いです。

その一方、個人経営の場合は営業時間を通常よりも長くして一日の対応できる客数を増やすなど、工夫次第で頑張れば頑張った分だけ収入が増えます。自分自身へのリピート客も増え、やりがいにも繋がりモチベーション向上にも直結します。

低リスクで事業を始めることができる

低リスク/低資金で開業できることも個人経営のメリットです。

フリーランスや業務委託、面貸しなど店舗を持たない低リスクな働き方も可能となります。

前項でも解説しましたが、スタッフを雇うとなると採用コストやオープンまでの人件費がかなりかかってしまい、経営を圧迫してしまう可能性が発生するでしょう。最悪の場合、資金繰りが厳しくなり開店前に閉店に追い込まれることも少なくありません。

個人経営だとこのようなデメリットがなく、低リスク/低資金で事業を始めることができます。

一人(個人)経営のデメリット

メリットが多数ある一方、デメリットも存在します。デメリットの一覧は下記です。

  • 全部の業務を自分一人で行う必要がある
  • 大幅な年収UPは見込めない
  • 閉店リスクが高い
  • 補償が少ない
  • 相談できる環境が少ない/li>

こちらも順を追って解説していきます。

全部の業務を自分一人で行う必要がある

個人経営である以上、下記全ての業務を一人で行う必要があります。

・施術
・予約管理
・顧客対応
・清掃
・売上管理
・商材の発注管理 など

どのようなことも自分で調べて解決することができる方であれば問題ないですが、どれか一つでも苦手意識がありおろそかにしていると、顧客満足度の低下や経営面での問題が起きる可能性があります。

全体業務について今一度洗い出してみて、個人の能力で運営できそうか、確認してみるのもいいかもしれません。

大幅な年収UPは見込めない

施術数(人数)× 単価 × 営業人数

上記が毎月の売上となるため、施術数は収入UPに大きな要素となります。

しかし、一人だと施術件数が限られるため、必然的に収入の天井は低くなりやすいです。同様に営業日数も増やせれば良いですが、一人であるがゆえに身体的にも精神的にも負担が大きくなります。

収入の限界が見えてきたら経営方法について再度検討が必要です。スタッフの増員や物販の見直し、設備の見直し等を実施して収益を伸ばしていきましょう。

閉店リスクが高い

個人経営するということは閉店リスクも自然と高くなります。

自分自身の体調不良が原因でお店を休業してしまうとその日の収入が0です。さらに、店を閉めている期間が長引くと収入が減るだけではなく、失客の可能性も高いです。

もし自分の他にスタッフがいれば、自分が休みの時でも一定の収入が見込めたり、将来設計がしやすくなり、機材や人材などの追加投資計画が立てやすくなったりします。

個人経営の際は自分の体力と照らし合わせて本当に一人で行っていけるかのリスクマネジメントが重要です。

補償が少ない

フリーランスを含む個人経営の方は、リスク補償のために保険の加入が必須です。

国民健康保険は原則傷病手当金がないので、病気やケガによって就業不能になるリスクに備える保険の加入が必要となります。

推奨される保険としては『所得補償保険』が挙げられます。国内外、業務外に関わらず、就業不能となった場合、保険金を受け取ることが可能です。

保険の種類によっては免責期間や填補期間の設定が異なりますので、加入する際はその点を重点的に確認するといいでしょう。

相談できる環境が少ない

個人経営だと業務で忙しいがゆえに、経営に関する悩みを周りに相談したいと思ってもできないことが多くなります。

集客対策なども何が正解なのかがわからないままの経営者も多いです。個人で戦略策定を行い、実証までを個人で行うのは骨が折れる作業となるでしょう。

ホットペッパービューティーは、集客対策ができるだけでなく、専任の担当者がつくため普段からLINEや電話で相談できることが強みです。

特に、一人経営で集客対策や美容トレンドが把握できない方、経営方法に不安がある方にはホットペッパービューティーを強くおすすめいたします。

 

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マツエクサロンの個人経営で知っておくべきポイント

ポイント

自分が施術者となるため美容師免許は必須

個人経営を行う際は国家資格の美容師免許が必要となります。

かつてはマツエクサロンについては免許不要ではあったのですが、マツエク用接着剤の健康被害が相次ぎ、2008年より美容師免許を持っていないと施術できなくなりました。

国家資格者が施術することにより、健康被害をなくす取り組みを国で実施しています。閉店リスクにもなりえますので無資格での施術は絶対にしないように心がけることが大切です。

収入を上げるならば顧客単価を上げる

売上 = 施術数 × 施術単価 × 営業日数
利益 = 売上 – 諸経費

前の項目でも解説しているように、施術数と営業日数を増やすのには限度があります。そのため、単価を上げることが重要です。

もちろん、メニューの単価を上げることで失客リスクはあります。もし価格を上げるのが怖いのであれば、サロン専売化粧品の販売も検討すると良いかもしれません。

実はサロン専売化粧品の販売が占める売上割合は約3割だと言われています。

戦略的に物販商品を充実させることで客単価向上や、自身の休息の時間を確保することも可能です。

サロン専売化粧品の仕入れる際の注意点や売り方のコツ、おすすめの物販商材について気になる方は下記を参考にしてください。

宣伝広告費を削減しすぎない

個人経営のサロンでは予算が少なく、集客対策を行うための宣伝広告費用を削減する傾向が多いです。

もちろん無料で集客対策ができるインスタグラムもありますが、集客できるようになるまではかなりの時間がかかります。

開業初期はホットペッパービューティーなどの集客力の大きい媒体の有料掲載をした方が、将来的にサロン経営がうまく行く可能性が高いです。

具体的にホットペッパービューティーの掲載料金、料金プラン、掲載までの流れ、WEB掲載可能エリアなど詳細を知りたい方は下記にまとめておりますのでぜひご確認ください。

 

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まとめ

 
まとめ

今回、個人経営のマツエクサロンは本当に儲かるのか、について解説してきました。

個人経営するにあたり、全て自分で抱え込むのではなく、ホットペッパービューティーなどの媒体に掲載したり、物販商材を売り込むことで、効率よく客単価を挙げていくことが重要になってきます。

廃業率が高い業界でもあるので、しっかりと戦略立てて経営し収益性の高いサロンを目指していきましょう。

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