鍼灸院は広告制限が厳しいこともあって「集患が難しい。」と悩んでいる経営者も多いでしょう。
ホームページはあはき法の広告制限の監視がそこまで厳しくないこともあり、SEOやMEO対策で集患したいと思っている方も多いはずです。
この記事では、鍼灸院オーナー向けにWEB集客の重要性、SEO/MEO対策での集患UPのコツなどについて解説します。
CIN GROUPでは、鍼灸院を含む2,000店舗以上の治療院や美容サロンの集客/経営サポートを行っている実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
目次
集患はWEBの活用が必須の時代に
鍼灸院などの保険適用の施術を行う業態の集患対策は、あはき法によって広告の内容が厳しく制限されているため非常に難しいことが特徴です。
また、施術の技術力があってもなかなか集患することができない院も多くあります。
原因としては、経営者の中でもWEB集患の重要性に気づいていない方がいらっしゃることが挙げられるでしょう。
インターネットが浸透した現代では、下記のような流れで患者は店舗に訪れるのです。
- インターネットで店舗を探す
- 記載情報を元に比較する
- 口コミや評判を確認する
- そのままネットで予約
- 施術後に体験を共有する
これらの一連の流れを理解して、集患対策を行いましょう。
本格的に集患対策を検討している方は、WEB予約/集客の重要性を理解することが大切です。
下記記事では『鍼灸院の患者が来ない理由』について解説しているので、併せてご覧ください。
SEO対策とは？ホームページ集客では必須？
SEO（Search Engine Optimizition）とは、日本語で言えば検索エンジン最適化となり、GoogleやYahoo!の検索で上位表示を目指すための対策です。
先述しているように、ホームページ上に記載されている内容は、広告制限の対象になっていないため比較的自由度が高く集患対策ができます。
しかし、検索結果で上位に表示されなければ集患には繋がらないため、集患ターゲットが検索するキーワードに合わせて上位表示する必要があるのです。
鍼灸院の場合で最も集客に近いキーワードで言えば『新宿 鍼灸院』や『渋谷 鍼灸院 おすすめ』といったキーワードを検索した際に、上位に表示されていることが理想となります。
上位に表示されるほどクリック率が良くなりますし、ユーザーは無意識に「良い鍼灸なんだろう。」と感じるため予約に繋がるやすくなるのです。
このように、自社のホームページを特定のキーワードで上位表示させることがSEO対策の目的となります。
SEOコンテンツの作成で重視される4つの指標
現時点では、Googleとyahoo!の検索結果は、Googleの検索アルゴリズムを基に作られています。そのため、Googleのガイドラインを遵守してコンテンツを作成することが重要です。
Googleのガイドラインでは、コンテンツの評価基準としては下記が挙げられています。
- E（Experience）：経験（実体験）
- E（Expert）：専門性（知識や技術）
- A（Authoritativeness）：権威性（実績）
- T（Trustworthiness）：信頼性（セキュリティなど）
鍼灸院がブログ記事を作るならば、例えば監修者は鍼灸師の資格を持っていること、これまでの施術実績などを記載し、専門性や権威性をアピールしましょう。
さらに、お客様の声や、悩みを解決するまでのエピソード、口コミなどを掲載することで体験談を充実させることが大切です。
信頼性の部分では、コピーされた内容でないことやSSL化（httpではなくhttps）されているかどうか、運営者情報やプライバシーポリシーが明確かどうかなどが挙げられます。
1つのページだけでなく、サイト全体でこの指標は適応されますので、4つのことを意識しながらSEO対策を行いましょう。
ターゲットを明確にして対策を行う
SEO対策と聞くと、ブログ記事をとにかく作ればいいと考えられるかもしれませんが、その方法だと上位表示は難しいです。
集患を目的としている場合、ターゲットに予約をしてもらえるキーワードで、上位表示を狙わなければいけません。
■ 新宿 鍼灸院 （エリア ＋ 業態）
■ 新宿 美容鍼 （エリア ＋施術方法）
などが最も予約につながりやすく、対策優先事項が高いキーワードと言えるでしょう。
そして、上記のようなキーワードを検索する人は、他にどのようなことに興味を持っているのか、知りたいと思っているのかも深く考えてみるとよりコンテンツの幅を広げることができます。
■ 新宿 鍼灸院 夜まで営業 （仕事終わりに来店したい方向け）
■ 新宿 鍼灸院 肩こり （特定の悩みを持っている方向け）
■ 渋谷 鍼灸院 女性 （女性でも安心して施術を受けたいと思っている方）
■ 美容鍼灸 効果 （施術の効果を知りたい方向け）
上記のようにターゲットを絞ってキーワードを決め、検索した人の求めている答えを記載することが重要です。
SEO対策はコンテンツ作成だけではない
SEO対策は、質の高いコンテンツ作成を行うだけでは不十分です。
内部対策や外部対策と言われることで、ユーザーが使いやすいサイト設計になっているかどうか、外部からどれくらい参考にされているサイトかどうかが重要視されています。
内部面では、ユーザーが使いやすいようにパンくずリストが設置されているか、ローディングのスピードは早いかなどでしょうか。
外部面では、他のサイトから引用されているかどうかによって、評価されているサイトかどうかなどが上位表示の大きな要因となっています。
他のサイトからリンクを貼られているかだけでなく、SNSでの引用（サイテーション）も同様に高評価を受けるためには重要です。
実際に分かりやすい例だと、拡散性の高いTwitterではリンクを掲載することができますが、話題になるとリンク先に移動する方は多いでしょう。
そのような場合、検索結果でも上位に表示されやすくなることが分かっており、いかに参照される内容であるかどうかが分かります。
下記記事ではSEO対策の具体的な対策や、メリット/デメリットについて解説しているので、併せてご覧ください。
最近はMEO対策の方が人気？
上記ではSEO対策について解説しましたが、最近ではMEO（Map Engine Optimization）の方が店舗の集患（集客）対策として人気となっています。
SEOは必要な知識量が多く手間がかかる、外部委託する場合には多額の費用がかかる、上位表示まで一定期間必要になることから本格的に対策を打てる鍼灸院が少ないことなどが理由です。
一方のGoogle ビジネスプロフィールを活用したMEO対策は、あまり手間をかけずに短期間で集客できるため積極的に活用される方が増えています。
Google Mapの検索で来店する人が増えている
今やGoogle Mapは経路検索だけでなくお店選びでも活用されているアプリです。
例を挙げると『近くにある鍼灸院』『夜遅くまで営業している鍼灸院』のような検索において、条件に合う店舗が表示されます。
特にすぐに来店したい方には、条件に合う近い場所を選ぶ傾向が強いため、予約や来店に繋がりやすいのです。
口コミを参考にできる
条件を絞って検索を行うと、口コミ数や評価が一覧になって表示されるため、検索ユーザーにとって一番どこが評判が良い鍼灸なのかが一目で分かります。
初めてお店に行く方の中で口コミや評判を見てから来店する方は、6割以上というデータがあることからも重要度が高いと言えるでしょう。
星の数（評判）と同じくらい口コミ件数も重要で、掲載された口コミの内容も検索結果に影響します。
来店してもらった患者様には、Google Mapの口コミを掲載してもらえないかどうか直接依頼したり、口コミ割のようなクーポンを作って集めるのもおすすめです。
下記記事では、具体的なMEO対策について解説しておりますので、併せて参考にしてください。
他の集患（集客）方法で効果のある方法は？
SEOやMEO対策は、基本的に自社で対応しなければならない集客法です。
ほとんどの鍼灸院では、WEBマーケティングに強いスタッフがいないことも多く、外注するとなると想定以上の費用が発生してしまうこともあります。
また、個人で対策をしてもなかなか集患に繋がらないケースも珍しくないため、集客効果の高いクーポンサイトへの掲載も検討してみてはいかがでしょうか？
例えば、ホットペッパービューティーは、集客効果の高い集客サイトとして有名で、3,000万人以上の方が利用しています。
月額でコストが発生するものの、ネット予約/顧客管理システムを無料で使えるため、分析を行った上で経営戦略に活かせることが魅力的です。
さらには、専門の担当者が1名付くため、集客対策に不安を抱えられている方でも、サポートを受けられることも大きなメリットと言えるでしょう。
弊社では、ホットペッパービューティーの集客対策だけではなく、WEB集客の知識が豊富なスタッフが在籍しております。
MEO対策に強い他媒体の紹介にも強みがありますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
この記事では、鍼灸院オーナー向けにWEB集客（集患）の重要性や、SEOやMEO対策の方法について解説しました。
鍼灸院に限らず、全ての業態でWEBを活用した集患対策をマスターすることが、安定した経営を伸ばす上で重要です。
特に開業したばかりで固定客の少ない鍼灸院、若者をターゲットにしている場合などはWEB集患は必要不可欠でしょう。
対策にかかる手間や費用、得られる効果を考慮して最も自店にとって利益となる方法を選ぶことが大切です。
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