マツエクサロンの廃業率は一体どのくらいなのでしょうか？
一人でも開業しやすいと言われていますが、どのくらいの確率で生き残れるのか、マツエクサロンは個人でも儲かるのか気になる方もいることでしょう。
この記事では、マツエクサロンが廃業になってしまう原因や、儲かるマツエクサロンを経営するためのポイントを解説していきます。
CIN GROUPでは、マツエクサロンを含めて約2,000店舗以上の美容サロンに、経営アドバイスやサポートを行っているので、ぜひ参考にしてください。
目次
マツエクサロンの廃業率はどれくらい？
マツエクサロンの廃業率は、1年で60％、3年以内で90％、10年以内で95％と言われています。
中小企業庁が公開している中小企業白書によると、個人事業主の廃業率は1年で37.7％、3年で62.4％、10年で88.4％です。
このようにマツエクサロンは、全体的な廃業率と比べても高い傾向にあることが分かります。
なぜここまで廃業率が高くなっているのでしょうか？
ここからは、廃業率が高くなる背景について解説していきます。
廃業率が高くなる背景
廃業率が高くなる代表的な原因として、下記の3点が挙げられます。
- 競合数が多い
- 集客力がない
- 経営スキルがない
マツエクサロンは個人でも開業しやすく、市場規模も拡大している注目の業界です。
具体的には、店舗数の拡大や新しいメニューの開発、マーケティングの強化などといった取り組みがされており、今後さらに多くのお客様のニーズに応えていけるようなサロンへと成長していくでしょう。
その分競合店も増え、同じエリアに同業のサロンが集中するということも考えられます。
そうなると、顧客の取り合いとなり、顧客獲得のために過剰なクーポンの発行や料金の引き下げを行なってしまい、経営が苦しくなってしまうかもしれません。
またサロンを開業する場合は、個人で経営することが多い傾向にあります。
集客対策を行う場合は、広告宣伝費をかける必要がありますが、資金面で大手企業ほどの余力がないため、多額の費用をかけることは難しくなるでしょう。
その結果、個人サロンは大手サロンとの広告集客勝負にどうしても負けてしまいます。
このように、個人サロンは大手企業と比べて、資金力や経営スキル、集客力が足りず廃業に至ってしまう現状にあるのです。
アイリストの実態については、仕事WEB転職の『アイリストはやめとけと言われる4つの理由とは？経験者が実態を詳しく解説』という記事で詳しく解説されているので、併せて参考にしてみてください。
マツエクサロンの市場動向
2024年のマツエクデザインは、多様性と進化がテーマの年だと言えるでしょう。
現代の美容業界では、自然なものからエレガントなデザインまで幅広いニーズに応えることが求められています。
マツエクもそれに合わせて、顧客に様々なデザインを提供できるように、多様性を突き詰めているのです。
2024年のマツエクデザインの特徴は、ナチュラルと華やかの間に位置するデザインが注目を集めています。
ナチュラルより少し華やかではあるけども、派手になりすぎないバランスの取れたスタイルが、どのような場面でも馴染むことができるため、幅広い世代から支持を集めているのです。
また最新のマツエクデザインは、ただまつ毛を延長させるだけではなく、カラーを取り入れたアート要素も含まれており、より個性を表現しやすくなりました。
サロンのメニュー名や広告を掲載する際に、最新のトレンドを導入することで、新たなお客様を呼び込むことができるでしょう。
廃業に近づいてしまう決定的な要因3選
① 家賃（固定費）を見誤ってしまう
開業の準備段階から間違ってしまうことの1つに、固定費を相場よりも高く払っていたケースが多いです。
固定費の中でも多くの割合を占める費用と言えば家賃であり、適正値は売上の20％だとされています。
例えば、60万円の売上が立てられる見込みであれば、家賃は12万円が適正値であるということです。
逆に考えると、家賃が30万円の物件で開業したいのであれば、150万円の売上を作ることを想定しなければいけません。
固定費が大きくなると、黒字にさせるまでの期間が長くなるだけではなく、軌道に乗るまで時間がかかれば経営を続けることができなくなるリスクが発生します。
マツエクサロンの開業の際には、家賃にかけられる費用を現実的な数字で考え、経営が成り立つのかしっかり検討していきましょう。
マツエクサロンの開業資金はいくら必要なのか、さらに詳しく解説している記事がありますので、合わせて読んでみてください。
② 採用が上手くいっていない
マツエクサロン業界はアイリストが慢性的に不足している状態にあります。
なぜなら、マツエクサロンの店舗数が増加したことで、求職者の奪い合いが起き採用が難しくなったからです。
複数人でサロンを運営する際は、家賃が高いところで経営する場合もあるでしょう。
その場合、採用が思うように上手くいかないと、施術数を増やすことができなくなってしまいます。
その結果、利益を出すことができず、サロン経営が厳しくなってしまうのです。
また、マツエクサロンは女性が活躍する業界のため、結婚や産休、独立による離職が多い傾向にあります。
スタッフのライフステージの変化予測は難しいので、いつ何が起きても困らないように、常に採用の対策をしておくことが重要です。
採用が上手くいかず困っているオーナー様におすすめの求人媒体が、リジョブです。
リジョブとは、美容師やエステティシャンなどの、美容業界に特化したお仕事の募集情報を掲載している求人広告媒体になります。
特徴は次の通りです。
- 転職者満足度98％で、ユーザーからも高い支持を得ている
- 経験者や資格保有者の比率が高く、希望に沿った人材が確保できる
- スカウトメールを送ることができ、登録者へ直接アプローチが可能
また、リジョブを利用することで、下記のようなメリットが得られるでしょう。
- 採用成果に重視した料金プランで、低リスク・低コストで掲載できる
- 総会員数55万人で、求める理想の求人に出会いやすい
- SEOに強みがあり、より多くの求職者にアプローチできる
リジョブを活用している企業は、地方企業の割合が45％であり、都市圏だけでなく地方の求人にも強いことが特徴です。
業界特化型で採用のノウハウがしっかりあるリジョブであれば、きっと求人の悩みも解決できるでしょう。
求人の掲載を検討している方は、ぜひリジョブの利用を検討してみてください。
リジョブの料金体系やプランについて、具体的に解説している記事もありますので、ぜひ合わせてご覧ください。
③ 宣伝広告費が適切ではない
アイリストとしての技術が高くても、宣伝広告費が適切でなければ、マツエクサロンの経営はうまくできないでしょう。
最近では、SNSを活用した宣伝や広告活動が一般的になってきました。
InstagramなどのSNSに施術のビフォーアフターの写真を掲載したり、地域に合わせた情報を提供したりできます。
しかし、ただSNS広告やWeb広告を出せば良いというものではなく、宣伝広告費を払いすぎても、払わなすぎても集客は上手くできません。
特に美容業界は個人で開業する方が多く、予算が少ないため広告宣伝費を削減してしまいがちです。
集客方法を考える際は、広告宣伝費にいくらかけるのか、費用対効果がどのくらいになるのかしっかり確認して選ぶようにしましょう。
例えば、客単価が5,000円の場合、それぞれの費用対効果を見てみましょう。
①
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 客単価 | 5,000円 |
| 広告宣伝費 | 5万円 |
| 顧客獲得 | 30名 |
| 売上 | 150,000円 |
| 費用対効果 | 3倍 |
②
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 客単価 | 5,000円 |
| 広告宣伝費 | 10万円 |
| 顧客獲得 | 100名 |
| 売上 | 500,000円 |
| 費用対効果 | 5倍 |
集客で高い効果が期待できるツールとして、ホットペッパービューティーがおすすめです。
マツエクサロンからも幅広く利用されているホットペッパービューティーでは、掲載プランが複数展開されており、サロンの規模や売上目標に応じて自由に選択ができます。
ホットペッパービューティーへの掲載に興味がある方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
詳しい料金プランや費用対効果について、詳しく解説している記事もありますので、合わせて読んでみてください。
儲かるサロンを経営するためのポイント
価格で勝負しない
競合店よりも優位に立つために、値下げやサロンオリジナルの割引サービスを提供するマツエクサロンも少なくありません。
しかし、料金の値下げやクーポンのような割引サービスの打ち出しをやりすぎてしまうと、採算が合わなくなってしまいます。
お客様にとって料金が安いことはメリットになりますが、周りの競合店との価格競争を行ってしまうと、利益を出すことが難しくなるのです。
また、価格を下げることは簡単ですが、価格目的で来店するお客様しか獲得できなくなってしまいます。
まずは、お客様の予算や価値観に合わせて、適切なメニュー価格を設定していきましょう。
お客様に喜んでいただくことはもちろん大切ですが、経営を圧迫させないように気をつけることも忘れてはいけません。
リピーターを意識する
リピーターを増やせば増やすほど、集客コストは低くなり安定した経営ができるようになります。
実は新規顧客の獲得コストは、既存顧客の5倍ものコストがかかると言われているのです。
新規顧客を得るには多くの広告宣伝費がかかるため、リピーターと同じ料金だったとしても利益率は下がってしまいます。
一方でリピーターは自サロンに魅力を感じて再来店いただいているため、客単価を上げやすく、収益率向上につなげることが可能です。
また、マツエクの施術は一度受けて終わりではなく、定期的なメンテナンスを受けるために繰り返し来店する必要があるため、安定的な売上を見込めるでしょう。
このように、リピート率を上げてリピーターを増やすことは、サロンの経営において大切にしたいポイントなのです。
現代のマーケティングの世界では、LTV(Life Time Value、顧客生涯価値)を重要視しています。
LTVとは、顧客と取引を開始してから終了するまでの期間にトータルで得ることができる利益のことで、1人の顧客を大切にするという意味合いです。
近年では新規顧客の獲得が難しくなっているため、自社の商品やサービスに対する顧客の愛着や信頼度を示す『顧客ロイヤルティー』が注目されています。
この顧客ロイヤルティーを高める施策を行っていくことで、自社に対して愛着を持ってくれるお客様が増えてリピート率が維持できるのです。
自社に対する愛着や信頼から、継続的な購入だけでなく競合店に流れないことや、第三者に紹介してくれるといった効果も期待できるでしょう。
ぜひ皆さんも顧客ロイヤルティーを意識して、効果的なサロン経営を実践してみてください。
経営スキルを身につける
経営スキルは売上や目標などの数字に関することや、集客に関することなど幅広くあります。
競合が多いマツエクサロン業界において、マーケティングや顧客獲得の戦略立案、他店には真似できないサービスを提供していくスキルを身につけることが必要です。
経営について学ぶ方法として、セミナーに参加することも有効ですが、講演者によっては専門分野に偏りがあり、経営スキルを学ぶ内容として不十分である可能性が考えられます。
セミナーよりも気軽に経営のサポートを受けることができるのが、ホットペッパービューティーです。
ホットペッパービューティーの担当者は、数百店舗以上のサロン様を近くでサポートしてきた経験があり、どのようなサロンが成功しているのかという知見を持っています。
「集客対策で一番効果的な方法が分からない」
「競合店の分析はやったほうがいいの？」
「ホットペッパービューティーの費用対効果が知りたい」
上記のような疑問を少しでもお持ちの方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
さらに、CIN GROUPはサロン様と二人三脚で支援できる体制がしっかり整っています。
経営が初めての方にも安心してご利用いただけるように、各店舗に応じて最適なご提案をさせていただきますので、ご相談は下記フォームからどうぞ。
まとめ
この記事では、マツエクサロンが廃業になってしまう原因や、儲かるマツエクサロンにするためのポイントについて解説してきました。
マツエクサロンは比較的開業がしやすい業界ですが、その分廃業率も高い傾向です。
開業を成功させるためには、自分自身で集客対策や経営スキルを身につけることはもちろん、専門家に相談するのも大切になってきます。
ホットペッパービューティーは業界最大級の集客媒体であり、高い集客力が期待できるサービスと言えるでしょう。
弊社には経験豊富なスタッフを多く抱えており、それぞれの店舗にピッタリのプランをご提示しながら、サロン集客を全面的にバックアップいたします。
ホットペッパービューティーに詳しくない方でも、まずはお気軽にお問い合わせください。
関連記事
・マツエクサロンの集客方法の考え方/有効なアプリやサイトについても解説
・マツエクサロンの内装にかかる費用│内装デザインで重要なポイントなども紹介
・まつエクサロンの施術で必要な資格は？美容所登録していないとダメ？注意すべきことを解説！
当サイトの記事は一部PRを含む場合があります。
