柔道整復師の資格を持っている人は、独立開業を検討している方も多いのではないでしょうか?
求人ボックスのデータによると、柔道整復師のスタッフ平均年収は373万円と言われています。
独立することで年収UPを目標にしている方もいれば、開業は失敗が怖いと感じる方も多いです。
この記事では、柔道整復師の方で開業を検討している方向けに、独立方法や開業に必要な条件について解説します。
CIN GROUPでは、これまで整骨/接骨院を含む1,000店舗以上の美容サロンの集客、経営サポートを行ってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
柔道整復師を持っている方の開業の選択肢は?
柔道整復師は国家資格であるため、下記の3業態の中のいずれかを選んで開業される方が多いです。
- 整骨院
- 接骨院
- マッサージ院
ほとんどの方が、整骨院や接骨院の形式で開業される方が多いです。
ちなみに、厚生労働省のデータによれば、2010~20年の10年間で柔道整復師の数は50,428人から75,786人の約50%増、柔道整復の施術所は37,997件から50,364の約32%増となっています。
競合店舗数が増えていることを頭に入れながら、どのように他院との差別化が失敗しないために重要なポイントです。
開業した後の想定年収は?
柔道整復師の正社員の年収データは冒頭で記載しましたが、開業した経営者の年収がわかるデータはありません。
しかし、開業した後の想定年収は非常に幅があり、年収1,000万円も夢ではないでしょう。
そのためには、いかに集客できるのか、利益率の高い施術を多く受けてもらえるかどうかが重要なポイントです。
開業しても儲からない?
開業しても儲からないと言われる大きな理由は、2018年には93件の整骨/接骨院が廃業していることから、経営が上手くいっていない院が多いからでしょう。
経営が上手い院と、経営に苦しんでいる院が多いことから、経営スキルの差が浮き彫りになっています。
初めての開業でも失敗しないために必要なスキルとは?
初めての開業でも失敗しないためには、下記のような経営スキルや準備が必要となります。
- 開業前の入念な準備/想定力
- 集客/マーケティングスキル
- 接客サービススキル
- 顧客/予約管理スキル
- 技術力
- 資金管理スキル
などなど…。
挙げれば切りがないのですが、代表的な項目は上記のようなことが挙げられます。
得意不得意もあれば、個人で経営される方も多いため、全部のことをしっかり身に着けることは難しいかもしれません。
売上に直結する集客対策、ネット予約の導入や顧客管理システムの導入など業務効率を良くするためには、ホットペッパービューティーの導入がおすすめです。
実際に開業するには?必要な基準や各届出について解説!
こちらの項目では、柔道整復師の資格を持った方が治療院を開業することを想定して、必ず踏まないといけない手順や、条件について解説します。
国家資格を持っている事
当たり前のことではありますが、柔道整復師の国家資格を持っていなければ治療院を開業することはできません。
よく勘違いされる業態としては整体院がありますが、整体に関しては資格を持っていなくても開業することが可能です。
あるいは、柔道整復師の国家資格を持っている方の中には、治療院ではなく整体院を経営する方もいらっしゃいます。
一定期間の実務経験と研修
以前までは柔道整復師を持っていれば、実務経験問われずに開業することができましたが、平成30年後以降は、最大3年間の実務経験と、受領委任の取扱いを管理する『施術管理者』になるための2日間の研修の受講が義務付けられました。
資格を取ってすぐに開業する人は少なく、どこかの治療院や病院で経験を積んでから独立することが一般的です。
また講習に関しても2日で終わりますので、あまり大きな問題はないでしょう。
保健所に開設届の提出
治療院を開業するためには、パーテーションの有無や施術スペースの広さ、床材などの条件が課せられています。
開設届は、開設後10日以内に必要書類を添付した上で、管轄の保険上に提出しましょう。
保健所の検査もありますので、この条件を守ったうえで内装工事をしなければいけません。
各自治体によって細かい規定は異なりますので、出店予定エリアの保健所のホームページを確認しましょう。
弊社ではエリアにもよりますが、物件や内装工事業者の紹介も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
受領委任取扱い契約の届出
保険の申請を行うために、エリアの厚生局に受領委任取扱い契約の届け出も忘れずに行いましょう。
柔道整復師団体に加入することで、手間のかかる申請を代行してもらえることもあるので、加入もおすすめです。
税務署に開業届の提出
たとえ一人で経営を始める場合でも、税務署に開業届を提出しなければいけません。
事業を開始してから1か月以内に『個人事業の開設・廃業届出書』を提出しましょう。
個人事業主の方は、青色申告書の提出をしておくことで、確定申告時に税額控除を受けられるメリットもありますので忘れないでください。
一人で開業するなら集客/顧客管理を効率化させることが大切
一人で開業する場合、業務の効率化が重要となります。
特に、予約/顧客管理、集客システムの導入は売上にも大きく関わりますし、業務時間の短縮にも役立ちます。
ホットペッパービューティーでは、治療院向けの『あはき柔整プラン』が2023年に開始するため、集客や管理システムの導入を検討されている方は、弊社までご相談ください。
また、開業前~後にやっておくべき集客対策、資金調達については下記記事で解説しておりますので、併せて参考にしてください。
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