これからネイリストになろうと思っている方や、ネイルの勉強をしている方は、「本当に自分はネイリストに向いているの?」と不安に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、これからネイリストになろうと思っている方向けに、向いている性格や適正、ネイリストの給料ややりがいについて解説します。
CIN GROUPは、これまで2,000店舗を超える美容サロンの集客・経営・採用面でのサポートを行ってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ネイリストに向いている人の5つの特徴
ネイルが好き
ネイリストに向いている方は、やはりネイル好きであることが一番でしょう。
ネイルだけに限らず美容業界は、非常にトレンドが変わりやすい業界のため、日々トレンドやネイルの情報をキャッチし続けることが非常に大切です。
ネイル好きの方は、トレンドや情報を仕入れることを苦とせずに、楽しんで情報収集することができるでしょう。
常にネイルの最新情報を知っていることは、お客様に新鮮な情報を提供したり、話題の引き出しが多いため、お客様から指名されやすい傾向もあります。
人と話すこと・人を喜ばせることが得意
ネイリストは、技術が必要なため職人のような職業でもありますが、やはりサービス業の側面が大きいです。
技術レベルはトップクラスではなくても、お客様と円滑なコミュニケーションを取ることができ、お客様を喜ばせることができる性格の方は、ネイリストに十分向いていると言えるでしょう。
お客様の要望を叶えるためには、ヒアリングを行い、どのような仕上がりにするのかを明確にイメージする必要があります。
また、ネイルの施術は1〜2時間くらいかかるので、ネイルの話には関係のないお悩み相談をされることもあるでしょう。
長時間人と話すことが好きだったり、話を聞くことが好きな方は、美容業の適正があります。
細かい作業・絵を描くことが好き
最近のネイルは、シンプルなものだけでなく、アート性が高いデザインのものも人気のため、求められる技術力も高くなっています。
ネイルデザインで言えば、長さだしで人気のスカルプネイル、サンディングが不要なパラジェルといった人気のメニューでも細かい作業が大切です。
爪先はよく見られる体の部分ですので、お客様の希望に応えるために、細かい作業ができる技術力や絵やデザインのセンスがあることも求められるでしょう。
向上心がある・負けず嫌い
ネイリストとして活躍していくために、資格の勉強・技術の向上・情報収集といったすべてのことが大切な要素です。
また、ネイリストは国家資格はありませんが、JNAジェルネイル検定やJNECネイリスト技能検定といった民間の有名な資格があります。
向上心がある方は、ネイルに関する勉強を進んで行い、知識や技術の吸収も毎日意識しています。
特にネイリストになりたての頃は、美容師のアシスタントのように、毎日閉店後に練習をする方も多いので、負けず嫌いの方も向いているかもしれません。
他のスタッフや競合店に勝ちたいという思いがあるので、歩合制のネイルサロンで働くことで、給料UPも期待できるでしょう。
マナー・常識がある
これは、ネイリストに限らずどの職業にも大切なことですが、マナーや常識があることが社会人には求められます。
店長やマネージャーに報告・連絡・相談、いわゆる「ホウレンソウ」がしっかりできるのか、お客様に対する挨拶や言葉遣いも意識しなければいけません。
マナーが悪いと同僚との付き合いも難しく、お客様にも不快な思いをさせてしまい指名をしてもらえなかったり、店舗の集客に影響を及ぼしてしまいます。
ネイリストに向かない人の3つの特徴
一方で、ネイリストに向かない人はどのような性格の方なのでしょうか?
当てはまるからと言ってネイリストになる夢を諦める必要はありませんが、今から意識して自分の考え方を変えることも必要かもしれません。
コツコツとした作業が嫌い
ネイルの施術は、爪先という限られた範囲で、さまざまな施術道具を使いこなし、複雑な工程を経て完了します。
日本人は比較的細やかな作業が得意と言われていますが、手先が器用ではない方や、長時間の作業がつらいといった方はあまり向いていないかもしれません。
また、細かい作業なので目・首・肩などが疲れやすいので、そうした体の疲れに弱い方も辛い職業だと言えるでしょう。
コミュニケーションを取るのが苦手
ネイリストで向いている方の項目で説明しているように、コミュニケーションが苦手な方はあまり向いていない職業です。
ネイルは施術時間が短くても1時間、長い場合は2時間となります。また、お客様の手先を施術するため、お客様が雑誌やスマートフォンをいじって時間を潰すことが少ないです。
そのため、必然的にお客様との会話が中心となりますし、話の内容も幅広くなります。
コミュニケーション能力はもちろん、作業をしながら会話をするスキルも重要です。
お客さんとのコミュニケーションだけでなく、同僚や上司と円滑に仕事を進めるためにも、人付き合いは大切でしょう。
顧客の要望に応え、職場環境で居心地の良い環境を作るためには、コミュニケーションは必須と言えます。
メンタルが弱い
ネイリストは多くのお客様と関わることになります。時には、「思ったデザインとは違う。」「技術力がない。」と言われることもあるでしょう。
また、歩合制や指名制のネイルサロンでは、他のスタッフと差を感じてしまうこともあるかもしれません。
上司から求められることに応えられているか、同僚との人間関係など、仕事をしていく上で悩みを抱えることもあります。
様々なお客様や同僚と関わるため、ストレスを感じやすい職業のため、メンタルコントロールが苦手な方は厳しい職業でしょう。
趣味などでストレス発散をしたり、メンタルコントロールが上手くできない方は向いていないかもしれません。
性格・印象が悪く見えてしまうネイリストとは
話さない・愛想がない
これまで、コミュニケーションが大事だと何度も言っているように、スタッフが話さなかったり、愛想が良くないとお客様は不快に感じてしまいます。
特に新規のお客様に、サービスが良くないと感じさせてしまうと、リピートしてくれることはないでしょう。
お客様が話しやすいように、自分から相手の話を聞き出すスキルも重要です。
施術時間が長くお客様との距離が短いネイリストなので、無言になっても気まずくならない空間を作ることを意識しましょう。
技術不足でオーダーに対応できない
ネイリストとして活躍していくためには、技術力も必要になります。お客様のオーダーによっては、対応できない施術もあるでしょう。
スカルプネイルや、キャラクターデザイン、流行のデザインに対応できないとトレンドに敏感なお客様はリピートしてくれません。
理想はすべてのネイルデザインに対応できることですが、絵の上手さなどは一長一短で習得することは難しいです。
しかし、最新の技術を勉強しなければ、指名を増やすこともできないので、自分の得意な技術を磨くだけでなく、新しい施術に対応できるようにすることも大切です。
手先が器用じゃなくてもネイリストになれる?
絵を描くのが下手
ネイルの絵を描く技術は、センスが試される部分が大きいです。しかし、突然のオーダーに応えられなくても、練習で回数を重ねることで上手くなります。
ネイルサロンで働くプロのネイリストは、基礎を習得した上で技術を応用して施術を行っています。
ネイルは基礎が最も大切で、繰り返し練習をして基本技術を習得することが大切です。
手が不器用だから人一倍練習をして、技術を習得することも大事ですが、独学ではなく技術力のあるネイリストから指導を受けられるスクールに通うことも検討すると良いでしょう。
アートに注力をしなくても、ネイリストの技術はファイルやケアの技術も重要です。
自分の得意分野を見極めて、自分の強みを見つけることもネイリストで活躍していく上でポイントとなるでしょう。
不器用で細かい作業が苦手
有名なネイルの上級資格を持っている方や、人気のネイリストの中でも、自分は不器用だと言っている方もいます。
誰でもネイルを始めたばかりだと、思い通りのネイルに仕上がらないものです。
自分が思っていたネイルデザインのようにならないのは当たり前。短い期間でプロレベルに成長するのは、スポーツ選手でもネイリストでも、よほどの才能がなければ不可能です。
継続してネイルの練習をすれば、ある程度の不器用さをカバーすることができます。
あとは、自分の手のサイズや相性にあったネイル道具を活用することで、ぐっと施術がしやすくなるので、自分にあったものを選ぶことで解決するかもしれません。
ネイリストのやりがいとは
お客様から感謝の言葉をもらえる
素敵なデザインを施した後には、お客様の笑顔やお礼の言葉を貰えることも少なくはありません。
「こんな素敵なネイルにしてくれてありがとう。」「〇〇さんにお願いして良かった。」と言われるのはプロのネイリストとして最高の喜びです。
お礼の言葉を言われなくても、リピートしてくれるお客様がいたり、指名をしてもらう機会が増えれば、自分がお客様から必要とされていると感じるでしょう。
結婚式や大切な瞬間に合わせて来店するお客様も多く、お客様の幸せのサポートをしていると実感する機会もあります。
お客様の幸せや喜びに直接関わることができるのは、美容に関するネイリストならではのやりがいと言えるでしょう。
自分のデザインが形になる
最新のデザインだけでなく、オリジナルのデザインを考え出すこともネイリストとして大切な業務です。
ネイルデザインは、アート性やパーツの組み合わせなど多岐に渡りますが、自分のアイデアを形にしてお客様に楽しんでいただけることも、ネイリストの魅力でしょう。
自分のオリジナルのデザインが雑誌に掲載されたり、SNSで反響があったりなど、自分で考え出したアイデアが評価される機会もあるかもしれません。
人との出会いがある
様々なお客様と関わりがあるネイリストは、長年勤めていると貴重な出会いもあるでしょう。
常連のお客様の大切な記念日や結婚式に合わせたデザインを頼まれることもあります。さらに、有名な女優さんや、SNSで活躍するインフルエンサーの方から専属でネイルを任されることもあるかもしれません。
こうした貴重な体験や、思いもよらない出会いがステップアップの機会に繋がるでしょう。
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まとめ
この記事では、ネイリストになりたいと思っている方に向けて、ネイリストに向いている人の性格ややりがいについて解説しました。
向いていない性格に当てはまる方は、お客様の幸せに関わることができる職業なので、早速ネイルサロンに就職をするなどして、プロのネイリストを目指しましょう。
技術力に不安があり、自分はネイリストの適正がないのでは?と感じる方でも、スクールや資格を取ることで苦手を克服できるかもしれません。
ネイルが好きならば、諦めずに自分の短所・長所を理解して、自分がどのようなネイリストになり、お客様に「美」を提供できるのかを考えてみることがネイリストへの第一歩となるでしょう。
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